AWC 温故知誤   永山



#8504/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  15/04/19  21:56  ( 19)
温故知誤   永山
★内容
 昨日の書き込みができなかった。orz 

 というのも、めどが立ったのでやっぱり行こうと思い立って、昨日のオープ
ン講座を受講(?)しに、東京で一泊二日してきました。
 で、急だったので、宿もカプセルホテルに。立地や設備等をあれこれ調べて
比較し、インターネットのできるパソコンが館内にあるカプセルホテルから一
つを選びました。そこからパスワードなしで書き込めばいいやってことで。
 ところが、着いてみたら、すでに撤去されてた(汗)。二台分、置いていた
痕跡のあるテーブルが残されてました。どうやら、全館にWi−Fiが行き渡
ったのを機に、取っ払ったようで、ネット上にあったのは古い情報(というか
口コミ)でした。出発する日の早朝、自分のパソコンを持って行こうか迷った
んですけど、最近、とみに体力が減退しており(苦笑)、荷物をなるべく少な
くしたい心理が勝ったため、置いていくことに。その判断が失敗で、一日一書
き込みが途切れた次第。
 今日は先程帰宅して、疲労感がくたくた、いや、ひたひたと忍び寄ってる気
配があるんで、この書き込みのみ。後日、一日二書き込みして、数だけでも合
わせておこうっと。

 ではでは。




#8506/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8504 ***
★タイトル (AZA     )  15/04/21  20:42  ( 54)
マジックを観に行こう>はしご酒ならぬはしごマジック   永山
★内容
 今回の東征は一泊二日でしたが、その初日のスケジュールをざっと書いてみ
ますと――。

・13:00〜14:30 明治大学駿河台キャンパス(御茶ノ水駅)にて、
             オープン講座「奇術の世界に心理学からせまる」

・15:00〜16:30 マジックバー銀座十時丸の内店(東京駅)

 それから錦糸町のカプセルホテルにチェクインしたあと、

・18:00〜20:00 サタデーナイトマジック第五十七夜(駒込駅)

 ――こんな具合でした。御茶ノ水−東京間がややタイトであるけど、まあ余
裕があるように組んだつもりでしたが。

 東京駅に着いたのが十時四十分頃。先に、場所の確認がてら、銀座十時丸の
内店に向かう。ネットで調べたところ、十一時から開店となっていたので、つ
いでに昼食を摂っておこう&15:00からのショーを一応予約しておこうと
も思ってた。
 が、その前に、ノートを買うつもりだったのを思い出す。このあと、授業を
受けるんだから必要だなと。ざっと見てもそれらしき店が見当たらないので、
途中にあるKITTEに入り、中にある文房具店で無事購入。そこから銀座十
時丸の内店へ。
 店の入ってるビルに割とすんなり辿り着き、エスカレーターで昇っていくと、
行列が。しかも女性ばかり! こりゃ大変だと思ったら、隣の店でした(笑)。
銀座十時はドアにオープンお札が掛かって開いていましたが、誰も並んでない。
それどころか、中に入っても、誰も――店員もいない。あれー、おかしいなと
しばし立ち尽くしていると、自分が入ってきたドアから、一人の女性店員が。
もしかしてオープンまだですかと確かめると、開店は正午からとのこと。ここ
でもネットの古い情報に騙された(苦笑)。でまあ、15:00からのショー
を予約。念のために、15:00を少しでも過ぎるともう入れないなんてこと
はありますかと尋ねると、そんなことはありませんとの返事。まずは一安心。
この時点で、オープン講座が時間通りに終わらない可能性があるんじゃないか
という想像が、頭にありました。

 昼食の当てが外れたので、最前立ち寄ったKITTEへ引き返す。食事関係
の店もたくさんあるのを見てたので。銀座十時15:00からのショーでカレ
ーライスが出ると決められており、そのことを勘案して、ここは軽めにざる蕎
麦をいただきました(お値段は軽めではなかった……)。
 時間を見計らって、御茶ノ水に出発。あ、いちいち切符を買うのが面倒だと
思い、JR東京都区内パスを購入しました。その都度購入した方が安く付くか
もしれないけど、大差あるまい。
 御茶ノ水駅から五分ほど歩くと、明治大学駿河台キャンパスリバティタワー
に着きました。申し込みの際に気付いたんですが、受講枠数が当初二百名だっ
たのが、四百名に変更、さらに四百五十名、最終的に四百八十名となっていた
ので、相当人気を呼んだんでしょう。実際、会場のホール出入り口前に列が出
来てた。私は、このあとの移動のことを考え、座って待とうと、開場するまで
並ばなかったんですけど、どんどん延びてビルの玄関に達するほどになってま
した。
 十二時半になって開場。何か受け付け的なものがあると思ってましたが、ア
ンケート用紙とチラシの入った封筒を渡されるだけで、フリーパス。申し込ん
だかどうかの確認なしとは。危機管理の面で大丈夫なのかしらん。

 ではでは。続く。




#8509/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8506 ***
★タイトル (AZA     )  15/04/23  21:23  ( 41)
マジックを観に行こう>初めての講座   永山
★内容
 オープン講座の続きです。

