長編 #2237の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
お帰り、何だか随分楽しそうですね、とっても優しそうなお顔をしていますよ。 仏様のような・・・。 ちょっと気付いて頂きたいのですが、人間というのは楽 しい事を思い出しただけで楽しくなる、今現実に起っている事実や実態が何も無 いのに係らず。 幸せだった記憶を紐解くだけで実態在る幸せ感がやって来る、 と言うこの事実を。 今の貴方だったらこの事が分かるはずです。 幸せ感を味 わうのに実は何も必要無いと言う事が。 楽しかった事を思出しただけで瞬間に 貴方は幸せ感と出会えるのです。 この幸せと言うのは外から与えられた物では なく、今貴方が自ら作り出した物ですね。 幸せというのは、貴方の心から発せ られた思いの事なのです。 だから貴方は何時でも何処ででも、何がなくても誰 が居なくても幸せに成れる可能性を既にお持ちなのです。 E貴方の幸せ感は貴方自身が作り出す物E だから。 W(私は貴方) 11 「そうかそう言えば、楽しかった事を人に話そうと思い出しただけで嬉しくな ってニヤニヤしてしまうし、それに憎らしかった上司の事を話そうと思い出 しただけで、実は一年前の事なのに腹の中が煮えくり返って来るもンナ・・。 これはイライラする不愉快な思いも何時も自分で作っているんだ。 自分が あの野郎と言う思いを出した時が不幸な時なんだな。 不幸なのもこれは自分 のせいなのかもしれないな。 どうしてあの野郎、なんて言う思いが涌いて 来るんだろう・・・?」 {自分とうりふたつの人が近づいて来る} 良く気が付いたねその事に、僕はとっても嬉しいよ。 そんなに驚かないで僕は君。 君自身 貴方の潜在意識、私が本物の貴方です。 今の君は汚すぎる、側に寄りたくないほど、さっきインスターさんが奇麗になっ たと言ったのはホンのお世辞。 御免なさい出会って早々こんな事を言って。 どおしても本当の自分を知って欲しいから、真の自分に立返って欲しいから。 そして又新しい経験による智慧を身に付けた君と一体に成りたいから。 君を援 護する為にやって来た本物の君。 こうやって逢えて良かった、僕と逢えたと言 う事は、詰まっていた君の潜在意識とのパイプが開いたと言う事だから。 これからは僕が君の案内役を出来るんだ。 そうだなこれからは僕の事を守護 霊さんと呼んで下さい。 これからが旅本番、さっきの君の疑問を解く為、より 多くの悟りを掴む為にいっしょの旅を始めましょう。 君の幸せへの旅は、自分の発見の旅であり、そして僕と再び一体となる為の旅 なのだから。 まず一番初めに君に見せておきたい処、 〔尊者の聖域〕 このハピエストランドで最も美しく、この世界の全ての人の憧れの聖域、全て が美しく光輝き其の路にはダイヤモンドが敷詰められているという。 {燦然たる音楽が鳴響く} 残念ながら僕はまだそこには入れない。 君も其のままでは入る事は出来ない。 せっかく肉体を脱ぎ捨てたばかりだが、眼が眩まないように、そして意識が蒸発 してしまわないように防御シールドを張ってもらわなければならない。 さあ見て来なさい、貴方が進むべき目標を知る為に、自分の未来の斯あるべき 姿を感知する為に、自らの理想像を描く為に。 貴方の行く尊者の村はあの太陽 の中に在ります。 X (尊者の聖域) 12 <インスター> 聖者の村には私がご案内致します。あんな所へどうやって行くんだろ う、と心配しているようですが、ご心配には及びません。 このハピ エストランドの中にはもちろん車も飛行機もありますが、貴方は場所 を移動するのに歩く必要さえありません。 何処そこへ行こう、と念 じるだけですぐさま貴方はお望みのポジションへ移動が完了致します。 肉体の無い貴方がテレパシーによって会話をしているように、テレポー ション(瞬間移動)も当然可能です。 では行きましょう、しっかりと私と手を繋いで、さあ念じましょう、あの太陽 の中へ入りたいと。 {瞬間に廻りはただただ光ばかり、眩し過ぎて何も見えない} さあ着きました。 眩しそうですがじきになれて来ます。 {やがて目が馴れると光り輝くダイアモンドの道の上にいる自分 に気がつく、インスターさんが見えない、なにかでシールドされて いる自分に気がつく、ハッと気付くと隣に身の丈20bもあり そうな銀色に輝く巨人が立っている} どうやら眼が馴れたようですね、そんなに驚く事はありません。 