#2856/3776 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 23/11/20 17:37 ( 26)
やり過ぎ感 永山
★内容
U−NEXTのギフトコードを使って、映画「完全なる報復」(米国 二〇〇九年)
を視聴。ネタバレ注意です。
発明などで財をなしたクライドは、家に押し入ってきた強盗二人に妻と幼い娘を殺さ
れる。やがて犯人達は逮捕されるが、担当検事のニックは勝訴率九十六パーセント超を
維持するためもあって、クライドの意に反して司法取引を行う。結果、主犯のダービー
は懲役刑で済み、従犯のエイムズにのみ死刑判決が下った。
十年後、エイムズの刑(薬物注入による極刑)が執行されるが、通常、眠るように死
ぬはずが、苦しみもがいて死んだ。薬物が別の物にすり替えられていたと分かる。時を
同じくして、出所していたダービーも巧妙な誘導により浚われ、極めて残酷な方法でな
ぶり殺しにされた挙げ句、バラバラ死体となって見付かった。クライドの仕業と睨んだ
警察は彼を速やかに拘束するが、それはクライドによる計画第二段階に始まりだった。
――序盤の粗筋はこんな感じ。
家族と自身が酷い目に遭わされて、犯人が捕まりながらも警察と取引してのうのうと
生きている、それどころか娑婆に出て来ている。そんな状況に置かれたら&能力があっ
たら、作中で描かれたことくらいやってもおかしくはないし、肯定する人も結構いる気
がする。
そう考えさせられる造りになっていて、クライドとニック、どちらに感情移入してい
いのか、観る者は不安定な状態に置かれることになると思う。刑務所に収監されてから
あとのクライドのやり方が凄くて(多少現実離れした点もあるけれども)、感心させら
れる部分もあるし。
と、終盤までは問題提起に揺さぶられながらも、のめり込める展開だったのですが、
ラストがね、ちょっと。そりゃあこの筋書きでハッピーエンドは期待できないし、して
はいけないんだろうけど、もう少しやりようがあるのではないかと。
ではでは。