#5861/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 09/12/09 17:46 ( 24)
嘘つきはトンパチの始まり 永山
★内容
ドラマ「ライアーゲーム2」第五話を視聴。
カツラギの策略、今回はうまく行ったからいいようなものの、不確定要素が
多く、これでは彼女の強さや頭のよさを表すに至ってない気がする。もう一人
の悪魔が名乗りを上げたら破綻するし、仲間に引き入れた二人の内、もしも一
人が悪魔で嘘をついたとしても破綻する。神崎の提案通り、自分達のグループ
以外の者が即座に接触を求めてきたら、どう言い逃れするつもりだったのか不
明だし。臨機応変に対処するとしたって、限度がある。このあと、フォローが
あるのかしらん?
そういった不満を覚える一方で、こんなゲーム(と多分用意されているであ
ろう逆転の秘策)を考え付く点では、作者に拍手。
スカパー!開放を利して、Lalaで放送中のドラマ「マードック・ミステ
リー」を観る。マードックと聞くとトンパチなイメージがある私はプロレスフ
ァン。
されはさておき、もう一歩のエピソードが続いていた本作でしたが、今回観
ることのできた第十三話は、本格ミステリ的にはなかなかよかった。
発端は、『暗闇坂の人喰いの木』を彷彿とさせる謎――男が高い木の枝に引
っ掛かって死んでおり、その周囲に足跡はなし。続いてミステリーサークルに
宇宙人の足跡、キャトルミューティレーション。これまでは本格ミステリらし
く見せようとする、雰囲気作りが弱いと感じていましたが、今回はかなり力が
入っている。ただ……解決が腰砕け。一から十までロジックで解き明かして欲
しかった。
ではでは。