長編 #2262の修正
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]Z (文明の興亡) 69 {二人は空中に浮いている、王宮の方に向かってゆく} 「インスターさんいったいどうしてこんな事が起きるのですか? それにこ んな事が起きるのはこれが始めてではないのでしょ?」 {王宮の中にあるピラミッドは一辺が三〇メートル それが金色に輝いている} <インスター> 大変良い質問ですね、それを教えたくて貴方を此処まで連れてきました。 そしてこの地球上では何度も何度もこう云った文明の興亡が起きています。 人間に転生輪廻があるように、文明にも同じ様な転生輪廻があるのでしょう。 このアトランティスの前には先程ちょっと触れたムー大陸の沈没があり、その 前にはインド洋上にあったレムリヤ大陸が約六万年の大陸としての生命を終え、 芸術至上主義であったレムリヤ文明も海中へ没していきました。 しかもこの時 はその大陸の住人二五〇万人は一人残らず死に絶えました。 しかしながらその 文明だけは当時そのレムリヤの植民地であった太平洋上のモア大陸が受け継ぎ、 そのモア大陸にラ・ムーという偉大な救世主が誕生してその文明の頂点を迎えて よりムー大陸と呼ばれるようになりました。 このレムリヤはその末期には植民 地であったモア人を奴隷として使い自らは芸術に酔いしれると云った生活だった ようです。 一人残らず死んでいった理由も分かるような気がします。 さらにその前には、今から15万3千年前の事ですが、今の南極大陸にその八 割くらいが重なっていたミュートラム大陸が、地軸のポールシフトによりその文 明の幕を閉じました。 温暖だった地域が急に寒帯に替わり、二週間ほどで五メ ートルを越す積雪に見舞われその首都ラミュートは全滅してしまいました。 こ れ以後地球は永い永い氷河期に入りその後に続くレムリヤ文明が花開くまで、人 類はしばらくの間、細々と暗い耐乏生活を余儀なくされる事となます。 このミュートラムの人々は大変食文化の研究に秀で E E その事がやがて人間本来魂であることを忘れさせ、肉 E E 体快楽中心へと曲がっていきました。 現存のエジプ E E トのピラミッドの壁画に描かれている乳牛のような乳 E E を持った狼のような動物の絵を見たことがありますか E 狼牛の絵 E この大陸にはその動物が野生していました。 そのミ E E ルクは大変美味しくて高価だった為、人々はそのミル E E クを飲む為に必死で働いておりました。 今の若者が E E 車を求めるのと同じ価値観だったのです。 E E 今世紀末、又起こることになっているポールシフトの後、二一世紀には氷に閉 ざされた此のミュートラムの遺跡がその氷の下から無傷のまま発見されることに なるでしょう。 そしてその又前は、今から七三万五千年前のことです、それはまだ今のアフリ カ大陸と南アメリカの両大陸がくっついていた頃の事であり、ゴンドアナ大陸と 呼ばれておりました。 そうですご想像のとおり、このゴンドアナ文明はその巨 大大陸の分割という大異変により崩壊しました。 このゴンドアナの最大の特徴は今で云う超能力でしょう。 巨大大陸に住んだ せいかこの頃の男性の平均身長は二メートル一〇センチで、女性の平均が一八〇 センチでした。 そしておそらく信じてもらえないと思いますが男性には額の真 ん中にもう一つの目がありました。 目といっても貴方についているその目とは 機能は違うもので、物を見るために使ったわけではありません、超能力を使う時 にカッと見開かれたようです。 女性の超能力はその子宮にあったと言えるでしょう。 今のように知らないう ちに子供の魂が宿るのではなく、子宮を通してこの意識世界と会話が出来ました、 そして話し合いの結果、生まれてくる予定の魂と合意の上で、母はその子を体内 に宿したのです。 九六万年前に誕生した此の大陸には四回の文化の興亡がありましたが、その最 後に栄えたのがこのゴンドアナの超能力文明でした。 季節は秋、とある夕暮れ 時、ものすごい地響きと共にその崩壊のきっかけはやってきました。 エカーナ と呼ばれたその中心都市の真ん中に南北一〇〇キロぐらいの亀裂が走りました。 その三日後大地震と共にその切れ目は大断層となり、ついに大陸を割ってしま いました。 三〇万人居たエカーナの住人はその日の内に死に絶えましたが、超 能力でも特に予知能力にたけていた、ゴンドアナの東南部にあったエミルナ族達 はこの事を予想し、大挙その南方にあったまだ無人のミュートラム大陸へと逃れ ました。 