#134/569 ●短編
★タイトル (AZA ) 03/12/17 22:23 (293)
そのときサンタは夜道にて 寺嶋公香
★内容 03/12/25 23:11 修正 第2版
※本作は、電脳ミステリ作家倶楽部の第二回競作イベント「共通の謎に挑戦!」
のテーマ候補の一つ“「サンタが走る」”に対し、自分なりに応えた物です。
* *
「もしもし」
「もしもし、相羽君? 忘れ物でもした?」
「いや、そうじゃないんだ。今日の忘れ物はプレゼントだけで充分。本当に悪
かったと思ってる。次に会うときには、絶対に持ってくるから」
「いいのよ。謝るために電話してきたの?」
「それもあるけど、全てじゃない」
「ふうん。それにしても珍しいね。携帯に掛けてくるなんて」
「うん。長引きそうだから」
「長引くって……さっき会って帰ったばかりなのに、話があるの?」
「大事な話ってわけじゃないけれど。今日は徒歩だろ。マンションに帰るまで
の間、暇なので」
「それで、私に話相手になってくれって? しょうがないわねえ」
「いいかい?」
「いいわ。今日はこのあと、何にもなし」
「実は、今日にふさわしい話を昔、人から聞いたのを、たった今思い出したん
だ。さっき話せればよかったんだけどね。思い出すのが遅かった」
「前置きはいいから。今日にふさわしいということは、クリスマスに関係ある
のね」
「その通り。クリスマスに絡んだちょっとしたミステリーってやつ」
「面白そう」
「人から聞いた話だから、本当かどうか分からないんだけどさ。そいつ――山
多が言うには、小さい頃、サンタクロースを見たって」
「え? それってよくある、お父さんかお母さんがサンタクロースに扮して、
プレゼントを枕元に置いたっていうんじゃないの? それを寝ずに頑張ってた
子供が目撃する……」
「違うんだ。山多がサンタを見掛けたのは、山奥の一本道」
「山」
「しかもそのサンタはトナカイのそりならぬバイクに乗っていたんだって」
「バイク? 似合わないっ。第一、小さな子が山奥の道にいる状況って……」
「十二月二十四日、幼稚園か小学校低学年だった山多は、家族揃って車に乗り、
祖母の家に急いでいた。昼食が終わった頃に、独り暮らしの祖母が倒れたと、
近所の人が電話で知らせてくれたんだ。かなり危ない状態らしく、山多一家は
クリスマスイブの予定を変更し、駆け付けることにした」
「当たり前よね。小さい子には残念かもしれないけれど、おばあちゃんのこと
の方がもっと大事」
「祖母の家は隣の県にあり、車で行ける距離だけど、山をいくつか越えなけれ
ばいけない。国道や県道ばかりならまだしも、舗装整備の行き届いていない一
般道もあって、少なくとも三時間はかかるんだってさ。ま、その辺一帯には、
裕福な人の別荘がぽつん、ぽつんとあるそうだけど。と言うのも、近くに割と
きれいで広い湖があって、一応、観光名所らしいよ」
「それまでにサンタが目撃されて、名物になっていたんじゃないわよね」
「はは。そうだと面白いんだけどね。違うよ。それで山多がサンタを見掛けた
のは、車が最後の山を登っていたとき。後ろから猛スピードで迫ってくるバイ
クに、運転していた父親が最初に気付いた。車も急いでいたものの、普通なら
サイドミラーで安全を確認し、追い抜かせればいい。ところが、バイクに跨る
人間の異様な姿に、父親も声を上げたというんだ。何だあれ?ってね」
「サンタクロースがバイクで迫ってきたら、たいていの人は驚くわよねえ」
「うん。しかも、バイクはバイクでも、旧式のカブだった。ほら、よくドラマ
なんかで出前の人が使っているような」
「ええ、分かるわ」
「それで、父親の素っ頓狂な声に、母親も山多本人も当然反応して、振り返っ
