#582/598 ●長編 *** コメント #581 ***
★タイトル (sab ) 21/10/31 08:58 (369)
「仏教高校の殺人」8 朝霧三郎
★内容
放課後になって、妃奈子はのこのこと、体育館倉庫に現れた。
よく来たな、と思ったが、あれだけアッシー君をやってやったのだから
当たり前か。
俺は、半地下になった体育館倉庫に入って行くと、マットの上を指さして、
「さあ、そこに腰を下ろして」
「やだ、こんなところ、スカートが汚れるじゃん」
「そう思って、俺がシートを用意してきたよ」
ダイソーのレジ袋からブルーシートを出すと、バサーっと広げてやった。
「さあ、座れ」
そして俺も座ると瞳を覗き込んだ。
なんでこんなに薄暗いところで、まぶしそうな目をしているの?
全く厭離穢土を知らない顔だ。
リエラや望花とは真逆。
「お前も解脱しなければならないが、その為には滅私しなければならない」
「えぇ?」
「リエラみたいに、拒食症になって、即身仏的に滅私するのは分かりやすいが、
お前みたいに、平安仏教みたいに、やりたい放題したまま瞬間的に解脱するには
まず滅私…」
「何で滅私するのよ」
「それは…滅私しないと解脱出来ないだろう」
こっちの企みは、滅私、つまり自己の無い状態、つまり変性意識状態にして、
無意識に働きかけて、その瞬間に条件反射を入れてやろう、というものなのだが。
「それは、自分っていうのは“なまぐさ”みたいなものだろう。
それを捨てて自分の胸にある仏性と宇宙のオウムを一致させるのが解脱なんだから、
自分の“なまぐさ”は捨てないと。
だから、まず第一段階として、自分を捨てないと。
では、自分を捨てるにはどうするか」
俺は妃奈子のまぶしそうな目を見詰めた
「ちょっと変な話しだけれども、セックスのときに、マッチョな自分がいて、
勃起したちんぽがあって、相手の女もそれを求めているというんじゃあ、
そんなノンケのセックスでは、明らかに自分があるので、滅私出来ないんだよない。
逆に、LGBTの人なんて、自分が醜いと感じてインポになるのか、
とにかく萎えているんだよ。
だから相手の女に美しい男性のペニスを受け入れるコーマンがあったら
ダメなんだよ。
コーマンはない、そういう状態で結ばれるとしたらどこに入れるか、
…アナルに入れる。
だから、アナルに入れるようなセックスをする時には滅私しているんだよ。
ゲイは、自分が彼で、彼が自分でとかいうでしょう、彼のペニスが自分の
ペニスだ、とか。
あれは、主体を失っているんだね。
まあ、城戸から聞いた話だけれども。
だから、アナルでやる時には主体がなくて滅私している。
これは、オスのゲイの場合だけれども、女がアナルでやる時もそうなんだよ。
その時コーマンは空っぽで、女としての主体は意識されていないんだから。
だから、アナル周辺をマッサージすれば…、そうすれば、滅私出来る」
と、ブレザーの上から、肩から二の腕あたりに触れながら語った。
「アナル」とか話しても特に拒否反応を示さない。
やっぱり城戸弘の情報は正しかったのか。
「お前、アナル、平気?」
「えぇ?」
俺は腕から手を滑らせて、手を握った。
かすかに握り返してくる。
OKサインだろうか。
「こんな倉庫はムードがないな」
とスマホを出した。
「音楽でも聴く? ラジオでもかけるか、いや、俺、J−WAVEのジングルが
好きなんだ、それだけコピペした録音があるから、それ聞こうよ」
ブルーシートの上にスマホを置いてスイッチを押すと再生されだした。
「エーリィワンぽいんスリー、ジェーウェーブ
ジェジェジェ、J−WAVE
ジェイ ウェーブ ジャム・ザ・ワールド on81.3
JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE」
「さてそれじゃあ解脱を開始するか」
と、俺は、妃奈子をマットレスに押し倒す。
妃奈子はなんら反抗しないで、横を向いていた。
ブレザーの前をはだけて、ブラウスを脱がせると、ブラが出てくる。
フロントホックのブラを寄せて外すと、ぶるぅ〜んといって白い乳房、
色素沈着していない乳首が露出したが、おっぱい星人ではなくケツフェチの
俺にはなんとも思わない。
スカートのホックとファスナーを下ろして、スカートを下ろそうとすると
ケツを浮かせて協力してきた。
そして、パンツをぺろりん。
見たくもない陰毛が現れる。
しかし、両膝の裏を手で押してまんぐり返しの状態にすると、なんとも綺麗な、
杏仁豆腐かババロアの様な白い尻に、かすかにピンクのアナルがあって、
綺麗にシワがよった肛門があった。
「ちょっと自分でおさえてて」
