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“黒い暑気 1・守屋
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●黒い暑気 1・守屋
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新大阪駅は混雑していた。というより、大阪はどこもかしこも混雑しているように思
える。おまけに暑い。七月だから暑くて当然なのだが、大阪の熱気は東京のそれより粘
◆●連載 #0581 2007/09/14
●黒い暑気 2・守屋
(144行)
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拘置所へ入るのは初めてだ、という小柴光芳子はなにを見ても珍しいのだろう、おの
ぼりさんよろしくきょろきょろしていた。
中肉中背の四四歳。分厚い眼鏡に化粧気のない顔、首の後ろでまとめただけの髪とい
◆●連載 #0582 2007/09/14
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