AWC 遠山の金さん並みにワンパターンに終始かそれとも   永山


        
#9065/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  16/10/17  19:34  ( 24)
遠山の金さん並みにワンパターンに終始かそれとも   永山
★内容
 フジテレビ系のドラマ「キャリア〜掟破りの警察署長〜」第二話を視聴。
 初回から充分予想ができますが、時代劇「遠山の金さん」のフォーマットを踏襲する
ことで、安定したというか安心して観られる枠を作り上げています。それがシリーズ序
盤から中盤にかけてはいい方向に働くでしょうけれど、終盤はどうなるのかなあ? 最
終回に向けて盛り上げようとするのなら、それまでのフォーマットを壊してくるのが常
套手段でしょうが、そんなことしたら“紋所”を出せなくなりかねない。一番簡単な解
決法は、二週に渡っての前後編か?

 それはさておき、今回のエピソード。殺人事件の被疑者に関する重要証人たり得る弁
護士に、妻に対するDV疑惑が掛かる。南係長は殺人事件の解決を優先したい、遠山署
長や女性刑事はDVを(も)解決したい、という対立構造。こう書くとシリアス一辺倒
みたいに聞こえるかもしれませんが、ここ弁護士夫婦の幼い息子が、母親を救いたい一
心で、手錠で署長と係長をつなぎ、しかも鍵を飲み込んでしまうという行動によって、
コミカルさが加わる。
 下手をするとどちらも失敗しかねないところを、なかなか巧みなバランス感覚でうま
く処理した脚本だったと言えるんじゃないでしょうか。簡単な伏線や小道具もちゃんと
活かされていて、期待していたよりはいい。これは、観る側の期待値ハードルを個人的
にも上げるかも。まだまだ物足りなさはあるので。
 気になるのは、事件のワンパターン化。署長と係長、どちらの言い分も正しいと、両
立を目指しているものだから、扱う事件もたまたま関連のある構図にならざるを得ない
感じ。それとは異なるパターンというかスタイルのエピソードを早く披露してもらいた
いものです、あるのなら。

 ではでは。





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