#5310/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 09/01/06 20:06 ( 26)
落ち、付け 永山
★内容 09/01/06 20:07 修正 第2版
初夢。前の書き込みをした直後、ニュースの一コーナーで解説がありました。
初商いをした日の夜に見た夢で、一年の商売の吉兆を占う、ということで、
二日の夜から三日の朝方にかけてみた夢を初夢とするんだそうで。
落語。※「へっつい幽霊」のさげに触れています。ご注意を。
NHK教育「日本の話芸」を録画視聴。この番組、NHKでやったり教育で
やったりと不定なので、録画設定ミスをたまにする。
それはさておき、今回の演目が「へっつい幽霊」と出ていたので、観てみよ
うと思いました。というのも、先日の談志特番にも「へっつい幽霊」があり、
聴き比べてみようと考えたもので。ちなみに、「日本の話芸」の噺家は入船亭
扇橋という人。うーん、初見だ。
で。
扇橋がオーソドックスな語りに終始したのに対し、談志の方は、現代的にな
るよう、小さなアレンジをしていた気がします。外来語を入れるだけじゃなく、
口調やテンポも。その割に、物語の中の貨幣価値は昔のままなんですが。
また、談志はメタ的ですね。登場人物の立場を離れ、語り手の視点すら離れ
て、“落語を語っている噺家”としての喋りが多い。その際たるが、『あっし
も幽霊の端くれだ。あしは出しません』という従来のさげを言ったあと、観客
の拍手に首を振って、「……ていうのが元々のさげなんだが、こんなつまらね
え、素人の駄洒落みたいなので終われない。他のさげを」云々と続けるところ。
新しくさげを付けるのなら、別にこんな断り入れずに続けていいのに、わざわ
ざ注釈する。メタの手法です。
尤も、そのしばらくあとに披露された新たなさげは、さして面白くなかった。
喋りながら考えたのかしらん。
ではでは。