#3101/3610 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 24/05/29 17:08 ( 23)
定番をより面白く 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「アンチヒーロー」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。
観る方のハードルが段々高くなってきております。
前回、ターゲットとして明確になった瀬古が、あっさりと退場。長引くものと思って
いたので拍子抜けでしたが、ある意味よかった。というのも、前回の感想にも書いたよ
うに、ターゲットが明らかになったことで物語がスケールダウンした印象を受けたの
で。ここでだらだらやられるよりは、ずっといい。
ただ、瀬古が早々に退場する流れだからと言って、意外さはあったかというと答は
ノー。証人・証言を巡っての芝居や駆け引き、悪役の設定を含めて、想像の及ぶ枠をは
み出すものはなかった。次回への引きとなるクリフハンガーですら、その手で来たかと
いう程度で驚きは小さい(あの廃棄物の山からよくシャツを見付けたなという驚きなら
ある)。そういった既視感がイコールつまらないとはなっていない、むしろ面白いのだ
からそこには見せ方の妙があるんだろうなー。とりあえず、主人公の明墨のキャラク
ターが魅力的なのが大きいような。
正直な感想を述べるなら、既存のよくあるパターンを巧みに組み合わせたのが本ドラ
マだと思ってる(今のところ)。少し前に感じた“一筋縄でいかない雰囲気”が、具体
的に現れてくれるかどうかで、評価がだいぶ変わってきそう。
不可解なのは、瀬古の「知っていることを洗いざらいぶちまけるかも」という脅しに
対して、検事正の伊達原はまるで意に介していない点。「今のあなたの発言を誰が信じ
るでしょうかね」と返していたけれども、私なんかは「世の半数は信じるんじゃないか
しら?」と感覚的に思う口なので、何を根拠にそこまで自信満々でいられるのかが不思
議でならないです。
ではでは。