 入ってみると、部屋(ホール)は、よくある(と思う)大学の大教室とはや
や違い、横に広い空間といった印象を受けたです。すり鉢状ではあるけれど、
角度が緩やか。席は詰め込み気味。一部新幹線の座席みたいに、脇からテーブ
ルを引っ張り出すタイプでした。前方に黒板代わりのスクリーンがあり、そこ
へ映像を投じて授業を進める。
 講師は明治大学教授の石川幹人という人で、プロフィールによれば、一般向
けの著書も結構出してます。パフォーマーがマジシャンの上口龍生。この講座
は、最初の一時間で、不思議さを感じる仕組みやだまされやすさ等を心理学の
側面から解説し、残り三十分はマジシャンによる実演という構成になっていま
した。
 以下、受講者のことを客と記述します、多分(笑)。ご了解を。
 講義の部分はレポでは飛ばそうと思ってたんですが、講師の人がマジックを
交えながら進めるので、端折りつつ記録しとこう。最初に、「記憶」。その不
安定さ・変化しやすさを示す例として、トランプの絵札五枚を使った有名なマ
ジックを図説。五枚の絵札の内の好きな一枚を覚え、十秒後に四枚に減った絵
札を見ると、自分が覚えた絵札だけが消えている!というやつ。人間は、自分
が選んだ一枚以外はわざわざ覚えようとはしないものだ、ってことですね。
 次に、「注意」。人間の注意力は、<動き>と<視線>と<指差し>でコン
トロールされる。<動き>というのは、急な変化よりもゆっくりした変化の方
が、気付きにくい。アハ体験で有名になった、写真画像の一部が、徐々に変化
していくのを見付けようっていうあれです。次に<視線>とは、人間は、相手
の目が向いた方を、つい追ってしまうっていう話。ここので事例はスポンジボ
ールを使ったマジック。マジックにおける誤誘導の重要さがよく分かる演目で
す。さらに、人間は写真が対象だと、平面でも立体的に解釈しようとしてしま
う。その性質を利したのが、“お面錯覚”。ご存知の方も多いでしょう、お面
を横方向にぐるりと回転させる様を見ていると、裏表の区別が付かない&回転
方向が逆に感じる、というもの。お面の裏はへこんでいるのに、脳が「顔は立
体的な物だ」と勝手に判断するせい。三つ目の<指差し>は、他者との注意共
有で……長くなるので割愛します(汗)。
 あとは、因果推論。スポンジボールが小さなウサギの人形に分裂するマジッ
クをやって、ボールからウサギが生まれたのを呪術のせいと思うか、種がある
んだと思うか云々。ことの前後で因果関係を推測して、そこに理解しがたい段
階があると、不思議さが生じるってな話。
 ここまでが、“講義”でした。図や実例が豊富で、話も分かり易い、よい講
義だったと感じました。

 次回はマジシャンの実演を。

 ではでは。やっと一日2書き込みできた。




#8512/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8509 ***
★タイトル (AZA     )  15/04/25  21:43  ( 52)
マジックを観に行こう>ショーでないでショー   永山
★内容
 オープン講座のレポ、最終回です。

 いよいよマジシャン、上口龍生が登場。まずは挨拶代わりとばかりに、一枚
の白紙がお札に、しかも五枚の万札になる演目。素人芸のあとだから、なおの
ことプロの凄さが伝わります。石川教授も、マジックはそこそこできるみたい
ですが、本職に比べると……。まあ仕方がないですけど、マジックの事例は全
てマジシャンにやってもらえばいいのに、と思わないでもなし。
 それはさておき、一般に対するアピールが強いとされるお金のマジックをト
ップに持って来るのも、定番&鉄板と言えましょう。
 続いて、五つの封筒を用意し、客席から選んだ四人に順番に取らせる。それ
ぞれ開けていくが、どれも外れの紙片が入っているのみ。マジシャンの手元に
残った封筒を開けると、万札が現れる。

 空の布袋。宙から何か落ちてきて袋で受け止める仕種。袋の中から卵が出て
来る。さらに、お客を一人選び、同じことをやらせる。袋も改めさせたので、
簡単な種ではない模様。

 二枚のハンカチを結び、客にも引っ張らせる。きつく結ばれたはずだが、あ
っさりほどける。客に結ばせる。それでも解ける。最後に、二枚のハンカチを
まとめて結ぶ。今度もほどけるのかと思いきや、結び目だけが分離する。

 何も書かれていない一枚の青く薄い紙。くしゃくしゃに丸めて、客の一人に
握らせる。演者はステージを降り、席を回りながら客数人に次々と好きな三桁
の数字を聞いていき、メモに書き付ける。ステージに戻ると、最前列の客の一
人に電卓とメモ書きを渡し、総計を出してもらう。計算結果は2573。最初
に握らせておいた青い紙を開くと、黒く太い文字で2573とあった。

 カップ&ボール。三つのカップと三つのボールと短い杖を使った、最古のマ
ジくっと言われるあれ。最後には、やはりりと言うべきか、カップの中からボ
ールではなくレモンが出現。

 ここでマジック終了、質問コーナーへ。この時点で、十四時三十五分頃。ご
予定のある方は退席してくださって結構ですとアナウンスがあったんですが、
うーん、まあいいかと残りました。というか、退席した人はほとんどいなかっ
たように思います。
 質問は、ほぼマジックに関することに集中。何年ぐらい練習すればできるの
かとか、さっきのマジック(数の合計が2573になるやつ)の種はこうだと
思うんだが如何に?とか、日本におけるマジックの歴史についてとか、一般か
ら専門まで、振り幅の広い質問が出てなかなか興味深かったです。マジシャン
にとって答えにくいであろう質問にも、見事に対応していたのが印象的。たと
えば、マジックの種に関する質問には、「それは(来週から始まる有料の)講
座を受け手もらえれば分かります」という具合に。