今私が語ったのは地球人類の歴史三億6千五百万年の内の一〇〇万年、即ち三 六五分の一、人類の歴史を一年の長さに置き換えたとするならばまだその一日分 を語ったにすぎません。 人類はこれまでそんな途方もない文明を経てきている のです。 そしてその各時代に生きていたのは過去の他人ではなく、貴方自身の 過去の体験なのです、貴方はそれぞれの文明総てに何回も肉体を持ち人間として の魂の経験を積んでおります。 この事を忘れてはなりません。 ョ「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「イ 、 貴方は自分自身を考えるとき、こうして永遠に続いている生命として、 、不滅の生命体として自分の成すべき事を考えねばなりません。 貴方の、 、命は後数十年で終わるわけではないのです。 後数十年で終わりを迎え、 、るのは何万回と繰り返している三次元肉体修行の内のほんの一回分の終、 、わりにすぎません。 、 、 だとしたら貴方が今回手に入れて、この本来の貴方の住まう意識世界、 、へ持って帰らねばならない物は何でしょうか・・・、お金でしょうか、、 、地位でしょうか、名誉でしょうか。 そんな持って帰ることの出来ない、 、物を追い求めたとしたらなんとばかばかしい人生となるでしょう、だっ、 、たら努力する意味がありません、そんな無駄のためにせっかくの人生を、 、使ってはなりません。 、 カ「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「コ この歴代の文明はどうして滅びていったんでしょう・・・・・・・・・・。 是非じっくりと考えていただきたい・・・・・・・・・・・・・・・・・。 私にはもう一度やり直しなさい、と言う強い意志の声が聞こえます。 それでは駄目ですよ、ちょっと間違っていますよ、と言う声が。 何度やっても又失敗している我々愚鈍な魂を見捨てることなく再挑戦しなさい、 と言う途方もなく大きな意志の存在を感じます。 それは又次ぎなる進歩のチャ ンスを必ず残されておられることでも明らかでしょう。 「インスターさん、きっと貴方が話した数々の文明の興亡はきっと総て本当 のことなのでしょう。 おっしゃた事の数々の証拠が世界各地に散らばっ ていますがそれらはみんな訳の分からない不思議、として語られているだ けでした。 今のお話とこのアトランティスの様子を見るにつけ、世界の 七不思議はみんな不思議ではなくなってしまいました。 我々人類は思い上がってはならないようです。 謙虚さ、の大切さをつくづく思い知らされます。 そして何よりも見捨てることなく我々を見守っておられる大いなる慈悲 に対して、深い深い感謝の念が湧いて参ります。」 ][ (地球の自然浄化) 72 {王宮が壊れていく、大地が大きく揺れている 飛行船で逃げ出した僅かな人も見える} <インスター> ホントにそうですね、人間は何時も何時も少しばかりの進歩に酔いし れ、神の存在を忘れてしまいます。 生かされていると云うことを忘れ 自分の力で生きているのだと慢心してしまいます。 その思いが感謝す ることを忘れさせてしまいます。 感謝の気持ちのない人は、全て既に 自分の回りに与えられていることが当たり前、と思っています。 全て が当たり前だと思っている人には、自分に何か足りない物があるとそれ が不満となります。 即ち 感謝のない人には不満しかありません。 不平不満のグレーの思いの量がバラ色の感謝の気持ちよりも多くなった 時、地球そのものに宿っている巨大意識は、人間で云う病気と同じ状態 となってきます。 人間がウイルスに感染したときに、それを排出しよ うとする自然治癒力が備わっているのと全く同じように、地球意識にも 自らを浄化しようとする自然治癒力が働くのです。 今こうして大地が 揺れているのは灰色の想念の曇りを振り払おうとしている地球の自然浄 化作用に他なりません。 この揺れはけっしてえせ宗教家が言うところの神の怒りなんかではあ りません。 「そうですよね、この宇宙を作り出した根源なる者が、怒りにまかせて人を 成敗するというのはどうも属人的で支持しにくい考えですよね」 {大地が沈み始めた} <インスター> とうとう沈み始めましたね、もうこれ以上見ていられないでしょう。 人間は何度同じ事を繰り返せば分かるのでしょう・・・。 