#8553/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ *** コメント #8549 ***
★タイトル (AZA ) 15/06/03 21:02 ( 53)
マジックを観に行こう>大道芸もあるよ 永山
★内容
駒込でのマジックショー、書き残していた分の続きです。
まずは大道芸マジシャン、石黒氏から。例によって私の記憶力が近年怪しい
ので、順不同ってことで。
一メートル半はありそうな長い剣を取り出す(もちろん、本物ではないでし
ょうけど)。それを飲んでみせるという。剣呑。身体の左側面を観客に向け、
顔は天井を仰ぎ見る演者。口を大きく開け、剣を高々と掲げるとその切っ先を
口に持って行き……身体の右側に隠すようにして通した(苦笑)。こんなべた
な芸を見せられるとは。と思っていると、背中からは作り物のぴらぴらの剣が
突き出ていた、というか張り付いてた。演じる最中に自らの手で背中に貼り付
けてたの、見えてた(笑)。
続いて、お客を一人選び、剣を首の後ろ、延髄辺りからのどの前へと突き通
すという。首には輪っかを填める。あ、このネタ、私がイオンの催し物広場で
やられたのと同じだ。
ただ、石黒氏は笑いの方がメイン。お客の首に輪っかを付けるだけでも、3、
4回のやり取りがあって、笑いを取る。ようやく填めると、次は剣の切れ味を
見せると言って、まず、紙を切る。次に、かみはかみでも、髪の毛を切る。お
客さん(男)の髪を切らせてもらってました。そして最後に、はらはらと宙を
舞い落ちるティッシュを切ってみせると宣言した。ティッシュを一枚抜き取る
と、宙に放り投げ、落ちてくるところへ剣を一閃。床に落ちたティッシュを拾
い上げ、二枚になっていることを示した!
って、ティッシュは元々、薄い紙二枚が一組になって一枚を形成しているん
ですけど(笑)。
という風に長い長い前置きを経て、首の輪っかに後ろから剣を刺す。
すると――お手伝いのお客さん、痛がる!
石黒氏「あー、ごめんなさいねー。これ(輪っか)、前後逆だった」
輪っかを付け直し、改めて剣を刺す。見事に貫通。――お笑い部分が面白す
ぎて、マジックのレポートが適当になってしまった(汗)。
テレパシーの実験。お客さん、今度は女性を選んで、その人に色々と当てて
もらう。カードに描かれている簡単な絵やアルファベット、色など。
たとえばアルファベットはXだったんですが、石黒氏は念を送ると言って、
顔を真っ赤にしながら、ジャンプして身体を大の字に開くんです。そう、全身
を使ったジェスチャーで、Xを表してる。
色だとどうするか。今回は黄色でしたが、金ぴかの上着を脱ぐと、下は黄色
いジャケット、ネクタイも黄色、ハンカチも黄色と黄色尽くしになっている。
次も一見、超能力っぽいネタ。テレポーテーション。
「炎が瞬間移動するところを見せる!」と言って、お客さんを一人選ぶ。自
らは炎の点ったロウソクを持ち、お手伝いの客には炎が映る別の物を渡す。そ
れは……百円ライター!
石黒氏、お手伝いのお客さんに「お分かりだと思いますが、一応言っておき
ますと、これですよ、これ」とライターを着火する仕種を手でやる(笑)。
あとはもう書かなくても分かると思います。ただ、一度目は、お客さんがラ
イターのボタンを押したにもかかわらず、火が着きませんでした(笑)。笑い
の神が降臨したなぁ。いや、これさえも演者の仕込んだネタかも。
石黒氏の最後の演目は、パントマイム。エスカレーターとエレベーターと階
段と動く歩道をそれぞれ演じ分けてました。マジックではないですが、テクニ
ックは一級品。演出の方も泥棒を追い掛けるシチュエーションと、汗だくにな
る辺りもリアル感を与えていたと言えそう。
そんなこんなでまたまた長くなったので、ここで切ります。ではでは。