AWC オカリナが熱っぽく語ったのがよく分かる   永山


        
#2816/3775 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  23/10/10  20:18  ( 46)
オカリナが熱っぽく語ったのがよく分かる   永山
★内容
 映画「RRR」(インド 2022年)をWOWOWオンデマンドで視聴。ネタバレ
注意です。字幕版で観ました。
 出て来るインド人男性の半分ぐらいは、タイガー・ジェット・シンに似ているよう
な。(^^;
 バディ物を作るのなら、主役となる二人の見た目や性格は異なるようにするのがお決
まりだと思うんですが、本作の主役二人はどちらもひげ面。もちろん区別は付くんです
が、日本やその他の国が作るとしたら、こういうビジュアルの並びにはしないんだろう
な。
 ジャンル分けするとしたら、そのバディ物でアリ、インドのダンス映画であり、痛快
娯楽大作であり、歴史・植民地問題にも触れているから社会派と言えなくはない。とに
かく多種多様な物語のいいところを集めて、てんこ盛りにした感があって、しかもうま
くつなげてる。面白い。
 ストーリーもキャラクターもぶっ飛んだところはあるのに、絵力なのか何なのか、妙
な説得力を伴っているような。ダンスシーンなんか、文字通り胸躍る感じがして、わく
わくがとまらん!てなる。最近の日本のドラマで喩えるとしたら、「VIVANT」の
スケール感をさらに大きくして、「トリリオンゲーム」の“そんなにうまく行くかい
な!?”をまぶしたと言えば案外近いかもしれない(笑)。まあ、「VIVANT」も
たいがい、“そんなにうまく行くんかいな!?”なところはありましたけど。
 一見すると大雑把なようで、実際には細かい演出も冴えていました。多いのでいちい
ち挙げるのは避けますが、「かゆいところに手が届く」と「そう来たか」と思わせる箇
所がいくつもあったです。加えて、アクションシーンでのアイディア満載ぶりが凄い。
そんな動き人間はできないだろってのも中にはありますが、とにかく思い付いたアイデ
ィは全部入れてみたんじゃないかってぐらい、惜しみなく工夫を凝らしているように感
じましたね。
 英国が徹頭徹尾悪者なんですが、この映画って英国で無事封切りされたのかなと心配
になるくらい。でもまあ、英国はかつて散々好き勝手やってきて、このように悪役とし
て描かれることには慣れっこになっているという説もある程だから、多分、スルーして
るんでしょう。
 野暮なツッコミを、しようと思えばいくつもできそうですが、敢えて一つに絞ると…
…主人公の一人に好意的な対応をする英国女性が出て来ましたが、途中までならともか
く、終盤、領事館がえらいことになったあとも主人公達と一緒に笑顔で抱擁するのは、
大丈夫なのかしらん。

 その後、同じ作品を吹き替え版でも観ました。この映画は吹き替えよりも字幕版の方
がいい。私見ではなく、きっと大多数が同意見のはず。(^^)
 というのも、日本語吹き替えだとやや緊迫感が下がる気がしたんですよね。現地語で
こそ出せる魂の叫び的なものが、日本語だとオブラートに包まれてしまうような。
 さらに、より根本的な問題として、途中で主人公の一人が英語を解せないが故に、英
国人女性とちぐはぐで面白いやり取りをしてしまうんですが、吹き替え版だと何故か言
葉が通じているかのようになってた。あの場面で英語で何言っているかを分かったら、
後のシーンと合わなくなるのに。

 この作品を宝塚が舞台化するそうで。ちょっと観てみたいと思ってしまった……今の
ご時世だと、何か言い出しにくいかもだけど。

 ではでは。





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