 ただ、全体を通じて、一番記憶に残ったのは、マジックをやっているとき、
絶妙のタイミングでくしゃみに連発をした客がいたこと。そしてこれにも、マ
ジシャンが当意即妙、「何か別のスイッチを入れてしまったのかと思いました
よ」的な応対で、笑いを広げて、さすがだなあと。

 講座が終了したのは、十四時五十分頃。こりゃいかんと、会場を小走りに飛
び出したのでした。

 ではでは。




#8522/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8512 ***
★タイトル (AZA     )  15/05/04  20:27  ( 50)
マジックを観に行こう>初めてのバ〜   永山
★内容
“東征春のマジック祭り”(うそ)の続きです。

 オープン講座会場を出て、御茶ノ水駅まで小走り。十四時五十五分ぐらいに
到着し、来た電車に乗って、東京駅下車。銀座十時丸の内店に着いたのは、結
局、十五時七分頃だったかな。汗をかきかき、息を切らしてたけど、快く出迎
えてもらえました(苦笑)。
 店内は昼間だというのに、カーテンを閉め切り、暗くしてあります。いかに
もバーって雰囲気(いや、バーに入ったことないけど、テレビ等で見た印象で
言ってます)。
 一人客ってことでか、カウンターに案内される。すぐさま、ショーとセット
になってるカレーライス及びフリーソフトドリンクの説明を受ける。カレーラ
イスは中辛か甘口かを問われ、暑かったこともあり、甘口を選んでみた。飲み
物もとりあえず身体を冷やしたいと思い、一杯目はウーロン茶を。
 参考までに、カレーライスは、大衆食堂によくあるような昔ながらの物では
なく、洋食屋や喫茶店で出る感じの、ちょっとお洒落風。型に入れてから皿に
盛ったと思しきライス(バターライスかな)に、ややさらっとしたルーが掛か
ってる。あじはまあ普通です。個人的感覚では、ハヤシライスに近い?
 でまあ、飲んで、食べていると、じきにマジシャンが現れました。

 “ごっちん”と名乗ったそのマジシャンは、恰幅のよい、気もよさそうな若
い男性でした。挨拶代わりに、最初はトランプのカード当て。山から一枚選ん
だカード(スペードQ)が、マジシャンの尻ポケットから取り出した財布に入
っていた白紙と入れ替わる。
 続いて超能力マジック、いわゆるスプーン曲げ……ではなく、フォーク曲げ
でした。この手の演目は、基本的に力&特殊道具&錯覚と分かってはいるんで
すが、それでも本当にその場で徐々に曲がっていくように見えるのは、うまさ
なんでしょう。フォークの枝分かれした先端部分をぐにゃぐにゃに曲げるのな
んて、どんなタイミングでやったのかさっぱり分からず。最終的に、柄をぐる
っと曲げて土台となる脚を形作ったあと、枝分かれ部分の内側二本をそれぞれ
外側にカーブを描くように曲げて、ハート型を作り、写真立てのできあがりと
相成りました。……これ、本来はカップル向けのネタなんだろうなぁ。ちなみ
にこのフォークはお土産にいただけました。
 他にもいくつかやってもらいましたが、矢継ぎ早だったので、覚えきれず。
店を出たあと、急いでメモを取ったんですけどね。あ、マジックの間は、飲み
物はともかく、カレーには手つかずになりました。演者の方は、しきりに「食
べながらで結構ですよ」「冷めない内に」と促してくれるんですが、とても食
べるどころじゃありません。

 で、中断していた飲み食いを再開し、ノンアルコールカクテルのサマーなん
ちゃらとやらをオーダーしつつ、待っていると、ぼちぼちお客さんが増え始め
る。結局、四人のグループと二人組とで、合計七人になったのかな。土曜の午
後三時という時間帯で、これは多いのか少ないのか。クローズアップマジック
の間は、それぞれの客(グループ)に、マジシャンが一人ずつ対応する形にな
ります。
 しばらくすると、二人目のマジシャンが、カウンターを挟んで私の目の前に
立ちました。

 続きます。ではでは。

※#8521の穴は私のミスです。




#8530/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8522 ***
★タイトル (AZA     )  15/05/11  22:00  ( 96)
マジックを観に行こう>白昼の夢   永山
★内容
 真昼のマジックバー体験レポの続きです。

