長編 #2182の修正
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「県政転覆」エピローグ−鬼畜探偵・伊井暇幻シリーズ− 久作 ●エピローグ(小林純) 「先生」目は醒めたけど、体が重い感じ。 「ん 何だ」偉そうな声、出しちゃって。赤ん坊みたいに僕の胸に取りすがっ て眠ってたクセにさ。 「小さいモノも使いようだね」 「あん?」怪訝な顔の先生。 「タキオン・グラインダー なかなかヨカッタよ 大きさが中指程度でも テクニック次第で……」 「あぁん?」何、驚いてるんだよ。たまにしか、褒めないから驚いてるのかな。 「だから ゆうべ……」もぉ、みなまで言わせないでよぉ。 「俺 してないよ そんなこと」 「へ?」嘘だろ、僕は確かに……。夢だったのかなぁ。 「本当だよ アレやっても 俺の方は全然ヨくないんだ 動きが速すぎて 感じる前に終わっちゃうんだ なんたって タキオンだかんな」 「え でも…… あんっ もぉ 朝はシナイって約束だよ」でも、今朝は特別に 許しちゃおうかな。 「ほえ? 俺 何もしてないよ ん? ……そこかあっ」先生は突然、毛布を剥ぐ。と、二人の足元に十八ぐら いのポッチャリ美少女。俯伏せの侭、顎に手を敷き二人を見上げると、テヘッと舌 を出し、 「バレちった」 「ターキー ……か?」恐る恐る見下ろす先生。 「オクトパスって名乗ることにしたわ 今のが八つ目の変形」 「なんで おめぇが ここにいるんだよ」先生はブッキラボウに言い放つ。 「ねぇ アタシも助手にしてぇ ねっねっ」少女なんかに興味はない僕から見て も可愛いと思える完璧なブリっ子で、彼女(?)は頼み込む。 「怪人は辞めるのか」先生も少し優しい声になる。 「だって」怪人も探偵も似たようなモンじゃない それに アタシ…… アタシ 小林君のこと……」トロトロの媚びを一杯に湛えた目が僕を見上げてる。 嫌だよ。女の子なんて。僕は男か大人の女性しか相手にしないんだ。でも昨夜、僕 の中に入って激しく動いてた指みたいなのは、彼女の指だったワケ? 僕は知らず に思い出すのも恥ずかしいほど、あられもなく……。どうしよう、恥ずかしいよぉ。 「おい 小林は俺の……」あ、困ってる。もっと困れ、もっと困れ。言っちゃえ、 もう一声。 「ま イイか 3Pってのも」な、なんだって! 「ちょっと待ってよ 僕の意思も……」 「あたたたたた」ああっ、先生、僕の“秘孔”を突いて、どうする積もりだよぉ。 「アトミックゥゥ…… シェイッカアアーーー」 (了)
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