AWC 一ノ瀬の日   永山


        
#4938/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  08/05/01  22:50  ( 27)
一ノ瀬の日   永山
★内容
 お題候補の応募があり、ほっとしてます(苦笑)。
 一応、募集は今日までとし、決定は日付が変わってからにします。

 ドラマ「警視庁捜査一課9係」を観てみました。
 シーズン3の第三話にして、初めて視聴する気になったのは、サブタイトル
『装飾(デコレーション)死体』に興味を惹かれたため。テレビ欄の粗筋によ
ると、遺体が生クリームなどで装飾されていたとかで、自作某短編の設定に近
い物を感じた次第。
 で――もう観ないなぁ、これ。以下ネタバレ含みます。
 刑事達の演技がコメディタッチなのは、そういうドラマなんだと思うとして
も……一部を除き、演技自体が下手〜。ふざけすぎ、大げさすぎ。凶悪犯罪や
難事件を解決するために優秀な刑事を集め、新設された9係(調べてみたらそ
んな感じの設定らしい)が、平均以下の集団に見えるのはまずい。
 視聴者をよほど間抜けで鈍感な人間に想定しているんでしょうか、脚本もひ
どい。自明のことを馬鹿丁寧に台詞で説明してる。いくら何でもこれじゃあ、
視聴者は「気付きの快感」を味わえません。
 せめてデコレーション死体の理由が面白ければ、まだ救われたのですが、ミ
ステリ好きなら真っ先に思い付くであろう解決で、がっくり。そもそも、スー
ツに付着したクリームをごまかしたいのなら、材料の相違が致命的ミスになる
のは目に見えているのに、どうしてあり合わせの材料だけで装飾したのか。ス
ーツ自体を持ち去る方が効果的かつ簡単なのに、何故そうしなかったのか等、
瑕疵が多い。

 欧米のドラマに比すと制作費は段違いに低いんだろうけど、そこを演技やス
トーリーで補おうという気概が感じられないのが、一番の問題かも。

 ではでは。





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