た。バイクは見る見る内に、車の右側に並んだかと思うと、やがて抜き去って
行った。さて、どうしてそんな山奥にサンタクロースがバイクに乗って現れた
か、というのがミステリ」
「あの、相羽君。話の腰を折るんだけど、気になるから先に聞くね。そのおば
あさんは無事だったの?」
「うん。家族が駆け付けたおかげか、元気を取り戻して、回復なさったそうだ
よ。それで山多はこのときのサンタを、幸運のサンタだと思っている」
「よかった……」
「……」
「……あ。サンタの話だった。この話、きちんとした正解はあるの?」
「ないよ。想像だけ。考えるだけ考えてみてほしいんだ」
「うーん。真っ先に思い浮かべたのは、おもちゃ屋さんか何かのお店が配達し
ていたんじゃないかって。クリスマスプレゼントをサンタの格好をした人が直
接お家に届けてくれるサービスね」
「やっぱり、そう思う?」
「ええ。あ、そのサンタクロースは、ヘルメットを被っていたの? 被ってた
ら、一目でサンタとは分からないような気がするし、被ってなかったらお店と
してまずい気が」
「フルフェイスじゃないタイプのヘルメットを被っていたそうだよ。白い口髭
がいっぱいあるのが分かったって」
「ヘルメットをしていたのなら、あの赤い三角帽子はしてなかったのよね」
「ああ、そうなるね。交通ルールを気にしているようだから、ついでに言うと、
そのサンタは両手で運転していた」
「え?」
「サンタクロースと聞いて、プレゼントの詰まった大きな袋を肩に担いでいる
ところを想像しなかった?」
「あ、そういうこと。うん、想像した。両手で運転してたなら、そのサンタさ
んは、袋を持ってなかった……」
「そこが違うんだ。白くて大きな袋がちゃんと背中にあった。追い抜いていっ
たバイクが見えなくなるまで、ずっと目で追っていたというから確かだよ」
「どうやって持っていたのかしら? 身体か荷台にくくりつけていた?」
「いや、荷台は空っぽだったらしい。身体にもくくりつけていた様子はなく、
むしろ、袋が背中に張り付いている感じだったと。その印象から想像すると、
袋は多分、サンタの上着に縫いつけてあったんじゃないかな」
「そうね……でも、それだと困る。プレゼント配達という考え方が成り立たな
くなっちゃうわ」
「気が付いた?」
「うん。考えてみたら、プレゼントを配達するのなら、ワゴンみたいな車で運
ぶのが普通と思う。バイクでもできなくはないだろうけど、それでも品物をき
ちんとケースに収めて、荷台に設置するのがお店として当然じゃない? それ
なのに、山多さんが目撃したサンタクロースは、空荷だった。一歩譲って、袋
に入れていたとしても、背中に貼り付いたようないい加減な感じだと、プレゼ
ントの箱がきっと傷むわ」
「僕も同感。そもそも、袋を降ろせないんじゃあ、配達したときに袋からプレ
ゼントを出すという動作ができない。これはサービスとして、画竜点睛を欠く
というやつだよ」
「えっと、でも、袋は膨らんでいたのよね。何か運んでいたのは間違いない、
のかしら?」
「そうとも言い切れないと思うよ。バイクは猛スピードで走っていたんだから、
前方から強い風を受けたのと同じと見ていい。袋の中に風が入り込んで、膨ら
んだために、いかにも中に物が入っているように見えたのかもしれない」
「そっか。……じゃあ、とても焦って、急いでいたのね、その人」
「ん?」
「袋が風を受けたら、走りにくいでしょ。一旦停車してでも、衣装から袋を外
そうとするものじゃない? それをしなかったのは、とにかく気が急いていた
から」
「理にかなっている。袋を外した方が走りやすく、スピードが出ると分かって
