AWC こうそうのしかく(色んな漢字が当てはめられる)   永山


        
#2741/3768 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  23/07/26  17:26  ( 28)
こうそうのしかく(色んな漢字が当てはめられる)   永山
★内容
 推理小説家の森村誠一が肺炎のため死去。九十歳。ご冥福をお祈りします。
 名前はもちろん知っているけれども、御作はあまり読んでいないミステリ作家の一人
だなぁ、私にとっては。
 長編では、乱歩賞受賞作の『高層の死角』と『超高層ホテル殺人事件』『新幹線殺人
事件』の三冊は読んだ覚えがあります。これを読もう!と欲して読み始めたと言うよ
り、家にあったとか、高校の図書室に置いてあったから手に取ったというのが正確なと
ころです。何でそれほど触手が伸びなかったのかと言えば、トリックネタばらし本で既
にメイントリックを知っていたから……ではなく、むしろトリックを知っていたからこ
そ、どんな風に使ったのかという興味込みで、上記の内の何作かは読んだところもあり
ます。
 敬遠したのは、ひとえに、何か読みづらい、これに尽きます。(^^; 全編を通じて読
みにくいのではなく、読んでもスピードに乗れないというか。作者の得意であろうシー
ン(ホテルの仕組みの描写とか)だと、すいすい読み進められたけれども、そうでない
場面や専門用語を詰め込んだような書きっぷりは、正直しんどかった。短編でさえ、途
中で投げ出したのがあったような……作品名を思い出せませんが。あと、出版された当
時ならではの字間行間が詰め詰め、あるいは逆に開きすぎというのも遠因かもしれな
い。
 ミステリーの要素そのものを取り出してみると、トリック案出能力に優れている一方
で、考えたトリックをそのまま使う、捻りが少ないような印象が残っています。※トリ
ックを知った上で読んだせいかもしれません。あしからず。
 大掛かりなネタの映像化向きの作品が多い印象がありましたが、横溝正史や松本清
張、夏樹静子らに比べるとやや少ないみたい。トリックそのものが大掛かりだと、撮影
にもお金が掛かり、避けられたのかな。

 検索して改めて調べてみると、面白そうな粗筋の作品がたくさんある。これを機会に
短編集の一つにでも手を出してみようかしらん。

 ではでは。





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