#32/569 ●短編
★タイトル (yiu ) 02/09/22 10:11 ( 44)
スタンド・バイ・ミー〜一夏の恋の物語〜 滝ノ宇治 雷華
★内容 02/09/25 15:25 修正 第3版
登場人物俺(今井 克)
高橋 由果
夏が来るたび思い出す。
二年前のあの、夏。
状況は一変していた。
俺にふりかかった、同じクラスの女子を俺が好きという話。
迷惑だった。 だって二年前のあの出来事を思い出すもの。
2000年初夏。
世界がミレミアムとか騒いでいた年。
俺はいつもの学校でいつもと変わらぬ毎日を送っていた。
そんな時、転校生の高橋 由果という女子がやってきた。
はじめはどうせ他人だから、興味もなかった。
そのうち、趣味のお絵描きのノートを持っていって、
由果も絵を書くのが好きだった。
見せッこもしていた。
そんな中、
由果のことが好きという男子が4人もいた。
由果はその中の3人が嫌いらしく,頼ってきたのは俺だった。
でも、自然と俺はその四人の中の一人になっていた。
そう、俺は由果のことが好きになっていた。
でも、告白しようとは思わなかった。
だって毎日一緒に帰っていたし、由果いるのが、当たり前だと思ったいたから。
でも、急に終わってしまった。
林間学校がやってきた。
始めての泊まり。
コレを機会に、由果と思い出をたくさん作ろうと思った。
運良く、由果と、同じ班になれたので、共に班行動をしていた。
ホテルについた。皆疲れて,汗だくだ。
夜、皆が寝た後ドアが開く音がした。
そしておもむろに俺の布団に誰かが入ってきた。
それは由果だった。
唇に由果の唇のやわらかい感触がする。
目がさめた。昨日夜中まで起きていた俺は、同じ部屋の男子たちに起こされた。
朝食の会場に向かうと由果が、顔を赤くしてこちらを見つめていた。
林間も終わり,始業式がやってきた。
いつものように席に座る。
先生がやってきていった言葉は、
「高橋 由果さんは、転校されました。」
その瞬間,頭は真っ白になった。
切なかった。寂しかった。悔しかった。
それから,2年後,今。夏の空,とびっきりの笑顔で笑う、自分がいた。
<完結>