と妃奈子にもたせる。
俺は両ケツのほっぺを掴むとひろげた。
綺麗なアナルの皺がのびる。
とれから閉じては又開き、閉じては又開き、と肛門を開閉する。
指を入れる寸前まで肛門に近づける、と又広げた
「どう感じる」
「う、うん」
だんだん肛門を開け閉めしているうちに、ねとねとと粘度が出てきた感じもする。
何か分泌しているんじゃないだろうなあ。
しかしそれは生々しくも感じる。
頭上からはJJJJ−WAVEのジングル。
「JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE
J−WAVE トラフィックインフォーメーション
J−WAVE ウェザーインフォーメーション ブロートゥーユー バイ
JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE」
突然俺は、がバーッと覆いかぶさると、妃奈子の頭の横に肘をついた。
後頭部に手を回して顔を引き寄せると
「こっちを見て」
と言った。
ぎょっとしてこっちを見る妃奈子。
俺は、妃奈子の目に舌先を伸ばす
「ちょちょちょ、なにぃぉ、する気」
「キッスは目にして!」という昭和の流行歌が脳内再生される。
それから俺は眼球に舌先を入れる。
「ひぃー」
と顔をそらす妃奈子。
「なにするのぉー、もしかして、結膜炎を蔓延させたのはあなた?」
「違うよ」
「じゃあ、なんで」
「そりゃあ、俺だけを見ていてほしいから。
メーテルが他の野郎とやったらダメだろう。
だから、メーテルにはコーマンはないし、だからアナルでやって、そして、
俺だけを見ていて」
と舌を目に入れようとする。
頭上でJ−WAVEのジングルが鳴っていた。
「JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE
エイティーワン、ポイントスリ〜〜〜〜、ジェ〜〜〜イ、ウェ〜〜〜ブ
ジェイ、ウェーブ グルーヴライン」
「そんな事したら、集中出来ない、解脱も出来ない」
又顔をそらす。
「それでもリラックスしてこそ、本当の解脱で、さあ、目は気にしないで肛門に
意識を集中して」
「無理ぃ」
「さあいいから」
瞼をやっとこ開いたところで目に舌を入れる。
「さあ、リラックスして、肛門に集中して」
と右手でお尻のほっぺをひらいた。
「JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE
おはようございます。Good morning. It's five o'clock, from
the J-WAVE Singin' Clock」
それから5分、いや7分か、目をなめつつ、片手で尻のほっぺを開閉していた。
スマホからはJJJ、J−WAVEのジングルが流れ続けていた。
行為の後、妃奈子は腰を浮かしてパンティーを上げたりスカートを履いたり、
ブラウスのボタンをはめたりしていた。
衣服を直し終わると、ふぅーとため息。
「どう、行った」
「うーん。
マッサージだけじゃあ。
それに目の方に気をとられていたし」
「それでもちっとは」
「うーん」
「何%ぐらい?」
「そうだなあ」
と親指と人差し指を大きく広げてから縮めて
「このぐらいかな」
と10%ぐらいの幅にした。
「10%かぁ」
既に再生は終わっていた、スマホを握ると、ディスプレイを操作して、
もう一回再生させる。
「エーリィワンぽいんスリー、ジェーウェーブ
ジェジェジェ、J−WAVE
ジェイ ウェーブ ジャム・ザ・ワールド on81.3
JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE」
妃奈子の耳元に近づけた。
「お前、今、コンタクトしている?」
「してるよ」
「ふーん」
そして瞳を見つめた。
向こうはじーっとこっちを見ていた。
「なに」
「コンタクト、ズレたりしない?」
「別に」と妃奈子は言った。
「つーか、目が痛くなっちゃったよ。
あんなに舐めるから、それとも、こんなアンモニア臭いからかなあ」
と倉庫の低い天井を見渡す。
「ここ、アンモニアくさくない?」
「え」
というと俺はあたりを見回した。
体育館の北にはプールがあって倉庫との間に更衣室とトイレがある。
「トイレの配管がどっかにあって、そこからアンモニアが漏れているのかなあ」
「いやぁねえ。
つーか、君の瞳も充血している感じだよ」
「え。
マジ?」
と俺は目をこする
家に帰ると、さっそく裏snsにアクセスして梵天に報告した。
大迦葉:条件づけをした積りだったが、全然反応しなかったよ
梵天:君、何をやったの?
