AWC カ○オケ   永山


        
#7469/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  12/12/15  17:07  ( 33)
カ○オケ   永山
★内容
 WOWOW・大人番組リーグの一つ、「KAZEOKE」を録画視聴。
 まず、大人番組リーグなる企画を簡単に言うと、単発番組を十二本放送し、
視聴者のネット投票によって、その中から四つをレギュラー番組にするという
ものらしい。
 WOWOWのホームページから辿れば、見逃した放送済みの番組もネット視
聴できる仕組み。うちからつなごうとしても“サーバー接続の初期処理に失敗
した”とか出て、ネット視聴はできないのですが、多分、WOWOWに未加入
でも観られる?
 で、「KAZEOKE」。先日記したように、予め決められた物語の冒頭と
結末の場面を見て、その間をつなぐストーリーを四人の著名人が作り、競う番
組でした。
 パイロット版に当たるのであろう今回の出場者は、芸人の劇団ひとり、芥川
賞作家の西村賢太、少女漫画家のひうらさとる、脚本家の渡辺雄介といった面
面。実験的な番組にしては、錚々たる顔ぶれ?
 お題の方は、冒頭シーンが、ごくありふれた一家の朝、若い女性がベッドで
目覚め、「もうこんな時間?」と急いで家を出て行く、それを父親が見送ると
いった感じ。ラストはカフェのような店で、テーブルを挟んで誰かと向き合っ
て座っている(最初の)若い女性が、「ごめんなさい」と言って終わり。
 勝敗を決めるのは観覧者投票で、得票が最も多かった(というかトップしか
発表されなかったのですが)のは、西村賢太。作品の紹介が最後の四番目で、
印象深いというのもあったかもしれませんが、まあ妥当な結果なのかな。いか
にも“文学してる”ストーリーだったなと。
 個人的に一番好みだったのは、劇団ひとりの作品で、技巧に走ろうとすると
ころに、何だかシンパシーを感じる(苦笑)。
 ひうらさとる作品は少女漫画の世界をそのまま持ち込んだような、ほのぼの
ラブコメで、結果的に本作が一番直球でした。
 渡辺雄介作品は、犯罪を絡めてきた、ちょっとだけSFチックな話。ユーモ
アなのかシリアスなのか、受け止め方に迷う。
 四者とも、ラストの「ごめんなさい」のシチュエーションに工夫を凝らして
おり、面白かったです。レギュラー化して欲しいので、ネット投票で高評価を
しておきました。

 ではでは。





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