 二人目のマジシャンは、一人目以上に個性的です。もじゃもじゃ頭の男性で、
名前はマック。ごっちんよりも年上で、多分、この店のトップでしょう。出て
来るなり、ぴょこぴょこ頭を下げ続けるので、こっちも返すが、終わらない。
きりがないので「いつまでやるんでしょう」と聞くと、「先祖がししおどしな
もので」との返事。なんなんだ(笑)。
 こちらの名刺代わりのマジックは、輪ゴムを使うネタ。演者と客それぞれが
指に輪ゴムを掛け、交差させたかと思ったら貫通するっていうやつです。種を
知ってるけど、そう見えないほど手際がよかった。輪ゴムをお土産にもらいま
した。もちろん、単なるごく普通の、当たり前の輪ゴムです。
 それからは流れるように続く。
 トランプを弾いていくのへ私がストップを掛け、一枚を選ぶ(ハート8)。
客は表の真ん中辺りにサイン。カードの山の中程にそのカードを戻すが、ちょ
ちょいと手さばきをすると、トップやボトムからハートの8が現れる。もちろ
ん、サインあり。「上下から現れるのはテレビでよく見る、当たり前すぎるで
しょ」と言って、今度は横から出現させることを示唆する。カードの山の横っ
てどういう……と思って、横を見ると、カードを入れていた箱が。演者が箱を
手に取るや、一瞬の内に箱の下からハートの8が現れた。さすがに事前にヒン
トもらったので、手順は見えたんですけど、面白い構成です。
 その後もごにょごにょと手さばきを続け、ハートの8だと思っていたカード
が、いつの間にか、白紙に眼鏡のイラストを描いたカードに。何で眼鏡?と思
って、演者を見ると、彼の眼鏡にハートの8が挟まってた。こりゃやられた。
テレビでは気付くことあるけど、真ん前でやられると翻弄されっぱなし、さっ
ぱりですわ。
 またごにょごにょ手さばきが続く、と思いきや、演者の手にミネラルウォー
ターのペットボトルが突如出現(ほんとは懐から出した)し、その内側にハー
トの8が。間違いなく、私がサインしたカードです。無論、キャップは未開封。
これも専用の道具があるらしいんだけど、目の当たりにしたことはありません。
演目自体、生で観るのは初めて。
 ちなみに、私の親がこれと全く同じマジックを、ホテルのショーで経験して
ます。そのことを演者に伝えると、「このマジック、流行ってるんですかねえ」
と言われた(笑)。ここで終了。

 このあと、二人のマジシャンは、他のグループ客のテーブルに出向き、似た
ような演目をやっていました。傍目で窺っていると、グループ客向けの演出が
あるのが、何となく分かったです。
 他のテーブルのマジックも終わり、しばらくの間、食べて飲んでしていると、
三時四十分になりました。ステージショーがスタートです。
 店のカウンター横に設けられた舞台に立つのはマック。お客さんは少なめだ
し、店内は暗くしてあるとはいえ真っ昼間だし、お客頼みでは盛り上がりが足
りないと見たか、女性店員がミュージックと歓声で盛り上げる。
 ここからは覚え切れていないので、印象に残ったものを。
 リンキングリング。金属製の輪っか複数本を通したり外したりする演目です。
結構鮮やか。途中からはハンカチをリングに結び付け、リングではなくハンカ
チを持って、同じようにリングを通したり外したり。さらにはハンカチそのも
のもリングを通り抜ける。
 こんなシリアスな演目のあと、手にした一本のマッチ棒が鼻に吸い込まれて
消えるというネタ。笑いを取らずにはいられないタイプか(笑)。

 スケッチブックに描いたスイカが、実体化して床にドスンと落ちる。落ちた
あとは、スケッチブックの絵も白紙に戻る。えー、ただし、スイカは本物では
なく、スイカ模様のボーリング球だと思います。

 お客の一人Aを選び、舞台へ。手のひらに収まる宝箱を取り出し、選ばれた
お客Aにだけ中を見せる。蓋を閉め、その中身を「念じることで、他のお客さ
ん達に伝えてください」とマック。宝箱を両手に持たされ、額に付けるように
して掲げるお客A。その宝箱の側面に、「ロールパン」と書いてある。Aには
見えない。宝箱を戻し、観客席に向かって箱の中身は?と問うマック。当然、
「ロールパン!」と返事。中からはロールパンが現れる。Aだけが不思議がる
というギャグマジック。ロールパンはお土産としてAにプレゼントされました。
「賞味期限が切れているので、食べないでください」との注意付き。

 ロープのマジック。二本のロープを結んで、一瞬でほどけたり、結び目だけ
が外れたり、あるいは長井い一本のロープになったりと、お馴染みの演目。

 また一人お客Bを選び、トランプを一枚引かせて、サインをさせる。そのカ
ードをばらばらに破いて、徐々に再生していく。と、サインしたカードと思わ
れたカードが、いつの間にか違うカードに。どこへ行ったのか? マックは先
程のお客Aを再び呼び、プレゼントしたロールパンを返してもらう。そのパン
を割ってみると、中からお客Bのサインしたカードが出て来る。なるほど、最
前の賞味期限云々は、万が一にもパンを食べられてしまったら、この演目がで
きなくなるからか〜。

 こんな風にシリアスなネタが続いたあと、マックの眼鏡の縁の色が、いつの
間にやら、黒から緑に変化してた。
 終わりを匂わす口上を始め、何故か好きな物の話に。マック曰く、色々と好
きな物を挙げたあと、「凍らせたあんこも好きですね。あんこを凍る、あんこ
凍る、あんこおる――アンコール!」ってことで、演者自身のリクエストによ
り(笑)アンコールです。
 ラストは、コンパクトディスクが乱舞する演目。三色の小さいサイズのCD
が、増えたり消えたり、色を変え、大きくなるというもの。増えた分はどんど
ん床に落としていくので、視覚的にも聴覚的にもなかなか派手です。これで全
てのショーが終了。特に珍しいものがあった訳ではないですが、何回もやって
いる構成なんでしょう、手慣れたものでした。拍手喝采。

 会計のとき、店員が一枚のカードをくれました。名刺サイズで、表に六枚の
絵札が、裏には五枚の絵札が描かれている。表の絵札の中から、好きな物を選
んで覚え、十秒ほど後にひっくり返して裏を見ると、自分が覚えた絵札が消え
ている……。はい、オープン講座の初っぱなで見た演目と同じです(笑)。一
枚のカードの表裏に絵札を描くことで、手軽に演じられる点がいい。
 クロースアップ及びステージのマジックショーを堪能できて、記念品をいく
つかもらい、一杯のカレーライスとソフトドリンク飲み放題で、税抜き三千五
百円。私はお得だと感じました。

