AWC マジックを観に行こう>第……第何弾か忘れた   永山


        
#4931/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  08/04/26  13:49  ( 53)
マジックを観に行こう>第……第何弾か忘れた   永山
★内容
 近所のイオンの催し物で、マジックショーがあったので、買い物ついでに行
ってきました。
 今回のマジシャンはMASAYO。……知らない。折り込みチラシに載って
いた写真では、アラブ風の舞踏衣装を身に着けた女性二人組でした。
 知名度が高くないのは明らかでしたが、連休初日ってことで、どのくらいの
人出か読めない。現在、立ちっ放しは短時間でも体調に悪影響が出るため、ど
うしても座りたい。てことで、開演の一時間二十分前に行ってみたら、誰もい
ませんでした(笑)。
 定刻の十一時に開演する頃には、ほぼ満席。ブームは去ったとはいえ、休日
の暇潰しとして、マジックはまだまだ集客力があるようで。
 さて、演者の自己紹介によると、二人組のマジシャンではなく、一人がマジ
ックをやるMASAYOで、もう一人は助手でバレリーナ(と言ったはず)の
YUIという組み合わせでした。
 チラシの格好そのままの姿で登場し、まずは椅子二脚に板一枚を使った人体
浮遊。明るいところだと、幻想味に欠けるなあ、これは。
 続いて、ロープマジック。長いロープ二本を結び、その結び目が自在に移動
するという演目ですが、初っ端の二本を結ぶ段階で手間取る。一度目ではうま
く動かず、結び直していたように見えました。私の知っているやり方だと、結
び直す必要があるとは思えないのですが……より専門的な種があるのかしらん。
何にせよ、ここでもたついたのはマイナス。掴みを失敗した感じ。
 ここでさっきの自己紹介があり、衣装替えもしながら、マジックは続く。二
枚の紙と金属の輪っか三つを重ね、丸く平べったい円筒の空間を作り、その何
もないはずの空間から、紅白二種類のスカーフが次々と出て来る。うち二枚を
取り、くるくると回して散髪屋のねじりん棒みたいにしたあと、広げてみると、
紅白縞模様の一枚のスカーフになっていた。
 その後、客席からお手伝いを募り、唯一挙手したらしい小さな男の子を壇上
に。年齢を聞くと五歳。ちょっと無理があるのではと思ったら、案の定、手間
取り、時間を余計に費やす。マジック自体は、演者が黒、男の子が黄色の紙を
破いていき、できた紙切れをひとまとめにして、男の子が握っていると、黄色
と黒の帽子になっている、というもの。あえて苦言を呈するなら、関西に来た
のなら、黒と黄色で出す物はあれしかないだろ、あれしか。
 あとは、再びロープマジック。三本の白いロープを結んで一本にし、両端を
引っ張ると、結び目二つがぽんと外れて、本当に一本になる。
 最後は客席から女性客一人を選び(時間が押していたのか、希望者を募るこ
ともせず、いきなり差し示した)、壇に上げると、工事現場で使うようなトラ
ロープ二本で縛る。いきなり手伝いに選んでおいて、説明もなしに、それはひ
どいぞ(苦笑)。で、縛ったロープ二本に三本目のロープを通し、これまた左
右から引っ張ると、見事に解けた。で、エンディング。
 うーん。正直言って、まだまだ。
 まず、ロープの演目が多すぎる。いっそのこと、全部ロープマジックにした
方がいいくらいでは。
 全体的にテンポが悪い上に、踊りを挟むため、間延びした感じがいや増す。
踊りは、イリュージョン系のマジックのとき、場をつなぐためにするぐらいに
抑えた方がよさそう。踊りとマジックが融合したネタなら、話は別ですが。
 一番の問題は、話術かも。大きなショーのステージでならまだしも、スーパ
ーの無料催し物では、観客とのやり取りが大事だと思う。この人達もやり取り
をしていたけど、マジックをしていないときは会話に余裕があるのに、マジッ
ク中になると自分のことで精一杯のように映った。
 あと、その会話で、「あと十五分、我慢して観ていってください」って、ギ
ャグのつもりだったのかな。笑いが起きなかったことが、現時点でのレベルを
如実に表しているような。

 ではでは。





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