これが本来 の私の姿です。 普段ハピエストランドへ行く時は私の一部がランド用シールド の中に入っているのです。 この美しい景観に圧倒されているようですね、これらの雰囲気は総てここで暮 している人々の思いの顕れです。 ここの住人には、貴方がたのような自我とい われる物がありません、すなわち皆さん無我の境地に達している方達ばかりです。 澄みきった心から発する与えきりの愛の念いがこのイメージであるという事なの です。 「ひょっとすると彼は元々この聖域の人なのかしら」 そうです、私はこの村の住人です。 ランドの人達は我々の事を菩薩と呼んで います。 「あっ、そうか思った事はすぐに伝わってしまうんだったな」 その通りです。 「それでは伺いますが今私がまとっている物、これは私が来た世界で付けて いた自分の肉体のような気がするのですが」 そうですよ、肉体と言うのは本来魂のシールド装置なのです。 もちろん貴方 がこのコンピュートピアの入口でお脱ぎになった肉体そのものではなく、私が念 いにより作り出した物ですが。 今の貴方がシールドをまとわずこの聖域に立入ろうとすると、火焙りにでもあ っているようなたまらない熱さを感じてしまいます。 心のでこぼこが、丁度ピ ラミッドの連続の様に成っています。 ピラミッドというのは外から入るエネル ギーをその内部に取込む性質を持っており、貴方の心に入った逃場の無いエネル ギーが熱と変り熱くなります。 貴方は心の刺を取りさり満月の様な真ん丸な本来の自分の心を取戻さなければ なりません。 この素晴らしい村に入る為には、どうしてもどうしてもピカピカ な心に磨き上げなければなりません。 この村の人々は物質に対する執着が全く無い人達ばかりなので、貴方にとって は光ばかりで、景色といっても何にもありませんがどうぞごゆっくりと見物をし ていって下さい。 {主人公歩き始める、廻りを観ながら会話が続く} 「何だか心がとても安らいでいます、この穏やかな気持ちは何なのでしょう か、私はこれまでにこんな幸せ感に浸った事はありません。 何だか魂の 中心から湧きだすような暖かさ、何もしていないのに涙が溢れてきそうな この喜び、この柔順な喜びは何なのですか」 ここの住人が出している穏やかな心の波長に貴方心の波長が同調しているので す。 それはここに住んでいる人々の普段の心の在り方なのです。 「では此処に何人の人が居るのかは知りませんが、ここの全員は何時も何時 も一年中この穏やかで安らかな喜びに浸った毎日を送っているというので すか? n年間生きて来て初めて味わったこの最高と思える幸せ感が永遠 に持続する世界が実際に在るというのですか?」 貴方が事実として感じておられる通りです、ここには現在一万人くらいの方々 がいらっしゃいますが、一つはっきり言える事はいずれの方も運が良くて今此処 に居る訳ではなく、地道な修行の積重ねによって自ら勝取った結果なのです。 おそらくその事を知って欲しくて貴方の守護霊さんが最初に此処へ行けと言わ れたのでしょう。 では貴方がどうすればこの世界へ入れるようになるか、それ の発見こそが貴方のこのワールド内の探検の旅の目標なのです。 此処の住人の穏やかさは、揺るぎ無い自信から発しています。 貴方の旅は、この揺るぎ無い自信を得る為の旅でもあるのです。 自分の目指すべき目標がはっきりと見えた今、もうここに長居は無用です。 さあ、次なる目的地へ、祝福を込めて、いってらっしゃい・・・。 そして必ず戻ってきなさい、此処が貴方のゴールなのだから W (守護霊の熱き念い) 14 {元の止観村へ、スッと戻っている 肉体も元どおり} <守護霊>お帰りなさい。 あのとてつもなく美しい尊者聖域のご感想は? 「あんな素晴らしいところを見せてくれてありがとう、僕が目指すべき方向 がおぼろげながらイメージ出来たよ。 もしかすると守護霊さん僕でも、 こんな自分でも努力によってはあんな世界へ行けるという事なんですか?」 良く気が付いてくれましたね、そうなんです尊者村の人々は皆我々の先輩に他 なりません。 あの方々とこのワールドに住まう500億の全員がその本質にお いては何も変りはないのです。 