さあ引き上 げましょう。 {ハピエストランドの光輝く菩薩界に戻ってきた} 「人間の自業自得と言ってしまえばそれまでですが、あんな出来事を目撃す るのはやはり耐えられません。」 <インスター> そうでしょう、アトランティスやムー大陸が全くのお伽噺のように語 られているのはその為です。 創造主はこんな悲惨な出来事を人々の脳 裏に刻ませないよう配慮され、人々の記憶から消し去っているのです。 ]\ (幸せの本質) 73 {輝きの中にも閑静な研究室のような建物の前に出た} <インスター> 着きましたxxさん、此処が貴方の家です。 此処に戻るためには貴 方は貴方の今回の人生計画の使命を無事果たさなければなりません。 貴方はもはや自らの使命を悟りました。 おそらく貴方自身は幸せの中 にあるでしょう。 でもそれだけで此処に戻ることは出来ません、自分 が幸せになったのならこれからは貴方が他の人をどれだけ幸せに出来る か、それが問われます。 此処に住むことが出来る人は、少なくとも一 万人以上の人々にプラスの影響を与えるくらいの成果を残した人達なの です。 {表札には由利と云う名が刻まれている、二人で中へはいる} <インスター> そもそも幸せとはどんな状態のことを云うのでしょうか? 「幸せな状態とは、 心が穏やかである、心がぽかぽかと暖かい、 中心から喜びがこみ上げてくる、感謝の気持ち、 知る喜び、発展をかみしめている、充実感 総てと円満に調和している、安定感 神性を信じる絶対的なみなぎる自信、安心感 生かされている喜び、与えられている満足感・・・」 <インスター> 確かにそんな状態が幸せと云えるでしょう。 幸せとはその人の心に描かれている絵が美しい状態のことでしょう、又 逆に不幸とはその人の心に描かれている絵が醜いときのことでしょう。 そしてその絵を描いているのは誰かといえば紛れもなくその本人なので す。 即ち心に綺麗な絵を描き出した人が幸せな人であり、汚い絵を描 き出した人が不幸な人である、なんと簡単なことでしょうか。 言い換 えるならバラ色の思いを出している人が幸せな人であり、グレーの思い を出している人が不幸な人なのです。 どんな時も、何処にいても、ど んな場合でも、常にバラ色の思いを出し続けることができる人が幸せな 人であるのです。 OCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC CCCS E人はその人が出す思いにより総てが決まります。 E E その人が出す思いの質によってその人の住む世界が変わるのです E WCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC-[ <インスター> その人が想うことによってその人の幸不幸が決まると云うことは、不 幸なのは総てその本人のせいであり、決して他人や回りに起きている環 境のせいではないわけです。 又言い換えればこの事が納得できる人は 必ず幸せに成れる人であり、この事が納得できない人は絶対に幸せに成 れない人なのです。貴方はこの絶対的な法則を多くの人に伝えなければ なりません。 この真実を計画通り一万人以上の人達に納得させられな かったなら貴方はこの世界に帰ってくる資格はないのです。 「でもいったいどうやったら多くの我欲に迷える人達が、マイナスの思いを 出さずに生活し続けることが出来るのでしょう。 現実に肉体地上生活は 苦しみに充ちた世界ではないでしょうか」 <インスター> その答えを見つけるためのヒントは、実は総て地球上に既に与え尽く されております。 貴方はこれから人を導きながらその一つ一つの答え を発見していくことになるでしょう。 今後ともこのハピエストランド へ多くの人達が自分の幸せを求めてやってきます。 もはや自らの守護 霊となのっていた潜在意識と導通した貴方は、そうでない普通の人に比 べ今や数倍の認識力を身につけております。 既に悟られた貴方は今後 この思考ワールドへやってくる人達の案内人となり、一人びとりの人生 に関わり、その人固有の悩みの解決に力を貸すのです。 その時どきに 貴方はこの地球大自然の中に隠された根源なる者の大いなる人類に対す る愛を発見することとなるでしょう。 「なるほど、良く分かりました。 やってみます、そして必ずやり遂げます」
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