#4319/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 07/08/03 21:09 ( 31)
模擬ゅ模擬ゅ 永山
★内容
「デスノート」最終回、アニメ映画「時をかける少女」、「コードギアス」
ラスト二話、いずれもタイマー録画はしたものの、観る時間が足りない……。
本の感想>「Q.E.D.第二十七巻」(加藤元浩 講談社コミックス)
――に収録されている二編の内、「立証責任」について。主人公達が裁判員制
度(裁判員)を模擬体験する話。
Q.E.D.と出たページで立ち止まり、じっくり考え、謎を解き、結論を
出しました。そして読み進めると、真相を見抜けていました。なのに、最後ま
で読んで「あ……」と、自分の至らなさを思い知らされる。こういうタイプの
衝撃は初めてかもしれません。
で、実際どうなんでしょう? ネタバレにならないよう、隔靴掻痒感まんま
んで書きますが……裁判員制度の運用が始まり、仮に選出されたとして、この
作品のようにしなければいけないのかどうか。
いや、ニュアンスが違うか。この作品のラスト近くで裁判長が言ったように
するのは、許されないのか否か。
前から一度ぐらい、裁判物を書いてみたい気持ちはあるのですが、知識が足
りないのと、ぱっとしたアイディアが浮かばないのとで、全然踏み出せないで
います。
極秘の私設裁判所が存在するとか、架空の国を舞台に法律を自由に設定する
等、知識不足をカバーする手がなくはない。
が、そうなると、作品独自の裁判のルールを読者に説明する必要が生じ、か
なりの難題になりそう。
さらに、ミステリとしての面白味やどんでん返しを出すためには、ルール説
明の際にフェアであり、なおかつ、作者の意図を悟られないように工夫しなけ
ればならない、と、輪を掛けて難題が。
その点、裁判員制度を模擬体験するという設定は、非常にうまい気がします。
描き方によっては、法律知識が乏しくても問題なく書けるかも。
ではでは。