 ではでは。やっと二軒目が終わった(笑)。




#8539/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8530 ***
★タイトル (AZA     )  15/05/20  22:01  ( 44)
マジックを観に行こう>禁止されない遊び   永山
★内容
 はしごマジック、三軒目です。
 東京駅から錦糸町に向かい、カプセルホテルにチェックイン。少しだけ休憩
すると、再び錦糸町駅へ。
 はしご酒ならぬはしごマジック、初日のラストは、サタデーナイトマジック。
場所は駒込、とあるビルの三階。このビルがまた入りにくい雰囲気で、他の人
が入るのを見計らい、続いて入りました。住人専用のロックシステムがある訳
でもないのに、こんなことをするとは(苦笑)。会場となる部屋は、小規模な
会議室サイズで、折りたたみ椅子をずらっと並べて三十名ほどで満員。常連さ
んも多いと見受けられ、盛況です。

 十八時十五分、定刻にスタート。主宰の男性(この人もマジシャン)の挨拶
のあと、トップを飾るのは、石黒サンペイという人。初見です。マジシャンと
言うよりも、大道芸人のカテゴリに入れるのがふさわしいんでしょうか。金ぴ
かのジャケットを着た、ちょっぴり怪しげな中年(初老か?)男性です。テレ
ビに出ていたマジシャンで言うと、からくりどーるを面長にした感じといえば
近いかな?
 でまあ、この人が次々と抱腹絶倒な演目をやるものだから、記憶がかなり曖
昧なんですが、覚えている分を書いてみます。書いてみると、覚えているだけ
でも相当な数があったんだと分かった。
 傘回し。五百円玉を回すと言って、ポケットから取り出す。宙に放って開い
た傘の上に――ない。五百円玉、どこへ行った? 石黒氏、「小さくて見えま
せんか?」と宣い、傘を上下させ、傘の上の物をぽんと弾く動作。演者の手に
五百円玉が戻ってくる。はい拍手〜、って、五百円玉、投げてないやん(笑)。
 硬貨が小さいからだめなんだと、大きな作り物の五百円玉を取り出す。それ
をやはり放り投げ、今度こそ傘の上で回す。

 次に包丁を取り出し、その切っ先を使って皿回し。続いて包丁がもう一本。
最初の包丁の切っ先を上向きにしたところへ、二本目の切っ先を当て、重ねる。
そうしておいて二本目の包丁の柄で皿回し。怖い。「一番怖いのはやっている
私」と本人が言っておりました。そこへまたまた包丁が。三本目の包丁の刃の
背に、一本目の包丁の切っ先を載せ、一本目の包丁の柄の側面に二本目の包丁
の柄の側面を重ねる。そうして二本目の切っ先で皿を回す。すると、どうした
加減か、一本目の包丁もくるくる回る! こわ〜&すげー。

 取り出した筒に演者が右腕を通す。筒には、腕を通す方向意外にも、上下に
穴が開いている。ロウソクに火を着け、その穴を通してみせるという。一回目
はお約束のように、右腕の後ろにロウソクを持って行って、いかにも通したよ
うに見せ掛ける。二回目、本当に通した……ように見えた。腕と筒の間に、そ
れなりの隙間があるのかなあ? 三回目、通す役をお客さんの一人にやらせる。
ゆっくり通されて熱がる。観客席は爆笑の渦なんですが、ネタなのか本気で言
ってるのか、分からん(笑)。
 ここで石黒氏、一旦退がります。

 長くなるのでこのレポも一旦切って、続く。ではでは。




#8549/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8539 ***
★タイトル (AZA     )  15/05/29  21:19  ( 55)
マジックを観に行こう>駒込でこまごまとしてない驚き   永山
★内容
 東征マジック行脚、三つ目の続きです。

 石黒氏に代わって、主催者の男性マジシャンが、カードマジックを披露。そ
の前に、「私の希望で招待しておいてなんなんですけど、石黒さんのあとでは
非常にやりにくい」との旨を、苦笑交じりに述べておられました。
 マジックの方は、観客相手に、ダイヤの9が三枚とクラブのQが一枚の計四
枚からQを当てさせるゲーム。表を一度見せてから裏向きにした状態にし、観
客が当てようとするが、何度やっても当たらない。

 続いて、庄司というマジシャンが登場です。この辺りから、記憶が非常に曖
昧(汗)。どんなマジックが行われたのかと、どんなマジシャンが登場したの
かは覚えているのですが、誰がどういった順番でどの演目をやったのかがあや
ふや……。間違っていたらすみません。以降の流れはゲストマジシャンが登場
したあとは主催者がひとネタ挟み、また次のゲストマジシャンが出て来るとい
う繰り返しでした。
 てことで、演目の列挙だけしておきます。
 四枚のエースを裏向きにし、お客の一人が希望したマーク、ここではダイヤ
を当てる。三回失敗。しかも失敗するごとに一枚ずつ取り除いていくので、最
後は絶対に当たるはず。が、ここでマジシャンが言うには「何故当たらなかっ
たかというと、当然なんです。だって、四枚は全てダイヤじゃないのだから」。
実際、カードを調べると四枚の中にダイヤのエースはなく、使わなかった山か
らダイヤのエースが出て来た。

