AWC もっとよくなるはずだけれど   永山


        
#3112/3612 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  24/06/08  17:51  ( 26)
もっとよくなるはずだけれど   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「イップス」第九回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 シチュエーションは、推理物のドラマにある定番の一つと言える、犯人が図らずも別
人のふりをせざるを得なくなるパターン。毎回使えるものではないので、必然的にたま
にしかない、一つのドラマのワンシーズンにつき多くて一つあるかないかぐらいの割合
でしょうか。「古畑任三郎」シリーズで言えば、第二シーズンの風間杜夫回と第三シー
ズンの玉置浩二回がこのパターンに分類できるでしょう。どちらも古畑任三郎のエピ
ソードの中では、屈指のシチュエーションコメディ? ^^;)
 そんな訳で、笑えるという意味での面白さは保証されたようなもの。実際、いまいち
な話が多い――笑いの点でもしらけることの多い――本ドラマでも、今回は面白く感じ
られました。
 となるとあとは、いかなるアイディアでもって犯人を追い詰める決め手とするかに掛
かってくる。今回の話で言えば、死体の隠し方。で、謎解きされてみればなかなかユ
ニークで、伏線も一応あったのですが、切れ味がやや鈍かったかな。理屈優先で、推理
を語るのにも時間を要しているし、そもそもその方法だと八分間で成し遂げることは可
能か?という疑問もなくはない。
 序盤、二人目の被害者となる人物の正体がマジシャンであることはすぐに察しが付き
ましたが、顔を知られていない有名人となるとどんな形があるかな、マスクマジシャン
だと実際にいたのと被るし……なんて思っていたら、まさかの忍者マジシャンだった。
これはお見事。(^^)
 最後、宝くじが当たっていたというのも予想通り。悪くはないけど、ちょっとした捻
りが欲しいなあ。
 縦糸の歪な十字架模倣事件はちょっぴり進展? ここ数回、黒羽ミコの弟が怪しい動
きをしていますが、ここまであからさまだと逆に、やっぱり犯人側ではないという展開
に期待したくなってきたです。

 ではでは。





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