AWC レオン(4)/茶々


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#79/1165 ●連載    *** コメント #77 ***
★タイトル (kis     )  02/10/15  15:19  ( 28)
レオン(4)/茶々
★内容                                         02/10/20 20:35 修正 第2版
レオンは慌てて馬から飛び降り,彼女を抱きかかえた。彼女の周りには花篭と,積んだ花
が散乱している。
「義母上,しっかりしてください!義母上!」
義母を抱きかかえながら,レオンは彼女の全身を見回した。怪我はないようである。恐ら
く,いきなり馬が目の前に現れたショックで気を失ったのだろう。
「う・・ん・・」
程なく彼女は目を覚まし,目の前の息子の顔を驚くように見つめた。
「レオン,どうしてあなたが・・・ここに・・・?」
スミレ色の目に見つめられ,レオンは思わず顔をそむけた。その美しい瞳に見つめられる
のが,とてもつらい,という風に。
「大丈夫か?レオン!・・ソフィア王妃様!」
シリウスとサンダ―を木につないだフィリップが駆け寄ってきた。ソフィアを抱いたま
ま困惑しているレオンを見かねて,彼が王妃に手を差し伸べ,彼女を立ち上がらせた。
「お怪我はございませんか?王妃様。」
「ええ。少し驚いただけ。レオン,あなたこそ怪我はありませんか?」
心配そうにレオンを見つめる。だが,レオンは彼女の顔を見ようとはしない。
「・・私は平気です。義母上。」
決して自分を見ようとしないレオンの態度に,ソフィアの顔が曇る。
(大人気ないやつ・・・)
フィリップは,レオンの態度に内心ため息をついた。彼の気持ちを知っているだけに余計
情けなく思えてくる。
気まずい雰囲気が3人の中に漂う。そのときである。
「兄上―!」
小高くなった丘の向こうから声が聞こえてきた。声のするほうに目をやるとひとりの少
年が息を切らせながらこちらのほうへ走ってきた。
「ステファン」
少年はレオンの顔を見るなり,彼に飛びついた。
「




元文書 #77 REON(3)/茶々
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