#3019/3585 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 24/03/25 17:16 ( 27)
エヴァンズは後回しにしてしまった 永山
★内容
WOWOWのドラマ「坂の上の赤い屋根」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
残りあと一回とあって、一気に盛り上げてきた感がありありと。
途中、記憶喪失のはずの小椋が事件現場でありかつての自宅でもある屋敷に長く滞在
する内に、青田彩也子であることを思い出したかのような描出がありました。見ている
側としては、本当に記憶が蘇ったのか、それとも小椋が大渕の自伝その他資料を読み込
んだことに加え、殺害現場を訪れたことにより理解が進んで犯人になりきった記述がで
きるようになったのかは、判断できず、もやもやがしばらく続きました。ある意味、フ
ラストレーションがたまっていたところで、今回のラスト近くにて、小椋が「私が青田
佐弥子です」と、大渕の妻にして無意識のしもべである礼子の前で発言。これにより一
気に色が染まってすっきり。
そこに続けて、礼子が小椋を刺すというショッキングな展開へ。副編集長で小椋の担
当だった(今回外された)橋本が駆け付けるも、特に騒ぎ立てず、普通に立っているの
が何とも不気味。やはり橋本も何らかの隠れた意図を持って動いていたのは間違いない
ようですが、その意図が何なのか想像が働かないなあ。小椋(青田彩也子)が刺される
ように仕向けていた感がなきにしもあらずなことも含めると、橋本も過去、青田彩也子
に何らかの害を蒙っていたなんて展開になるのかしらん。大渕が小学生のときに殺した
女子児童の関係者……っていうのはいまいちぴんと来ない。でも、半ばで、礼子から取
材費二百五十万円を要求されて、その場で払いますと即答している辺り、事件にかける
執念めいたものを感じさせる。
小椋が正体を垣間見せつつあるのに対して、主犯だったはずの大渕の方は、これまで
超然とした態度を取ろう・利用できる者を何でもコントロールしてやろうという空気が
感じられていたのが、平凡な人間くささが出て来たような。その変化の理由というかき
っかけが何なのか、見逃したのかよく分からなかった。
あと、弁護士失踪の件がほとんど触れられなかったけれど、本筋の事件と関係あるの
かないのか。
ではでは。