#815/3573 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 19/02/24 18:51 ( 38)
本の感想「ネクストギグ」 【ネタバレ】 ぴんちょ
★内容 19/03/01 15:21 修正 第6版
あんまり長い作品は読まないのですが
AWCメンバーの友達の友達ぐらいの人が書いた、というので読んでみました。
あと、拙作「長野飯山殺人事件」をロックバンド内の内ゲバという設定にしたら
どうなるか、という野心があったので、参照の為に読んでみたのですが。
うーむ。全体としてサブカルを調べてコピペした、という感じは否めないですね。
179Pあたり、ロックとは何か、
黒人のr&bと白人のカントリーが化学反応云々、
エルビスがどうのマイルス・デイヴィスがどうの「理由なき反抗」がどうの
というあたりは、なんか、、、
(ロックについては調べてコピペという手付きみえみえなのだが
途中の地下アイドルどうのに関しても、調べてるーとしか言いようがない)。
展開もなんだかなぁ、と思える。
途中、主人公が重要参考人(物故者)の異父兄妹というサプライズがあるのだが
これによって物語が大きく変わっていく、事もなく、事態は淡々と進んでいく。
あと、かいわれ大根なるアーティストが突然探偵になるあたりもなんだか。
だいたいかいわれ大根に再会したのも偶然なのに、なんでいきなり探偵になるのか。
大団円の犯行の動機はロックの本質論っぽいのだが。
しかしそこに至るまでのサブカル的ロックうんちくのコピペが激しすぎるので
この大団円のロック本質論もコピペなんじゃないかと疑いたくなりましたね。
(ちょっとぐぐってみたら「ドルフィン・ソングを救え」など、やっぱり
そういう動機はあるらしい。)
(やっぱり、小説は自前の問題意識で行くべきもの、と思いました)。
その他疑問点。
殺人事件で保険金は下りるのか。
あと、「刑務所で練習していろ。何時までも待っている」
みたいな台詞がありましたが、日本では二人殺したら死刑では。
(追記。文中にある”コピペ”というのは、
丸写しというのではなく、
「調べて書いた」という意味合いですので念の為。)