◇フレッシュボイス2 #2864の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
雑談ネタやドラマなどの感想もないので、考えていると、ふと思い出したこと。 「藪の中」や「黒い霧」といった言葉を自作に使うのは、いわゆるパクリ的な行為に 該当するか否か――という話。 まず、「藪の中」「黒い霧」を使うことの何がいけないんだろう?という向きもある かもしれませんので、一応説明しますと、これら二つの言葉は、それぞれ一人の作家 (芥川龍之介、松本清張)が使用したことがきっかけで広まった、言うなれば造語で す。※もちろん、本当に“藪の中”を描写したいとき、本当に“黒い霧”を描写したい ときは、そのまま使っても微塵も問題ないでしょう。 そもそも、単語が一致した程度では著作権侵害だのパクりだのという問題にはならな いのが通例であり、「藪の中」「黒い霧」を別の作家が使ってもかまわないはず。少な くとも、ほとんどの人は意識することなく使っていると思います。私も同様です。三文 字程度の短い言葉だし、元からあり得る言い回し(意味はともかくとして)だし、すで に世間一般に定着しているし。 なのに何故こんなことを書くかというと(書き込みのネタに困っているからというの もありますが ^^;)、だいぶ前に読んだエッセイ――確か佐野洋による「推理日記」に 出て来た一節――に、作家の矜恃のようなものについて記されていたのが印象に残って いたから。つまり(正確な表現は覚えていませんが)、「作家たる者、他の作家がこし らえた新たな表現を、軽々に流用するものではない」との旨が述べられていて、ある意 味、納得できたんですね。 ただ、頑なに使わないでいると、ちょっと困ったことが起こるかもしれない。「藪の 中」や「黒い霧」ほどの世間一般に定着・浸透した表現を、作中で使わないとなると、 作中人物も使わないことになる。もしかしたら、読者は怪訝がるかもしれない。「何で この物語世界の人達は、“黒い霧”というぴったりな表現を使わないんだろう?」と。 それはそれで不自然だと言えそうで、悩ましい。 多分、「パクる」にも最初に使い出した人がいて、皆が「これは分かり易くていい」 ってな感じで使って、広まったんだろうな〜。 ではでは。
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