AWC あすにじにじにあすにあう   永山


        
#8569/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  15/06/19  22:12  ( 25)
あすにじにじにあすにあう   永山
★内容
 刑事コロンボ「殺しの序曲」を見返していると、序盤で天才の犯人が天才の
被害者をやたらとくすぐるシーンが、お笑い芸人COWCOWのあたりまえ体
操のネタに見えてきた。orz 「やめろや!」ってやつね。
 そもそも、コロンボシリーズの中でも傑作の一つとして評価の高い「殺しの
序曲」ですが、演出面ではいつもと違って過度にコメディ仕立てになってるの
が不思議で、不満。普通にというかこのシリーズらしく、変な色は付けずに、
ユーモアを交えつつ、シリアスかつ洒落た感じでコロンボと犯人の対決を描い
た方がいいと思えるのです。
 被害者役の吹き替えの声も、合っていない気がする。コメディっぽいといえ
ばそういう感じがなくもないけど、それ以上に浮いているような。
 まあ、細かい点まで要望を挙げればきりがない。それならばと大きな疑問点
を挙げるとすれば……たとえば、犯人が用いるアリバイトリック。いかにも天
才らしい、機知に富んだ発想の産物だと思います。が、その痕跡が犯行後、現
場に残ったままというのは、大きな欠点ではないか。そのため、犯人は他の発
見者とともに現場に飛び込み、仕掛けを始末する必要が生じた。天才の犯人な
ら、痕跡が全く残らない仕掛けを考案するものではないかと。
 犯人を天才として描くと、たいていは何だかんだと不都合が出て来るもので、
難しい。漫画・アニメ・映画「デスノート」もそういうきらいがあったような。
 そういえば、この七月から放送の連続ドラマ「デスノート」では、夜神月が
平均的な大学生という設定だとか。原作ファンからは非難囂々のようですけれ
ど、私はちょっと興味が湧いた。天才を描くのも難しいが、「デスノート」の
あのストーリーを、主役二人の一方を平凡な人間にして、どうやって展開し、
成り立たせるのか? お手並み拝見です。

 ではでは。





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