◇フレッシュボイス2 #2770の修正
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プロレスラーのテリー・ファンクが死去。七十九歳。安らかにお眠りください。 私がプロレス好きになるきっかけになった選手であり、最初に好きになった外国人レ スラーでもあります。アブドゥラ・ザ・ブッチャーを始めとする“悪い”外人レスラー の凶器攻撃・反則に、馬場や鶴田といった日本陣営がやられていると颯爽と駆け付け、 蹴散らす姿にしびれたもんです。蹴散らしたあと逆襲に遭って、血だるまにされること もしばしばでしたが、そのやられっぷりさえも惹きつけるものがあり、見事でした。“ 日本人の味方をする外国人”というのが新鮮に映ったのもありますが、それ以上に根性 や耐える美学を体現した存在で格好よかった。 テリーとその兄のドリーに関することで、一つ不可解だなと思っているのが兄弟対決 が実現した経緯。全日本プロレスのマットで一九八一年四月にインターヘビー王座決定 トーナメントが開催され、決勝に進出したのはドリーとブロディでしたが、ブロディが 負傷欠場となり、ドリーが自動的に王者に認定、決勝戦の代わりに初防衛戦が組まれる ことに。対戦相手は当日のリング上で、ブロディを除くトーナメント参加者がくじを引 いて決める。当たりを引いたのが弟のテリーで、夢の兄弟対決実現!となったのです が。 当時の全日本プロレスは猪木率いる新日本プロレスに押され気味、観客動員も低迷し ていた頃。そんな全日本にとって人気外国人レスラーのテリーとドリーの兄弟対決は、 切り札とも言える最高のカードだったはず。 ところが上記の経緯で実現させてしまうと、宣伝がまったくできない。会場も千葉 で、一万人クラスの大観衆を集められる箱ではなかった。さらに言えば、テリーは一九 八三年での引退を表明しており、引退試合の候補として兄弟対決も一部、囁かれていた ように思う。営業的に考えるなら、勿体ないに尽きる。 考えられるのは、(プロレス興行としては珍しく?)ガチ抽選だった可能性かなと思 うものの、それこそ兄弟対決をハプニング的に実現させるのを避けたいなら、ガチ抽選 をしてはならない訳で。 この年の五月以降、全日本と新日本の間では有力外人レスラーの引き抜き合戦が勃発 する(ドリーとテリーは移籍せず)のですが、実際は引き抜き合戦ではなく話し合いの 上でのトレードだったとする説も根強く、もしもトレードが決まっていたのなら……と 妄想を膨らませることもまた楽しい。(^^) ではでは。
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