 裏向きの状態のトランプから、お客に二枚選ばせる(以下、このマジックに
関してマークは適当です)。スペードの6とダイヤの2。6と2を足すと8、
ということで、カードの山の上から八番目をめくるとハートの8が現れた。次
に、6から2を引くと4ということで、四枚目をめくるとクラブの4が。6×
2は12で、十二枚目をめくるとスペードのQが。6÷2は3、三枚目をめく
るとダイヤの3が現れてフィナーレ。

 二本のロープを用意し、一本にハンカチを固く結ぶ。一振りすると、もう一
本にハンカチが移ってる。

 演者が封筒を取り出し、中に一枚のカードが入っていると告げる。演者と一
人の客とで、トランプ一組を、だいたい半分ずつになるよう上下に分ける。そ
れぞれをシャッフルし、それぞれ三つに分ける。できた六つの山を演者と客と
で交互に重ね合わせる。カードを上から配っていき、別の客にストップを掛け
させる。配った分をひとまとめにし、改めて配って三つの山にする。その山の
中から、一つを客に選ばせる。それの一番上をめくると、スペードの5。封筒
を開け、中から出て来たのもスペードの5。もちろん、封筒に他の物は入って
いない。

 客の一人が心に思ったカード(スペードの3)。別の客の目の前で、トラン
プの山一組をぱらぱらと弾き、印象に残ったカードを答えてもらう(ハート
の2)。それぞれをずばり言い当てる。

 ――これくらいだったかな? テクニカルで、より好事家向けだなあという
印象の演目が多かった気がします。二つぐらいは種が分かったかも(自信なし)。

 実はもう一人、男性マジシャンがいて、その演目が、個人的には今回一番感
心しました。あとでまとめて書きます。
 それと、抱腹絶倒大道芸マジックの石黒氏がこのあと再登場したので、次回
はそういった辺りをレポートするつもり。

 ではでは。




#8553/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8549 ***
★タイトル (AZA     )  15/06/03  21:02  ( 53)
マジックを観に行こう>大道芸もあるよ   永山
★内容
 駒込でのマジックショー、書き残していた分の続きです。
 まずは大道芸マジシャン、石黒氏から。例によって私の記憶力が近年怪しい
ので、順不同ってことで。
 一メートル半はありそうな長い剣を取り出す(もちろん、本物ではないでし
ょうけど)。それを飲んでみせるという。剣呑。身体の左側面を観客に向け、
顔は天井を仰ぎ見る演者。口を大きく開け、剣を高々と掲げるとその切っ先を
口に持って行き……身体の右側に隠すようにして通した(苦笑)。こんなべた
な芸を見せられるとは。と思っていると、背中からは作り物のぴらぴらの剣が
突き出ていた、というか張り付いてた。演じる最中に自らの手で背中に貼り付
けてたの、見えてた(笑)。

 続いて、お客を一人選び、剣を首の後ろ、延髄辺りからのどの前へと突き通
すという。首には輪っかを填める。あ、このネタ、私がイオンの催し物広場で
やられたのと同じだ。
 ただ、石黒氏は笑いの方がメイン。お客の首に輪っかを付けるだけでも、3、
4回のやり取りがあって、笑いを取る。ようやく填めると、次は剣の切れ味を
見せると言って、まず、紙を切る。次に、かみはかみでも、髪の毛を切る。お
客さん(男)の髪を切らせてもらってました。そして最後に、はらはらと宙を
舞い落ちるティッシュを切ってみせると宣言した。ティッシュを一枚抜き取る
と、宙に放り投げ、落ちてくるところへ剣を一閃。床に落ちたティッシュを拾
い上げ、二枚になっていることを示した!
 って、ティッシュは元々、薄い紙二枚が一組になって一枚を形成しているん
ですけど(笑)。
 という風に長い長い前置きを経て、首の輪っかに後ろから剣を刺す。
 すると――お手伝いのお客さん、痛がる!
 石黒氏「あー、ごめんなさいねー。これ(輪っか)、前後逆だった」
 輪っかを付け直し、改めて剣を刺す。見事に貫通。――お笑い部分が面白す
ぎて、マジックのレポートが適当になってしまった(汗)。

 テレパシーの実験。お客さん、今度は女性を選んで、その人に色々と当てて
もらう。カードに描かれている簡単な絵やアルファベット、色など。
 たとえばアルファベットはXだったんですが、石黒氏は念を送ると言って、
顔を真っ赤にしながら、ジャンプして身体を大の字に開くんです。そう、全身
を使ったジェスチャーで、Xを表してる。
 色だとどうするか。今回は黄色でしたが、金ぴかの上着を脱ぐと、下は黄色
いジャケット、ネクタイも黄色、ハンカチも黄色と黄色尽くしになっている。

 次も一見、超能力っぽいネタ。テレポーテーション。
 「炎が瞬間移動するところを見せる!」と言って、お客さんを一人選ぶ。自
らは炎の点ったロウソクを持ち、お手伝いの客には炎が映る別の物を渡す。そ
れは……百円ライター!
 石黒氏、お手伝いのお客さんに「お分かりだと思いますが、一応言っておき
ますと、これですよ、これ」とライターを着火する仕種を手でやる(笑)。
 あとはもう書かなくても分かると思います。ただ、一度目は、お客さんがラ
イターのボタンを押したにもかかわらず、火が着きませんでした(笑)。笑い
の神が降臨したなぁ。いや、これさえも演者の仕込んだネタかも。

 石黒氏の最後の演目は、パントマイム。エスカレーターとエレベーターと階
段と動く歩道をそれぞれ演じ分けてました。マジックではないですが、テクニ
ックは一級品。演出の方も泥棒を追い掛けるシチュエーションと、汗だくにな
る辺りもリアル感を与えていたと言えそう。

 そんなこんなでまたまた長くなったので、ここで切ります。ではでは。




#8559/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8553 ***
★タイトル (AZA     )  15/06/09  21:54  ( 42)
マジックを観に行こう>初日ラスト   永山
★内容
 てことで、東征はしごマジック初日の掉尾を飾るレポになります。
 駒込で今回観たマジックで、最も感心したのが、「はやふみ」というマジシ
ャンの一連の演目でした。男性で、まあまあ若い方に見えました。外見のイメ
ージは、勤め始めて三、四年になる小学校の先生、と言えば近いかな?

