#4817/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 08/02/25 22:37 ( 26)
しない努力 永山
★内容
物語を作るとき、用いないと決めていること、あるいは、できれば避けたい
ことってありませんか?
私の場合、とりあえず以下の二点かな。ともに、用いないと宣言するもので
はなく、できれば避けたいという扱いですが。
・偶然の多用
特にミステリだと、偶然の多用は読者をしらけさせます。決め手となる部分
に偶然を使うのは避けるべきですが、どうしても使いたい・使わざるを得ない
場合は、偶然が起きてもまあいいかなと読者が許してくれそうな状況を積み上
げておくか、その偶然が非常に効果的かつ意外性のある結果をもたらす必要が
あるかと。もしくは偶然そのものに、読者が思いもよらないような意外性を持
たせるとか。
恋愛物だと、運命だの何だのと言葉を補うことで、ミステリ寄りはハードル
が低くなると思いますが、やはり偶然の多用は興醒め。この瞬間に二人がたま
たま出会う、大きな秘密を立ち聞きするといった偶然の起きる確率を少しでも
高めるよう、伏線を敷くことが大事と思って書いています。
・主要キャラの死によって盛り上げる
シリーズキャラクターを持っていると、誘惑されますよね、死による盛り上
げ。劇的な展開に加え、意外性も作れる。
微妙なんですけど、盛り上げるために主要キャラを死なせる、これは基本的
にだめだと思いますが、主要キャラが死ぬことで物語が盛り上がる、これなら
許容範囲だと思っています。キャラの死の……必然性とまでは行かなくても、
説得力がほしい。取って付けたような、では絶対にいけない。
ではでは。