#1966/3572 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 21/10/15 08:49 ( 35)
原稿用紙の増やし方 朝霧三郎
★内容 21/10/15 16:42 修正 第3版
永山さんが下の方で書いていますが。
原稿用紙300又は12万文字というのはどっちなんだろうと思いますよね。
原稿用紙300枚では12万文字は行かないと思うんですよね。
「このミス新人賞」向けに「条件反射殺人」のネタを改造しているのですが、
応募枚数、40字×40行で100枚〜163枚
という事で軽くクリアできる感じだったのですが。
同時に、年末締め切りの「なろう」系のwebサイトの賞にも出そうか
と思っていたのですが、これが確か10万文字とかで。
40字×40行で140枚ぐらい行っても、
ワードなどの文字数カウントで調べると5万文字程度で。
そこで、web系のは諦めて、「クリスティー賞」にと思ったのですが。
これは、400字詰め原稿用紙換算300枚で。
それにも至らない。
40字×40行で140枚ぐらいの原稿でも400字詰めにすると
250枚ぐらいになってしまう。
そこで膨らますしかしょうがないと思ったのですが、
全然増えないですね。
ある段落で、その日の天気は、とか、相手の着ている服は、とか、
相手が一言喋る度に「口を真一文字に結んだ」とか「頬を不満気に少し
膨らませた」など、
余計な描写をどんどん入れても、
そうやって膨らませても、全然増えない。
試しに、クリスティー賞の過去の受賞作を試し読みしたのですが、
やっぱり、のらりくらりと描写してあって、ああやって描けば枚数は稼げるだろうなあ
とも思いましたが。
原稿用紙の枚数を増やすにはどうしたらいいでしょうか。
一番手っ取り早いのは改行を増やすというのですが。
(まあ、これだと、web小説の文字数10万とかには使えないのですが)。
(それにしても、この手のちょっとした書き込みでも、
書くのが辛くて。
そもそも描写とかも嫌いだし。)。
#1967/3572 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #1966 ***
★タイトル (AZA ) 21/10/15 17:18 ( 48)
ふえーる○かめのようには行かないだろうけど 永山
★内容
文字数を膨らませる>
私がやったことのある、もしくはやるとしたら……。
まずは、朝霧さんも言及されている、人物が初登場する度に容姿等の描写を増やして
みます。髪がどうだの目がこうだのと書いていけば、ちょっとずつ字数を稼げる。さら
に擬態語・擬音語による形容を足せば、わずかながら上乗せできます。「切り揃えられ
た前髪」を、「シャンプーの香りが漂ってきそうな艶のある、さらさらかつふわっとし
た前髪は眉を隠すか隠さない程度に、真っ直ぐに切り揃えられていた」にすれば七倍ぐ
らいになる。(^^; ただ、バリエーションに乏しいのでやがて行き詰まるのと、全部の
登場人物で描写過多になるとさすがに重たくて、読みづらくなる可能性大。
次に、ミステリだと手掛かりや伏線を出すシーンが必ずと言っていいほどあると思い
ます。その場面の記述を読み返し、手掛かりが剥き出しになっていたら、少し隠せない
かと考えてみる。たとえば犯行現場を第一発見者の視点で記述する場面で、机の下に落
ちているアイスクリームバーを食べたあとの棒が重要な手掛かりだとしたら、その棒だ
け描写するのは論外として、「ライターやリモコン、アイスの棒などが落ちていた」と
記述しても、まだアイスの棒だけ異様で目立つ。そこで、現場には食べさしや飲みさし
の物が散乱していたことにすれば、多少はカムフラージュできる。「カップ麺の空容器
には割り箸がX字に乗っており、机の下には半分ほど残ったお茶のペットボトルにアイ
スの棒、スナック菓子の袋などが転がっている。くずかごの縁に引っ掛かっているの
は、どうやらコンビニおにぎりの包装ラップらしい」ぐらい書き込むと、アイスの棒に
