#1859/3588 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 21/07/23 13:15 ( 27)
出だしの抑制が必要 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「IP〜サイバー捜査班」第四話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
序盤から、捜査班の部屋に、対策を求める抗議の電話が殺到する展開で、何だかわち
ゃわちゃして落ち着きがない。そんな中、レギュラーキャラの一人はぼそぼそとした口
調でしゃべるわ、今回の被害者の関わる歌が流されるわで、うるささに拍車が掛かる。
これでは物語に入っていけない(私の耳の聞こえがよくないというのを差し引いても
)。
そういうざわついた序盤を抜けると、現代にいかにもありそうな事件で、興味深い展
開が続く。これはもったいない。入口をもっと大事にすべきだったと思う。サイバー捜
査班に苦情電話が殺到するなんてコント的シーンは省くか、(後に班長がやったよう
に)電話回線のシャットアウトを早々にするのが適切だったように感じたです。
事件の方は意外性があって悪くないんだけど、視聴者に伏せられた情報が多々あるの
はつまらない。観ていて多少なりとも論理的に真相に辿り着くのが難しすぎる。想像す
るしかない。
あと、社長やもう一人の歌手は、警察からすれば一応、護衛すべき対象でもあったの
に、その割には簡単に行方知れずになる展開に、違和感を覚えた。ストーリーの都合で
こうしたのかって映る。
今回は、ミスばかりする捜査一課の刑事らの出番はなかったような気がしますけど、
それでも捜査全体に何やかやとミスがあったことになるなあ。やっぱり、京都府警は抗
議していいレベルなのかも。(^^;
よかったのは、死んだ歌手の姉の立ち位置、たまたま入った喫茶店のBGMに妹の歌
が流れていた、その感激をネットに書き込んだことがきっかけで、妹の身元が特定さ
れ、自殺につながったというのは、悔やんでも悔やみきれない一方で、そんな感想すら
書き込むことに慎重な判断を強いられるネット社会への警鐘、その象徴のようで興味深
かった。
ではでは。