 最初に、紙袋から紙コップを二つ取り出す。便宜上、コップAとコップBと
呼びます。Aを手に持ち、Bはテーブルに置いたままで、AからBに茶色い液
体を注ぐ。Bを取り上げ、中を客席側に向けると、空っぽ。Aも空っぽ。Bを
テーブルに戻し、再びAを傾けると、液体が出て来て、Bに注ぎ入れる。Bの
中を見せる、空っぽ。Aからまたまたえきたいがでてきて、Bをみたしていく。
が、またもやBは空。結局、三杯分の液体はどこへ消えたのやら?
 この演目は挨拶代わりで、次の一連のマジックがメインイベントでした。

 まず、それぞれ青、赤、白色をしたポーカーチップがごちゃ混ぜに入った布
袋を用意。お客さん(女性)を一人選び、彼女に布袋からチップを好きなよう
に掴んで取り出させると、別の袋に入れてもらう。
 次に、黒と赤、どちらの色のジャケットがよいかを尋ねる。女性の返答は黒。
 次に、一組のトランプを取り出し、ぱらぱらと弾いてストップを掛けてもら
う。ハートの10。そのカードが、トランプの山の真ん中辺りに来るように調
整。そこからお手伝いの客に、10から30までの間で、好きな数字を言うよ
うに求める。お客の返事は25。トランプを上から順番に数えていくと、二十
五枚目がハートの10!
 次に、色んなマジシャンを一人ずつ(一組ずつ)写した写真を数枚取り出す。
有名どころではふじいあきらやナポレオンズが入っていました。その写真をお
手伝いの客に(誰の写真は分からないように)一枚ずつ示し、「好き」なら残
し、「嫌い」なら外す。これを最後の一枚になるまで繰り返す。残った一枚を
めくると、最初に見せた写真の中にはなかったはずの、演者自身の写真でした。
 そしてその写真をよく見ると、さらなる驚きが。
 写真の中で、はやふみが着ているジャケットは黒。手前に置かれているカー
ドはハートの10。ポーカーチップ三色それぞれ枚数は、最初にお客が無作為
につかみ取ったチップと完全に一致!
 このフィナーレには、おおっと声が出ました。
 あとになって、演目一つ一つを分解し、じっくり考えると、ある程度のやり
方が想像できなくもないのですが、ライブで観ていると、種がどうこうなんて
吹き飛んでしまう。組み合わせと演出の妙、笑いもスパイス程度に効かせてあ
って、素晴らしかった。とても好みです。
 もっと観たいと思わせるマジシャンがまた増えた、でも当分観に行けないか
らわざわざ調べはしなかったんですが、去年初めて行った名古屋でレクチャー
を催すグループのサイトを見ていたら、今夏出るとの情報が。むー、売り出し
中なのかしらん。

 ではでは。




#8568/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8559 ***
★タイトル (AZA     )  15/06/18  21:02  ( 45)
マジックを観に行こう>テンヨーのマジックを転用す   永山
★内容
 東京はしごマジック二日目は、二軒を回る予定を立てました。二軒目は時間
が午後からと決まっているので、それまでの時間を利して、池袋の東急ハンズ
に向かう。お目当ては、マジックショップ。奇術グッズメーカー「テンヨー」
の実演販売員が常駐していると知り、行ってみた次第。
 店にいたのは若い男性。最初は取っつきにくい印象を受けたのですが、こち
らがマジックに関心あると見て取るや、どんどん実演してくれました。
 最初はコインマジック。右手のコインが消えて、左手から現れるあれです。
KiLaがテレビでよく披露する、お手伝をする観客の手のひらにコインを落
としてくるバージョンでした。
 次は超能力ネタで、テレパシーマジック。観客の思い浮かべた二桁の数を、
紙に書き付けて当てる。まあ、紙を見せてくれるのは、こっち(客側)が「思
い浮かべた数字は何でした?」という問いに答えてからなんですけどね。
 カードマジックが好きなんですけど……とリクエストすると、ライジングカ
ードをやってくれました。透明なグラスなどに縦向きに置いたカード一組から、
特定の一枚が徐々に上がってくる手品です。
 実は、ここまでは一応、種を知ってる物ばかりでしたが、超能力ネタ以外は
鮮やかでした。テレパシーのは種を知ってると、どうしてもそこを注目しちゃ
うから、やむを得ない面があります。
 ここから先が、ほぼ初見の演目。
 まず、チェーン付きの小袋。観客から借りた指輪をチェーンの先端にロック
する(実演時は、私は指輪の類を持っていないので、販売員の用意した指輪を
使いました)。指輪をチェーンごと袋の中に入れて閉じる。袋を再び開けると、
そこに指輪はない。全く別の小箱から指輪が出て来る。
 えー、これについては、「**(マジック道具)を使ったのかな」と閃いた
んで、この際聞いてみようと「ひょっとして**(身体のある部分)に**す
るあれを使ってます?」てな文言で尋ねると、販売員さん、唇に人差し指を当
て「シー」と(汗)。
 このあとは、テンヨーの商品について、いくつか見せていただきました。結
構感動したのと気になったのをそれぞれ一つずつ購入。
 小さな台に一本の虫ピンが立っている。台ごと覆うカバーを被せ、見えなく
する。異なる四色の蝶々が描かれたカードを、演者がシャッフルし、客がスト
ップを掛け、一枚を選ぶ(青い蝶のカード)。カバーを取ると、青い蝶の切り
抜きフィルムがピンに刺さっている。――これが感動した分。絵的に美しく、
物語性を付加することもできるし、応用も利く。
 金属板の上にサイコロを一個載せる。金属板の下には空間あり。上から白い
布を被せる。サイコロのフォルムは布越しに分かる。と、サイコロが徐々に沈
み始めた。やがて下の空間にサイコロが落ちる。布を取ると金属板に異常はな
い。――こっちは販売員一押しの分。でも私が知ってるテンヨーから出ている
マジックと似ていたので、「種はあれと同じ原理?」ってな風に聞きました。
否定されたんですが、何となく買う気になれず。
 てことで、もう一つ買った手品は内緒(笑)。午後の予定の時間がぼちぼち
迫ってきたので、移動を始めました。あ、その前に、昼食にオムライスを摂っ
たんでした。