大迦葉:片手でアナルをマッサージしつつ目にキスをしたよ
キッスは目にして!
梵天:多分君はこんな事を思ってやっていたんだろう
母やメーテルの愛は完璧なもの
何時でもおっぱいをくれる完璧な愛
だからメーテルには性器が無い
だって性器があれば他の男とやっちゃうから
他の野郎とやっている間は、おっぱいをくれなくなる
だから、何時でもこっちを見ていて、キッスは目にして!
大迦葉:図星だ
梵天:だけれども、食べたり食べなかったり、おっぱいをくれたり
くれなかったりする、というのは、有機体的で、浄土教的な感じがする
霊験あらたかな密教では、人が完璧を求めるのは、母の完璧な愛がほしいから、
ではなくて、完璧な宇宙の真理と無機的つながりたいから、なんだよ
何故なら、人間も微小なレベルでは元素であり宇宙も元素だから、
つながりたいんだね
そしてつながる時には、ツーっと気が通電する感じだ
通電的、無機的、電気的
そして、通電する箇所は、それは、どこかというとチャクラ
本当にトランスして宇宙のオウムと合一するとしたら、肛門じゃなくて、
チャクラ、腺を刺激しないと
大迦葉:ふむふむ
梵天:チャクラは上から
第六、第七は脳
第五チャクラはのどの腺
第四チャクラは胸腺、乳腺
第三チャクラは肝臓
第二チャクラは膵臓
第一チャクラは、尾骨とか言われるが、実は、前立腺
宇宙のブラフマンと人間のアートマンに気のやりとりの、人間側の受容体が、
この前立腺のチャクラだから、そこを刺激しないと、宇宙には通じない
女には前立腺はないが、いわゆるGスポットが前立腺相同だから、肛門側から
Gスポットのあたりを刺激してやれば、第一チャクラを刺激出来るかも知れない
そうすれば、宇宙との交信状態になって、その時にはトランス状態になる
可能性がある
そのいう状態は、変性意識状態だから条件づけがしやすい
大迦葉:よっしゃー!
翌日も放課後、体育館倉庫に行くと、ビニールシートを敷いたマットの上に
座って俺は語った。
つーか説教。
「前に、望花が言っていたが。
妃奈子なんて、推薦で仏教系の大学に行くんだろう。
望花は、高卒で就職して家に金を入れなくちゃしょうがない。
それで、面接に行ったんだって、立川の方のオフィス街に。
帰りに、立川の高島屋でコート、秋物のコートを眺めていたんだって。
『来年、就職して賞与が出たら、こういうのを買えるだろうか』と値札を見て、
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、三〇万円の値札に目を剥いていたら、
DQNな店員が出てきて、
『手がでないっしょ。
貧乏人には。
それ、ユニクロ?』
と望花の着ているコートを指さしたんだって。
バカにしやがって。
ショップの店員の癖に。
それでもう疲れちゃって、デパ地下であんみつでも買って帰ろうか、
とエスカレーターで下ってあんみつ買ってふらふら歩いていたら迷ってしまって、
気が付いたら、地下駐車場に出たんだって。
そうしたら、車寄せで、ドアマンのユニフォームを着た警備員が車を誘導していて、
ベンチに妃奈子、お前とお前の母親が腰掛けて車を待っていたというんだよねえ。
そうしたら7シリーズクラスのBMがすーっと入ってきて、停車すると、
ドアマンが、トランクに、靴の箱だの帽子の箱だのを4個も5個も積んでいたと。
それを見て、自分の買った榮太郎のあんみつ1ケ500円がとっても惨めな
気がして、涙が滲み出てきたというんだよねえ。
これが最大の贅沢で、普段はいなげやのイカフライと薄い味噌汁とご飯、
ぐらいの食生活。
それだけ、お前もお前の両親も7シリーズのBMも“なまぐさ”の原因に
なっているっつーの。
だから、なんとしてもお前は解脱しないと。
だから今日は、挿入だ」
言うと俺はきっと睨んだ。
「えっ?」
と一瞬たじろぐ。
「平気だろう。
やった事ない?」
「うーん」
首を斜めに傾ける。
「便秘してないだろう」
「う、うん」
「じゃあ、まず、雰囲気を出すために」
俺はスマホを出してJ−WAVEのジングルを再生した。
「エーリィワンぽいんスリー、ジェーウェーブ
ジェジェジェ、J−WAVE
ジェイ ウェーブ ジャム・ザ・ワールド on81.3」
俺は立ち上がると、がばーっとズボンを下ろす。
ゆっくり皮を剥いてから2、3回しごく。
それでもう勃起していた。