いても、停車して袋を外す時間が惜しいというのは、心理的にあり得る。相当
に焦っているね」
「配達時間に遅れるというのはないんだから、他の理由があった……。何かを
追い掛けていたとか」
「追い掛けていたのなら、山多一家もそれを見掛けていたはず。実際にはそう
いうことはなかったそうだよ。それに、何かを追い掛けるにしたって、サンタ
の格好をする理由にはならないよ」
「そうよねぇ。十二月二十四日にサンタの格好をする理由……お店の宣伝?」
「だったら、そんな山道ではなく町中を走るべきだし、スピードを出す必要も
ない」
「じゃあ……アルバイトに遅れそうになっていたとか。ほら、往来にサンタ姿
で立って、呼び込みをする」
「バイトの服を着て、バイトの店に行くのはなかなかないと思うけど。店に着
いてから着替えるもんでしょ」
「はあ。もう、他に思い付かないー。クリスマスイブにサンタになるなんて、
本物のサンタクロースか、恋人をびっくりさせたい男の人ぐらいしか……あっ、
そうだわ」
「まさか」
「ええ。そのまさか。バイクのサンタさんは、恋人のところに急いでいたのよ。
驚かせようと思って、サンタの衣装一式をどこかから調達――それこそバイト
先から借りるとかしてね。前の晩に、『これで準備万端。明日は彼女を驚かす
ぞ』って興奮しちゃって、満足に眠れなかった。おかげで寝過ごし、慌てて飛
び起きた彼氏は、約束には何とか間に合いそうだけど、現地に着いてからサン
タの衣装に着替える余裕がない。そこで自宅からサンタの格好になることを思
い付き、実行したのよ。これなら焦って急いでいたのにも、ぴったり」
「彼女の前に現れたときは、恐らく汗だくだね。冬なのに」
「いいじゃない。そういう努力に感激するわ」
「でもさ、そのあとどうするの?」
「何よ、そのあとって」
「待ち合わせ場所にサンタの姿で現れ、恋人をびっくりさせる。そしてプレゼ
ントを渡す。ここまではいいよ。だけど、そのあとは?」
「そりゃあ、映画とか食事とか」
「サンタの格好で、かい?」
「あ」
「どこかで着替えなければいけないよね。その服ぐらいは、袋に入れていたん
だろうか」
「うん、きっとそれよ」
「風に煽られる袋に、服を入れていても、皺だらけになるのが落ちかも」
「別に、袋に入れなくても、バイクのサドルの中に。ほら、物入れになってる
でしょう?」
「今のカブはどうなのか知らないけれど、旧タイプのカブはサドルの下は燃料
タンクになっているのがほとんどらしいよ」
「ほんとに? それなら着替えを運べない。クリスマスイブのデートって、と
びきりのものだから、服にもかなり気を遣うはずだわ」
「服を来た上から、衣装を着た方がましだね」
「それだと汗が……」
「まあ、着替えるという説はこのくらいにしよう。いざとなったら、新しい服
を街で買ってから着替えた、なんてことも言えるわけだし」
「相羽君、そんなことを言うからには、他の説を持っているのね?」
「他の説と呼べるほど、差はない。――おっと。マンションに着いてしまった。
長話しすぎたね」
「そう? 私は別に。えっ。もしかして、ここで話をやめる気?」
「僕はそれでもかまわないよ。帰り着くまで、君の声を聞いていたかっただけ
なので」
「そんなあ。そっちがよくても、私はどうなるの。よりにもよって、こんない
いところでやめられたら、気になって眠れなくなる!」
「分かりました。寝不足にしたくないしな。えっと、僕の説は、これまでの説
と比べると、恋人に会いに急ぐっていうところは共通している。サンタクロー
スの格好をする理由が違う」
「他に考えられる?」
「少なくとも一つは。否応なく、着なければならない状況だったとすればね」
