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★タイトル (AZA ) 21/09/12 16:53 ( 57)
未・読了>らいと・ひるさんの『アリスの二重奏』その10 永山
★内容
「■少女と湯けむり」まで読みました。※ネタバレ注意です。
恒例?、気になった&引っ掛かりを覚えた箇所の列挙からになります。
@@引用開始(指摘付き)@@
『ううん、何も言ってないよ。ねえ、どうしたの、急に黙り込んで」
↑
二重括弧になってないです
いですか? 復讐者を増産して、彼女を危険にさらしたいですか?」
↑
好みの問題かもしれませんが、「増産」に違和感。「量産」の方がぴたりとくる感じ
「うん、わかってるよ。かなめさん。」
↑
不要な句点
「これがダメでも、あと二手三手あるから平気だよ」
↑
何となく不自然な日本語になってるような。「あと二、三手あるから」もしくは「ま
だ二手三手とあるから」の方が馴染むかも
「何するのよ!」と枕を投げ返そうとするナナリーだが「ナナリンにも枕投げの洗練を
受けさせてやる!」とミドリーは二つ目の枕を投げていた。 ↑
「洗礼を受けさせて」もしくは「洗礼を浴びせて」だと思います
タブレットにカードを差し込み、動画データを再生する。半分くらいは信用している
ので、三倍速くらいで見ることにした。 ↑
↑_______________________|
「くらい」が続いてちょっと気になるかも
@@引用終了(指摘付き)@@
あと、「うちら」は京都弁のイメージが強く、本作のように京都弁(関西弁)キャラ
がいるシーンだと、孝允が地の文で「うちら」と使うのは、若者言葉としての「うち
ら」とは読者に受け取ってもらえない可能性がやや高そう。
内容の方は、第二章の決着の仕方が、結果的にそうなったとは言え、意外とえぐかっ
た。リーベルGさんの某作品終盤を思い起こしました。リーベルGさんの作品ではそこ
に至るまでのトーンから言ってあの展開でも大きなショックはなかったんですが、御作
『アリスの二重奏』では転調した感じがして、衝撃が結構大きかったです。どちらがい
いというのではなく、それぞれの魅せ方があって興味深いなと。
三章は、タイトルから判断してサービス回的な位置付けかと思いきや、どうやら違う
ようで。
冒頭から思わせぶりなやり取りが描かれ、ミステリ色が強まった感がありますね。こ
こまであまりそういう視点で読んでいなかったため、読み返しの必要が出て来そう。(^
^;
ミステリ色と言えば、「■少女と湯けむり」の最後に記された次回予告のフレーズが
気になります! 伏線そのものは今回読了分までに出ているのかしらん?
ではでは。