 ではでは。続く。




#8595/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8568 ***
★タイトル (AZA     )  15/07/14  22:42  ( 52)
マジックを観に行こう>間が開いた   永山
★内容                                         15/07/17 20:13 修正 第2版
 東征はしごマジック、二日目の最後は、池袋にあるビルの一室で行われた、
マジックサークルの催し物。
 毎月行われており、毎回異なるテーマが設定されるらしく、私が観に行った
回は「小林洋介のインビジブルな世界」となっていました。いわゆる手品用の
糸のレクチャーです。
 当日は雨模様で、しょぼしょぼ降る中を、大雑把な地図を頼りに東池袋駅か
ら徒歩で会場に向かいました。雨のせいなのか人混みのせいなのか、今回の東
征の中では、辿り着くまでに一番苦労したです(笑)。
 それでも余裕のあるスケジュールを組んでいたおかげで、開場時刻の二十分
ほど前に到着。会場の部屋まで来てみると、その前にある待合スペースみたい
なところに、若い人が五,六名おり、マジックを練習していました。おお、こ
こまでマニアックな雰囲気なのは初めてだぞ、と内心たじろぐ。隅っこの椅子
に座って待っていると、練習していた人の手元が狂ったか、コインがころころ
と転がってきた。拾っていい物かどうか、迷った(苦笑)。だって、種が仕込
まれてるかもしれないから。
 そんなこんなで、時間が来たので、開場の方に向かうと受付が始まってまし
た。私は二番乗りぐらいで、受付後は開演までどこにいてもいいんですけど、
知り合いがいる訳でなし、練習している人達の近くにいるとこっちも気を遣う
ので、会場内に留まりました。席は自由で、最前列に座ることももちろんでき
ましたが、遠慮して、前から三、四列目ぐらいの右側に座った(一応、ぼかし
た表現にしておこう)。プロアマ問わず、実際にやる人が大勢来るのは間違い
なく、そういった人達が前の方で観るべきだし、演目の手伝いをする素人が必
要だとしても女性の方がいいでしょうしね、多分。
 時間の経過とともに、人が集まり始め、ざわざわした空気に。聞き耳を立て
ていると、この催しの終了後、サークルメンバー限定で外国人マジシャンのレ
クチャーが急遽(前日に?)決定しているとのこと。メンバーでなくても、こ
の場で入会すればOKとも聞こえてくる。どうしようかな〜と迷いが。
 そうこうする内に開演時間になり、スタート。まずはアマチュアマジシャン
六名による、プチコンテスト。全員男性で、学生(ほとんどが高校生)が四名、
あとの二人はマジックバーか何かをやっている方だったと思います(違ってい
たらごめんなさい)。
 演目は、テーマが決めてある訳でもなさそうなのに、何故か似通った物が揃
ってました。トランプのカードを当てるマジックなんですが、目的のカードを
他のカード複数枚で挟んで当てる、という。
 あと、よくも悪くもアマチュア的で、テクニックは皆さん高度な物を持って
いるのが私なんかにも分かるんですが、反面、見せ方に魅力がなく、ほんと、
仲間内で「こういうマジックを考えた(覚えた)んだけど、観てよ」って雰囲
気満載でした。そうやって場慣れすることも目的としたコンテストのようです
から、非難するのは的外れ。ただ、ミスも結構出てまして、テレビのマジック
番組に慣れてる私みたいな者には、「ミスと見せ掛けて実はより凄い驚きがあ
るんだろうな」とか、「ミスをカバーするやり方をするんだろうな」と思って
いたのに、演者がそのまま「やり直します」とか「このカードは**のつもり
で」とか断りを入れて続行するのには、びっくりしたです。
 ともかく、主催の方が最優秀者を選んで、優勝賞品(マジック用品)を贈呈
し、プチコンテストは幕。

 次はメインのレクチャーになるのですが、これがほんとにディープな解説で、
どこまで書いていいのか迷ってます。というか、全く触れないのが正解かも。
 という訳で、続きを書くにしろ書かないにしろ、ここで(一旦)切っておき
ます。

 ではでは。




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