「否応なく……サンタの衣装しか、着る物がなかった? そんなことって」
「たとえば、入浴中に、着替えも元々着ていた服も隠され、代わりにサンタの
衣装しかない。しかも、人を呼んでも誰も来てくれない。こうなったら、とり
あえずサンタの衣装を身に着けるんじゃないかな」
「普通、そうなるわよね。でも、十二月下旬、お風呂上がりにサンタの衣装だ
けを着てバイクで飛ばしたら、寒くてたまらない。デートの前に、病院に行く
羽目になりそう」
「風呂は物のたとえ。僕がこの話を聞いて、考え付いたのは……あ、想像に過
ぎないことを予め断っておくよ。――問題の山道の一帯には、別荘がいくつか
あると言ったよね。その別荘の一つで、二十三日から行われていたパーティに、
バイクのサンタもいたんだ。ただし、このときはまだサンタの格好ではなく、
普段着だったろうけど」
「パーティって、クリスマスパーティ?」
「うーん、それも兼ねたお祝い――サンタ男の婚約を祝ってたとすれば、ぴた
りと来る。男友達ばかりが集まって、うらやましいぞこの野郎ってわけ」
「婚約? 男の人同士でも婚約を祝うって、聞いたことないなあ」
「日本ではまだ少ないかもしれない。でも、アメリカなどでは割とポピュラー
な習慣らしいね。独身最後の夜を、花婿は男友達とだけ、花嫁は女友達とだけ
集まって、それぞれ馬鹿騒ぎをするんだ」
「それにしたって」
「ここを認めてもらえないと話が進まない」
「分かった。続きを話してみて」
「別荘はサンタ男の持ち物ではなく、友人の一人、多分裕福な育ちの男の物だ
ろう。だが、そんな裕福な男でさえ、サンタ男の婚約を羨む。と言うことは、
婚約相手の女性は、お嬢様か何かだろうね」
「サンタが逆玉の輿に乗ったってこと? 呆れた」
「ははは、別にサンタがってわけじゃないんだから。お嬢様を想定した方がし
っくり来るんだ。どこかのお嬢様を射止めたサンタ男は、友人らに祝福され、
しこたまお酒を飲み、泥酔した」
「あっ、何となく分かってきたわ。サンタ男を妬んでる人がいるのね。恐らく、
別荘の持ち主の、金持ちの男。『俺があのお嬢様をものにするはずだったのに、
こんな奴に取られるなんて』と逆恨みした」
「いいね。続きは君に喋ってもらおうかな」
「ええ、いいわよ。金持ち男は、他の男友達も仲間に引き込んだのかもしれな
い。大した害のないいたずらだから、みんな気楽に計画に乗る。その計画とは
……酔っ払ったサンタ男を、その、裸にしちゃって別荘に残し、全員で引き揚
げちゃうのよ。もちろん、服を持って行くのも忘れずに」
「サンタ男が目覚めたのが、二十四日の昼過ぎ。ひょっとしたら、眠り薬を盛
られたのかも」
「薬じゃなければ、玩具の手錠で手足を拘束されたのかもね。それを外すのに
時間が掛かったってわけ。でもまあ、時間が掛かった理由は、この際どうでも
いいと思う」
「そうね。それで二十四日の昼頃、どうにか自由の身になれたサンタ男は、自
分の姿に気付いてとにかく服を着ようとするも、見当たらない。他の服もない。
唯一あったのがサンタの衣装。……あれ? 何でサンタの衣装があるの?」
「金持ち男の温情か、それともクリスマスパーティの余興にでも使ったのが置
いてあったのか。どちらかだろうね」
「うん、そういう見方ができるのね。それを着込んで、サンタ男はいよいよサ
ンタになったと。別荘を出てみると、交通手段はカブが一台あるだけ。これも
金持ち男の温情? 仕方なくこれに乗って、別荘を出る」
「そうする前に、電話で金持ち男に抗議するんじゃないか?」
「そっか。電話で助けを求めて、普通に服を着て車で帰りましたじゃ、金持ち
