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“君とともに館へ 上 永山
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●君とともに館へ 上 永山
(295行)
テーブルの上を片付けていた渡辺(わたなべ)は、物音を聞いた気がして、
面を起こした。音のした方向――外に目をやる。
窓の向こう、鈍色の空の下は、針葉樹が林立している。秋の景色の中、どこ
◆●長編 #0427 2013/06/30
●君とともに館へ 下 永山
(286行)
館内を調べて回ったが、侵入者は見つからなかった。が、これで安心できる
とはとても言い切れない。すぐ近くで様子を窺っているかもしれない。さらに
疑うのなら、救いを求めて来た五人――私達二人は除かせてもらったが、屋敷
◆●長編 #0428 2013/06/30
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