気を留める読者は少なくなるでしょう。
三つ目は、本筋とはほとんど関係ないが意味ありげなシーンを付け足す。舞台が人里
離れた屋敷なら、おどろおどろし雰囲気を作り出すためにも、夜の嵐の場面を冒頭に設
けたり、いかにも動機絡みになりそうな過去の因縁話を語らせたりする。
四つ目は、逆に本筋と関係ある場面を新たに作る。ミステリだと、第二第三の殺人を
起こすっていうあれですね。無論、当初の構成がしっかりしていればいるほど、新たな
事件を起こすのは難しくなってくるでしょうから注意が必要かと。二時間サスペンス的
展開でよければ、最初の犯行を目撃した人物がいたとか、そいつが脅迫してきたとかい
うことにして口封じのために殺人を重ねる、というのが定番。
最後は、場面の先取り挿入(ちゃんとした用語があるのかもしれませんが、知らない
ので)。犯人が指摘される直前のシーンや殺人が今しも行われるシーンを、そのシーン
が実際にあるよりもずっと前の段階で予告的に見せておく。ミステリであれば、予告で
は状況Aと思わせておき、実は状況Bであったと分かるのが理想かな。
あと付け足し。自分ではやらないし、ミステリに向いているかどうかは分かりません
が、小説投稿サイトで時折見掛ける、すでに描いた場面を、それまでとは異なる描写視
点を取り、「※登場人物Aの視点」と銘打って綴るやり方。あれも結果的には文字数稼
ぎになるはず。やるならやるだけの意味を持たせなければいけないんでしょうけど、ミ
ステリだとどうなんだろ?
まあ実際のところ、最初からきちんとした組み立てで長いものを書き上げるのがいい
んだと思います。短い物を膨らませると、水増し感がどうしてもにじみ出てしまい、物
語として重みが足りないというか一貫性が弱いとの感触を持たれがちな気がします。
ではでは。
#1968/3572 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #1967 ***
★タイトル (sab ) 21/10/15 19:11 ( 56)
さっそくのコメントありがとうございます。 朝霧三郎
★内容 21/10/15 19:15 修正 第3版
昔、清水義範の小説に、書く事がない場合には兵隊に番号を言わせる
番号ーっ
一
二
三
四
五
六
七
八
九
十
というのがありましたが。
拙作の予定では、
ユーミンの「守ってあげたい」のメロをセックスの時に聞かせて
ユーミンのメロを聞くと膣液分泌をするという条件づけをする、
というものなのですが、
条件づけをする犯人は、何故かお経を頭の中で唱えないと勃起しない
という設定にして、
♪you don't have to worry worry
くーふー いーしき しきそく ぜーくう
と、ユーミンのメロと般若心境を10行ぐらい書くとか。思い付きましたが。
(そもそも、ユーミンの歌詞を引用するというのも
著作権的にどうなのかとも思いますが)。
そんな事をやっても、250枚が251枚になる程度で、
一向に増えませんね。
永山さんのふえーる〇かめ法は参考になります。ありがとうございます。
例えばV系ファッションの女、とか出てくるんですが、それだけにしないで、
耳にピアス5個、眉毛に1個、
目の周りには真っ黒なシャドー、コンタクトはカラコン、
肌になると胸の周りに梵字のタトゥー、上腕には腕輪のタトゥー、
あと、へそピアスとまんピー、
着ているものは、スケルトン(骸骨)のパーカーに革ジャン、下はダメージジーンズ
などとすれば増える気もしますが、
これをやっても4分の1枚程度しか増えないし。
ただ、私の場合、自分では伝わっている積りでも、全然相手に伝わっていない
という事がままあるので、
ちゃんとイメージして描けば増えるのかも知れませんが。
コメント、ありがとうございました。
(しかし、ちょっとの間にあれだけ書けるんだったら、
枚数には困らないでしょうね。)。
それにしても、梗概5枚とかいうと
すぐに10枚ぐらいになってしまうのに、
本編だと、なかなか増やせないというのは何故でしょうか。