男もいたずらした甲斐がないものね。電話線は切られていたのよ。この話の当
時、携帯電話は普及してた?」
「普及し始めた頃じゃないかな。多分」
「微妙ね。携帯電話があったなら、それも持ち去るか壊すか、電池切れにする
か、とにかく使えなくする必要があった、と」
「電話が掛からない。となると、サンタ男は腹の虫が治まらなくて、別荘に火
を着けようとするかもね」
「ええーっ? 放火はだめ。特に、結婚を控えた人が、そんなこと考えるもん
ですか。第一、自分がやったのがばればれの状況じゃないの」
「となると、サンタ姿のまま、バイクで急ぐしかない。放火はしなかったが、
免許不携帯だったかもしれないね」
「それぐらいは大目に見てあげないと。えっと、緊急避難?」
「ちょっと違う。いや、だいぶ違うぞ」
「いいの! 婚約者とのデートに間に合わせるために、直接駆け付けるか、自
宅に寄って着替えるかは知らないけど、とにかく急がなくちゃいけないのよ」
「全部喋られてしまった。僕も同じ意見だよ。どう思う?」
「うーん、そうねえ。彼女を喜ばせるためにサンタに扮したという説よりも、
男友達に意地悪されたという方が面白い。惜しいのは、どっちにしても証拠が
ないこと」
「別荘を当たれば、何か手がかりが掴めるかも」
「まさか、今から調べる?」
「冗談。そこまでする気はないよ」
「地天馬さんに依頼してみたら? あは。――あ、ちょっとごめんね。誰か来
たみたい。チャイムの音がした」
「今、家に一人かい?」
「うん」
「だったら、気を付けてよ。よく確かめてから、出るように。覗き窓から見え
るよね?」
「はいはい。心配性なんだから。そんなに心配だったら、電話、切らないでい
るわ。もしものときは、悲鳴が聞こえると思うから、すぐに一一〇番してね」
「そうならないことを切に祈るよ」
「ありがと。じゃ、待ってて。はーい。今行きます。そんなに続けざまに鳴ら
さなくても。――はい、お待たせしましたっと。覗き窓、今から見るからね。
聞こえてる、相羽君? ……うん? あれ? 何か赤い服を着た人がいるわ。
ねえ、相羽君てば!」
「……」
「来客だから気を遣ってるの? まだ出てないのよ。それよりも、ほんとにお
かしな人かも。何だかサンタクロースみたいな格好で」
「クリスマスにサンタクロースが来たのなら、入れてあげなよ」
「な、何で。急に冷たい」
「いや。僕は冷たいというか、寒いんですが……」
「え? 何のこと?」
「覗き窓から、そのサンタをようく見てほしい」
「一体何を……あああ!」
「早く開けてよ。純子ちゃん」
「――な、な、何で相羽君が!」
「とりあえず……携帯電話は切ろう。直接、声が届く距離に来たんだから」
「あ、そう、そうね。で、でも、どういうこと……」
「さっき、あんな話をしたから、サンタクロースの格好で現れても、驚いてく
れないかな」
「驚いたわよ。サンタの格好もだけど、家に帰ったはずじゃあ……」
「帰ったふりをして、公園に向かったんだ。そこの遊具の一つに、この衣装を
前もって隠しておいてね。それを上から着込んで、また引き返してきた。サン
タになる際の音を聞かれないように、苦労したけど。これが種明かしの全てだ
よ」
「……私のために?」
「ん。まあ。君を驚かせるためというか、喜んでもらうためというか。それと
もう一つ。君についた嘘を取り消すために」
「嘘って?」
「プレゼントを忘れたっていうの、嘘なんだ」
「え?」
「では、改めてこれを。メリークリスマス」
「――ありがとう!」
「うわっと! 前々から言っているように、中身を確かめない内からそこまで
喜ばれると、何でもいい気がしてくるよ」
――『そばいる番外編 〜 そのときサンタは夜道にて 〜 』おわり