コンドームを取り出して、自分で装着する。
「さて、入れるか」
妃奈子を押したおすと、前をはだけさせて、しばらく乳房を揉んでから、
パンティーをぺろりと脱がした。
うんすじはついていなかった。
まんぐりがえしの状態にすると、はんぺんかマシュマロの様な白い尻が現れた。
かすかに桃色の肛門に綺麗な皺がよっている
オカモトペペ2、3センチをその桃色の肛門にたらす。
「冷たい」
「我慢して」
俺は人差し指で、まんべんなくひろげた。
「じゃあ、行くよぉ」
言うと、鬼頭を白い肌の桃色の皺にくっつけた
少し突くと、ぬるっと滑り込む。
「ああっ」
とため息をもらす。
前立腺相同部はこーまんのGスポットの裏側あたりだから、鬼頭を挿入して更に
数センチのところだろう。
そこまで挿入すると、上の方を擦るようにゆっくりとピストン運動させた。
「ああーっ」
といいながら妃奈子は上三白眼でこっちを見ている。
頭上のスマホからはJ−WAVEのジングル。
「JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE
エイティーワン、ポイントスリ〜〜〜〜、ジェ〜〜〜イ、ウェ〜〜〜ブ」
「どう?」
「ちょっといい」
「じゃあもっとやるから」
「JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE」
「どう?」
「よくなってきた」
俺はゆっくりとペニスをこすりつけ続けた。
「うーわあーーー」
「JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE」
俺も興奮してきた。
興奮すると、「キッスは目にして!」が脳内再生される。
なんでだ。
俺は妃奈子に覆いかぶさると、両手で耳のあたりを抑えて、またまた眼球を
舐めようとした。
「またぁ? なんでー」
妃奈子、は首を振った。
「メーテルの愛がほしいといったけれども、それは銀河的な、宇宙的な愛なんだよ。
おっぱいをくれたりくれなかったり、という感じじゃなくて、胎内でへその緒が
つながっていて、常に栄養素が通電しているって感じで。
通電するのはここなんだが」
言うと俺は鬼頭を、Gスポット裏側にこすりつけた
「ここでつながっているんだから、だから、じーっと俺を見ていてくれる
筈なんだよ。
だから、キッスは目にして!して!して!」
その状態で顔を近づけると、肘をついた手を伸ばして、瞼を指で開いて眼球を
舐めたり、息を吹きかけたりした。
舐めると同時に肛門からペニスを挿入して入念にGスポットの裏を
こすっていたので、妃奈子は半ば行っている感じで、目がうるませていた。
しかし、瞬きはしていたが。
そういうのを6、7分間、続けただろうか
終わってから、「今日はどうだった」と言いながら、精液入りコンドームを外すと、
うん〇がついているかもしれないので、結んだりしないで、コンビニ袋へ。
「どうだった?」
「うーん」
指でメモリを作って、
「このぐらい」
と60%ぐらいの幅を作った。
「そんなに行った」
妃奈子は自分でウェットティッシュで拭くと、こっちのもっているコンビニ袋に
入れてきた。
妃奈子はパンティーを上げてスカートを履くと、ブラウスのボタンをはめる。
コンビニ袋の口を結んで放り投げると、スマホで、J−WAVEのジングルを
もう一回再生して、妃奈子の耳に近づける。
「JJJ、J−WAVE
JJJ、J−WAVE
J−WAVE トラフィックインフォーメーション
J−WAVE ウェザーインフォーメーション ブロートゥーユー バイ」
「あれれれれれ」
と瞬きする。
「あらららら、コンタクトがズレた。
目の裏に入った」
と妃奈子。
(キターーーーーー!)
家に帰るとさっそく梵天に報告。
大迦葉:今日は上手く行った
梵天:でも、ペニスを入れて擦っただけだろ
大迦葉:そうだよ
この調子で明日もやれば上手く行くかも知れない
梵天:いやいや、甘いね
ペニスで擦るなんていうのは有機体的で
気を送るのだから、通電させなくちゃ
大迦葉:通電? どういう
梵天:バイブレーターで
LGBTだって、最後には、エネマグラだのバイブレーターだのを使わないと
オルガスムは得られないのだから
射精のオルガスムはあってもね
バイブを使っていかせるしかないね
そうすればトランスして、その間に条件づけが出来るかも知れない