#656/3624 ◇フレッシュボイス2
★タイトル ( ) 18/11/15 21:55 ( 25)
感想>「SS>密室」 夢乃
★内容
ども、夢乃です。
「密室」拝読しました。これも、永山さんお得意のパターン、という感じですね(^^)
こういう短編の超能力の場合、想像しやすく解りやすい、ものが良いと思うのですが、
少々想像しにくかったかな、と感じました。その二本の指でモノを挟む、ということが
あまり無いからかもしれません。とは言え、そのために主人公も苦労しているわけで、
その苦労がないとこの短編の魅力も半減してしまうので、難しいところ。
それ以外は、面白く読ませて戴きました。主人公は、どうやってこんな使えない能力に
気付いたんだろう?なんてことも気になりましたが、その解説しようとすると短編には
収まり切らないでしょうから、寧ろ削るべきでしょうし。
誤字は三ヶ所、「あれ?これ、どう間違ったんだろう?」と悩むようなのも(^^;
「糸はさらに引っ張る音で」→「糸はさらに引っ張ることで」
「室内から施錠できたら、」→「室外から施錠できたら、」
「室内のある数台のドローンが」→「室内にある数台のドローンが」
も一個、御作に限らず出てくると「?」となるのですが、
「場所は屋上で、通常は入れない」
という表現、屋上へは「入る」のと「出る」のと、どちらが一般的なのだろう?と。
屋上を校庭に置き換えると、校外からは「入る」、校舎からは「出る」の両方の表現を
使い分けることになりますが、はて、屋上の場合は?私としては、校舎から「出る」の
方がしっくり来るのですが、一般的かどうかというと判断つきませんでした。
それでは。
#657/3624 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #656 ***
★タイトル (AZA ) 18/11/16 02:15 ( 28)
感想レス>『SS>密室』 永山
★内容
夢乃さん、拙作を読んでくださり、どうもありがとうございます。面白いの一言が嬉
しいです。
誤字の指摘もありがとうございます。特定の子音のキーが不調を来す時期があるみた
い。訂正していたら、ご指摘分以外にも「転落し」とすべきところを「転落死」にして
いたのを発見。意味がまるで違ってくるので焦った〜。
あと、「室内から施錠できたら」は、室内側にあるつまみを回して施錠するというニ
ュアンスのつもりでした。伝わりづらいようなので……現時点では「室内側から施錠で
きたら」に直してみました。変わらない?
屋上に関する表現は、目からうろこと言っていいのか、これまで意識していませんで
した。一般的には、閉じられた場所から開かれた場所へ移動する訳ですし、「出る」な
んでしょうね。その一方で感覚的に、通常使用を禁じられている場所=心理的な閉鎖空
間というイメージで捉えると、屋上に「入る」(足を踏み入れる)になるのかも。
いかにして己の超能力に気付いたか問題。
これはプロの作品でも割といい加減に扱われることが多いと思うので、掘り下げると
面白い気がします。能力に気付いたとしても、発動条件、効果の及ぶ範囲や持続時間な
どの限界、能力を行使することによる自身及び周囲への副作用的影響の有無といった事
柄を、正確に把握するのは相当困難であるに違いない。
自作で、主人公が己の特殊能力を知るべく色々実験する様を描いたことありますけ
ど、結構面倒(笑)。絶対の確信が持てるようになるのは不可能だな〜と感じたです。
ここしばらく(中途の作品の)筆が進まなくて、いかん、ちょっと“リハビリ”した
方がいいかなと感じたもので、思い付いたアイディアを短期間で一応形にするというの
をやってみました。もう少しやるかも。ミステリだけじゃなく学園物の方もしなくては
(^^;
ではでは。
#658/3624 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #657 ***
★タイトル ( ) 18/11/16 15:19 ( 35)
感想>「SS>倒叙」 夢乃
★内容
ども、夢乃です。
「倒叙」拝読しました。あまり、倒叙ミステリっぽくないように思いました。むしろ、
叙述ミステリと言った方が良いような。むしろ「密室」の方が倒叙っぽい。
※以下ネタバレ含みます。
倒叙っぽく見えない理由は、物語の最初に示された犯罪の犯人が主人公ではないこと。
厳密には主人公は死体遺棄をやってるわけで、その犯人という意味では倒叙ですけど。
しかし、死体遺棄というのはその前の殺人があってこそ、なので、倒叙と言うには何か
違うなぁ、と感じました。
次に、叙述っぽく見える理由。上で述べたように、最初の殺人を主人公が犯ったように
見せていること、後半で明かされる、被害者の秘書が数日(以上)戻ってこないことを
主人公が知っている理由、この二つのミスリードを誘っているように見えるため。
・・・と、ここまで考えてふと思ったこと。もしかして題名を「倒叙」とすることで、
倒叙トリックと見せかけて実は叙述トリックという、作品そのものが叙述トリック?
犯人視点で書かれていることに間違いはないから、倒叙と言っても嘘にはならないし。
だとしたら、やられたっ 深いです。
「密室」の、「室内から鍵をかける」話。
あ、なるほど、「室内側の機構を使って鍵をかける」ということですね。納得。ただ、
「室内から施錠できたら」と言うと、どうしても「自分が室内にいる状態で施錠」と
読めてしまって。どう書くのがいいんだろう?私が書くとしたら(深く考えず(-_-;)
「室外から中の錠を掛けることができれば」とか書きそうです。
それでは。
#659/3624 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #658 ***
★タイトル (AZA ) 18/11/17 01:47 ( 31)
感想レス>『SS>倒叙』 永山
★内容
とその前にネタバレ防止のため、雑談を少し挟みます。
何の気なしに「男顔」を検索してみたら、あるサイトに「男顔の女性は美人が多いと
言われる」という旨の記述が。初耳。
これって定説というか常識なのかなと、改めて「男顔 美人」で検索し直すと、定説
と思えるくらい多数ヒット。
「男顔は美人が多い」が定説だとしたら、ちょっとまずいことがある。拙作『そばに
いるだけで』の序盤で、ヒロインが男に間違われたのを気にして、「どうせ私は男顔で
すよ」みたいな感じで開き直るシーンを書いたけど、この台詞がまずい。男顔は美人が
多いのであれば、私は美人だと言っているのに近い訳で。そういうキャラクターではな
いから、こここは周囲で聞いていた友達が誰もこの定説を知らなかったことにするか、
もしくは知っている者に指摘され、ヒロインがいわゆる“はわわ”状態になるくだりを
追加するか。ちょっと考えどころ。
那須川vsメイウェザー、やっぱりやるってよ。
今回ははっきりエキシビションマッチと発表。滞りなく挙行するためにメイウェザー
側に示す必要があったんでしょうけど、事前にエキシビションと言われてしまうと、観
る側にすれば興味関心が薄れるのも事実。
あとは那須川が一発でもいいのを当てることで、メイウェザーの本気を引き出す展開
になるのを願うばかり、かなあ。
感想レス>『SS>倒叙』
夢乃さん、拙作を連日読んでくださり、ありがとうございます。
倒叙・叙述云々は、「ふと思ったこと」以下の見方でご名答です。倒叙でありつつ叙
述トリックでもある作品を志向して始めたものの、掌編で描くにはいまいち弱い気がし
たので、冒頭に思わせぶりな(でも本来必要のない)文章を入れて、読者を誤誘導でき
たらいいなあと。(^^; 一応、倒叙についても叙述トリックについても言及しているか
ら、アンフェアではないだろうし。東野圭吾の『容疑者Xの献身』ほど、堂々とした伏
線提示ではありませんが(笑)。
ではでは。