#4785/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 08/02/08 22:41 ( 23)
闇に浮かぶM 永山
★内容
深夜、ふと目が覚めて、枕の横を見やると、何かが青白く発光している。
何だこりゃと明かりを点け、確認するも、古雑誌が置いてあるだけ。また暗
くすると発光。
去年の小説現代増刊号メフィスト五月号、表紙に大きく書いてある“M”っ
て、蛍光インクで印刷してあるのね。ずーっと気付かなかった(苦笑)。
物語世界のルール>雑感その2
魔法使いが主人公で、シリーズ物の作品によくあるパターン、とも言えます
が……これまで敵をなぎ倒してきた主人公の魔法が、新たな敵**には全く効
かない。何故か?と盛り上げ、その理由として、
1.向き不向きがある
2.古代の発音で呪文を唱える必要があった
3.**に見えたが実は別の@@だった
等々が挙げられるかと思います。が、いずれにせよ、その時点の読者にとって
は「そんなこと聞いてないがな」の領域であることが多いような。
うまく伏線を敷き、謎解きの形に昇華させた作品も一部ありますが、それに
したって、じゃあ主人公(とその仲間達)は何故そのことを最初の時点で知ら
なかったのか、という疑問が出て来ます。たいていの場合、主人公もしくは仲
間の一人は、物凄く魔法に詳しい設定になっているのに、です。「今度の件に
限って知らなかったんだ」とするのはいいとしても、何故知らなかったのかに
まで筆を割き、納得させてくれる作品は少ないのではないかと感じる次第。
ではでは。
#4789/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ *** コメント #4785 ***
★タイトル (mor ) 08/02/10 12:13 ( 16)
同感です・守屋>永山さん
★内容
>いずれにせよ、その時点の読者にとっては「そんなこと聞いてないがな」の領域である
ことが多いような。
自分もファンタジー小説は読まなくなって久しいです。一時ははまっていたのですが
……。
理由のひとつには、ワンパタ展開や安易なご都合主義が多すぎて、どれを読んでも同
じに思え、飽きたというのがあります。次に、自分は世界観萌えなので、途中で設定と
の矛盾が出てくると、それこそ「聞いてないがな」と感じて楽しめなくなります。
逆に、世界(舞台)設定、人物設定、ストーリーの噛み合った話にははまります。福
井晴敏にはまったのは、主役はもちろん、ちらっと出る脇役にまでそう行動せざるをえ
ない過去が付与され、歳後まで登場人物の言動が矛盾しないからなのです。
つまりは、それさえできていないプロ作家が多いということ。連載漫画は打ち切りに
なったり延長させられたりして、事前の設定を最後まで貫くのは難しいでしょうが、小
説は発表形態が違います。単行本にするとき、いくらでも訂正できるのにそれをしない
のは、プロの姿勢としてどうなかあと感じるのです。