#1933/3569 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #1926 ***
★タイトル (AZA ) 21/09/18 17:11 ( 49)
未・読了>らいと・ひるさんの『アリスの二重奏』 永山
★内容
本題の前に……ブックマークを一つのエピソードに付けていたため、そのエピソード
だけPVが他より微増しているかも。紛らわしいことしてすみません。
「■鉄拳」まで読みました。ミステリ色が強めになってきた感があって、わくわく。
と、まずは気になった箇所の指摘をば。
一つは私の読み落とし故かもしれません、と予防線を張っておきます(汗)。
@@引用開始(指摘付き)@@
底倉の方はちゃんと悪いことだと把握できているが、さすがに宮ノ下は人間性の
↑
えっと、「さすがに」と形容する根拠、つまり“底倉よりも宮ノ下の方が悪質である
のは当然”と判断できるほどの差違が、このシーンに至るまでに描かれていました?
犯罪行為を攻めているのに、それすらただの苦情と思っているのだろう。
↑
「責めている」かと
そう、宮ノ下を攻めるこの行為も相手を支配する事だと自覚はしていた。ただ
↑同上です(^^;
@@引用終了(指摘付き)@@
内容でまず気になるのは、孝允らの行く先々で、いじめ案件が発生していることか
な。孝允らの視点で言えば、一つのことが片付いてから次という具合に、順序よくいじ
めが発覚しているし。
ミステリにおける名探偵の事件遭遇率の高さ、みたいに割り切ればいいんでしょうけ
ど、今のところ、偶然の多用のように感じてしまいました。
ただ、(探偵でもない主人公が)次々に起きるいじめ案件を解決していくという、あ
る意味これまでにない形を取った作品と言えるから、このスタイルに読者が慣れさえす
れば、上述の名探偵と事件みたいに、違和感を(あまり)覚えなくなるものかもしれま
せん。
作り手として気になったのは、温泉回におけるいじめ案件は、完全に独立した話なの
か、他とつながってくるのかという点です。サービス回として構想していたのなら、そ
こで起きる事件は独立していて当然かなと思いつつ、これで他とつながりがあったら凄
いかもしれないと警戒。(^^) ※この項目へのレスが後の展開のネタバレになるようで
したら、とばしてください。
温泉回の次のエピソードはまだ出だししか読んでいませんが、章の冒頭における前振
りのおかげで、何らかの仕込みがあるんじゃないかと、否応なしに予感させますね。物
語の導入として、お手本のよう。読むのをここで区切るのを迷ったほどです(目の疲労&
時間の都合によりやむなく中断 ^^;)。
局面が新しい段階に入った雰囲気も出ていますし、飽き云々に対する答として、この
構成の仕方が正解なんだろうなと納得しました。
ではでは。