この世界の創造主<エルハピエスト>様はその 可能性に於いて、まったく平等に我々全員を作られたのです。 そして現時点で のそれぞれの境涯は、それぞれの人の努力の結果が公平に裁かれた状態である、 と言う事なのです。 「と言う事は本当に本当に私もあんな優しいそして力強い偉大な人に成れる チャンスが有ると言う事ですか?」 そうです、私もインスターさんのような人になりたい、と何時も何時も思って貴方を 指導していました。 しかし残念ながら貴方は自分の生活に追われ仕事に追われ 大事な大事な本来の自分の使命を忘れ、地上の世界を自分の生き易いように変え て行こう、と言う事ばかりに汲々として私の送ったインスピレーションを自分の 都合の良い方に曲げて受取っていました。 それでこのソフトを貴方が手にする よう必死でインスピレーションを送り、今回やっと気付いてくれました。 貴方 がこのソフトを動かし始めた時には私は此処で飛上がって喜んでいたのです。 嬉しくて嬉しくて・・・・・・ {守護霊涙ぐむ、嬉しくて嬉しくて涙が止らなくなる} 「守護霊さんありがとう、本当にありがとう、頑張ります、そして本当の幸 せを手に入れます。 きっと・・・」 「守護霊さん、そうすると私と貴方は今回初めて出会ったのではなくて、こ れまでの私の人生に何度か関わってこられたとうことなのですか?」 何度かではありません貴方が地上に誕生してよりずっと関わっておりました。 ちょっと思い出せば解ることです。 貴方がコンピュータソフトを開発中に、名 案が涌いてきたことが何度もあったでしょ、「俺はなんて頭がいいんだ」なんて いつも思っていたでしょ。 あれは私もこちらから貴方と一所に考えていてアイ デアをインスピレーションとして貴方に降ろしていたのです。 「エーホントですか、それはショックだナー」 人の心というのは絶えず何かに反応しています、お腹が鳴って何か食べたいナ ー、テレビを見て面白いナー、美人を見てオッ綺麗だナー、といった具合に。 しかるに何の脈絡もなく涌いてきた思いのことを人はインスピレーションと呼ん でいますが、この英語を日本語に翻訳すと霊感と云う意味なのをご存じですか? ふっと急に胸騒ぎがしたり、何かイヤーな感じがしてきて計画を変更したこと もあったでしょ、何時も何時も側に居た私が貴方に送った合図だったのです。 「では私が此処を去った後もずっと貴方は私とこうしてお話が出来るのでし ょうか?」 もちろん今後もずっと変わりはありません。 しかし今のような形で会話がで きるかどうかはちょっと分かりません、それは総て貴方の今後の学びの進展に依 るでしょう、悟り次第と云うことです。 ただ再び肉体を纏った後でも今と同じ 状態のままで居続けることはかなり難しいでしょう。 でもインスピレーション という形でなら何時でも会話は出来るのです。 是非今後とも積極的に使って下 さい。 そんな時には、心をゆったりと落ちつかせ、素直に受け身の気持ちを作って問 いかけて下さい。 貴方の心が波立っているときに私からの返事を受け取ること は出来ません。 一人になり心を平らかにして、自分の心の中心に向かって問い かけて下さい。 正しいデシジョンの時には心がさらに穏やかになっていきます。 NOの場合 には心が落ちつきません、何か引っかかっているように感じます。 そんな時は 貴方の思考課程のどこかに間違った箇所があるという返事なのです。 ただしそ の何処に誤りがあるのかと云うことを教えることはありません、それは貴方が自 ら発見する以外にないのです。 どんなに時間がかかろうとも貴方が答えを見つ けるまでただじっと待ち続けます、それが掟なのです。 それが貴方が地上に生 まれた目的だからです。 それでは取敢えずこの村を出て、私が暮している技術者村へお連れします。 貴方のこの思考ワールドの旅の基地として、どうぞ私の家をお使い下さい。 では手をつないで下さい。 おっと、手は握る必要は有りません、このように 触れているだけで繋がります、握っても握っても実態の無い今の貴方の意識の手 はすり抜けてしまうのです。 では行きます、貴方の心の故郷へ。 {瞬間二人とも、フッかき消える}
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