#3258/3589 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 24/10/27 12:10 ( 30)
感想>「おいしいごはんが食べられますように」ネタバレ注意
★内容
職場の同僚の三角関係の話で、二谷(男)は、芦川も押尾もアパートに
連れ込んでコイタスをしている。
芦川はぶりっ子みたいな女子だが、片頭痛がするとか言ってすぐに早退する。
その癖、帰ったら治ったなど言って、お菓子作りをして、早退したお詫びに、
と、みんなに配ったりする。
それがだんだんエスカレートして、芦川は、ケーキやら焼き菓子をしょっちゅう
みんなに配る様になる。
押尾は、このぶりっ子ぶりが気に入らなくて、ケーキを食べないで
コンビニ袋に入れて芦川の机の上に夜間戻しておいたりする。
何故か二谷も、袋に入れて足で踏み潰したものを芦川の机の上に
おいておいたりする。
が、芦川さんに酷い事をしているのは押川さんだ、という事になり、
押川は職場のみんなから攻撃される。
そして退職。
二谷も、自宅アパートから2時間半かかる別の支店に転勤になり、
引っ越す事となる。
感じとしては、頭の軽いぶりっ子芦川が意地悪な二人を追い出した、
という感じなのだが。
別に二谷は芦川を嫌っている訳ではなく、遠距離恋愛して、将来結婚
してもいいとか思っている。
だったら何故ケーキを踏み潰したりしたのかは謎。
それよりも、今時の職場の男女ってあんなに簡単にコイタスするのですかね。
自分のサラリーマン時代を思いだすと、女性は圧倒的に少ないが、
ちょっときれいめな女性が入ってくると、大抵誰かと付き合う、という事に
なっていましたね。
それが進んで社内結婚とかになるのだが。
これが芥川賞なのか、と。選考委員の内、松浦寿輝と奥泉光が絶賛していた。
そんなに優れているのかなあ、とも思うが。
キーパーソンの芦川が何を考えているのかが全く書かれていないので、
色々想像するにはするが。