#9084/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 16/10/30 20:29 ( 31)
ドラマWのWかしら 永山
★内容
WOWOWのドラマ「ふたがしら2」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
弁蔵と宗次は御金蔵を狙うべく、江戸城の正規の図面を手に入れるが、伝説の大泥棒
が遺した見取り図にあった蔵が、正規の方には描かれていない。どちらも正しいとすれ
ば、何があるのか。
一方、甚三郎は弁蔵ら壱師の動きを察知。かつて、盗賊団・赤目に潜入捜査をしてい
た火盗改めを揉み合いの流れとはいえ愛用の匕首で殺害し、赤目の掟を破りながらも赤
目を守った自負のある甚三郎。取り返した匕首で、いよいよ弁蔵と宗次に復讐を果たそ
うとする。そこへ現れた蔵蔵。表では侍をやっていることを理由に疑われていた蔵蔵
は、己の兄貴について語る。真面目を絵に描いたような男で、火盗改めをやっていた
が、赤目盗賊団に潜り込んだ際、殺されてしまったという。甚三郎は自分が殺した男の
ことと察するが、無論口には出さず、蔵蔵とは付かず離れずの関係を保つ。
蔵蔵が甚三郎と会っていることを把握していた弁蔵と宗次は、目の前に現れた蔵蔵を
詰問し、ただの町人ではなく、盗人だと吐かせる。蔵蔵はその嘘の白状に沿って、壱師
の計画を知っていること、そして二つの図面の違いに関する秘密を教える。問題の蔵は
幽霊蔵と呼ばれ、存在を隠されている物。伝説の大泥棒が、かつて江戸城大火の折、火
消しに化けて潜り込み、いずれ盗みに入ろうと細工を施していたという。この事実を土
産話に、壱師に入れてくれと言い出した蔵蔵。彼を弁蔵は信じるが、宗次は疑いを拭い
きれない。結局、お目付役つきで仲間にすることに。
そして決行の日が来た。地下の隠し通路を通って場内に侵入した壱師の一味だった
が、幽霊蔵には鍵穴がなかった。
――この辺りまでが中盤。盛り沢山の内容で、最終盤は金を盗み出すことに成功した
直後、逃走する弁蔵の前に蔵蔵が現れ、火盗改めの役人であることを明かし、斬り付け
る。捕まった弁蔵が連れて来られたのは、番屋ではなく、蔵蔵の別邸地下で、甚三郎も
居合わせていた。蔵蔵は金もかっさらい、壱師を意のままに操ろうといていた、ってな
展開でした。
お約束を入れつつ、引き込まれる話になっているのは、組み立てが見事なんでしょ
う。前回の放送で飲み込めなかった、甚三郎の匕首に対する思い入れについても説明が
行われ、まずまず。描く順序を逆にすべきだとは思いますが。
次で最終回。どうまとめてくるのか、楽しみです。
ではでは。