AWC 感想ではなく読了報告のみにて。     悠歩



#4398/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (RAD     )  07/08/30  20:43  ( 25)
感想ではなく読了報告のみにて。     悠歩
★内容

 短編。
 「フリー日記: 買い得CD」竹木貝石さんは、本当に読了のお知らせ。音楽、
ましてクラッシックについては知識の乏しい私に、詳細は語れず、申し訳ない。


 「お題>人外視点>目撃者たち」shuraさん。
 久しぶりにお名前を拝見して、何か安心しました。
 作品については作者のひた向きさ、のようなものは感じられるのですが、全
体的に重たい印象。
 意図的であるか否かは別として、一文一文の長さは作品のリズムを損ねるだ
けでなく読むことへの疲労感を残してしまう恐れも。
 文章の長さが台詞にも及び、折角前作に感じられたテンポのよさが今回はな
かったのが残念。

 「君がこの部屋に入ったのは何時? その時窓は確かに閉まっていた? 入
り口の戸は? 誰かが部屋に入ったり、出ていったような感じはしたかね? 
人影を見はしなかった?」

 作中から抜粋した台詞ですが。
 何らかの意図があってかも知れませんが、個々の質問毎に質問→答え→質問
→答え、の方がリズム的に良かったかも。
 事情聴取を受けた経験はありませんが、いや小学生の時、事故に遭って受け
たかな? この様に畳み掛けるよう複数の質問を、プロがして来るとは少々思
ににくかな。




#4408/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #4398 ***
★タイトル (BWM     )  07/09/01  21:49  ( 48)
読了>竹木貝石「フリー日記: 買い得CD」
★内容
 泰彦です。
 気が付けばもう1年の3分の2が過ぎているという事で、やや焦りを感じる今日この頃で
す。

 竹木貝石「フリー日記: 買い得CD」を拝読しました。
 実は申し訳ないことにここ何年かほとんど作品に目を通していないのですが、悠歩さ
んの書き込みからクラシック関連の話題があるとのことで拝読した次第。不純な動機で
すみません。

 安い輸入物のクラシックは、比較的古い演奏の録音であることが多いように思いま
す。録音技術が今ほど高くないので、音も「ちょっと古めのレコード」のような印象。
それが味があって良い、という人もいるでしょうが、私個人的にはそれほど好きではあ
りません。また、著名な楽団・演奏者でない場合はレコーディング費用も安いようで
す。
 つまり「安いなぁ」と思って手に取ると、1960年代と言った古い演奏か、あるいは聞
いたこともない楽団、という事が多いです。
 それにしても50枚で1万円(税抜)とは安いですね。1枚200円ですか。「手軽にいろいろ
な曲を聴ける」という意味ではなかなか良い買い物だと思います。

 私は正直知識が少なく(合唱なら詳しいのですが……)、指揮者や演奏者は超が付くほ
ど著名な人でないと分からないのですが、今回オークフリーさんが挙げた名前のうち指
揮者に限って調べてみました。インターネットって便利ですね。(でも4名中2名しか分か
りませんでした……)

○ ユーリ・シモノフ
1994年 ベルギー国立管弦楽団の音楽監督に就任、後に名誉指揮者となる。
現 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者

○ ハワード・シェリー
ラフマニノフの演奏者(ピアノ)として著名らしい。
1985年、指揮者としてもデビュー。
イギリスを中心に活躍し、シャンドスやハイペリオン・レーベルに多数の録音を残して
いる。特に、ラフマニノフの作品全集録音は特筆すべきもの。

 前者はかなりのキャリアだと思います。ベルギー国立管弦楽団もモスクワ・フィル
ハーモニー管弦楽団もその国を代表する楽団ですから。

 世界には著名な楽団がいくつかありますが、楽団そのものは星の数ほどあり、また音
楽家を目指す人も多数います。オークフリーさんのお話をうかがっていると、「現在ま
だ著名ではないものの、レベルは低くない」楽団や演奏家を上手に集めているような印
象を受けました。そういう意味では、制作担当者のお手柄なのかも知れませんね。

 ちなみに録音状態の話で「エコーがやや効きすぎている」という趣旨の書き込みがあ
りましたが、うがった見方をすれば「これ以上楽器の生の音(ホールに響いている音では
なく、楽器から出た音そのもの)を聞かせると、下手さがばれてしまう」という可能性も
ありますね。それこそ著名な楽団ではないようなので……。

篠原 泰彦




#4415/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #4398 ***
★タイトル (yiu     )  07/09/03  20:45  ( 49)
悠歩様:ありがとうございます   shura
★内容
拙作を読んでくださっただけでなく、ご意見まで、ありがとうございます。
拝読していろいろと考えてみましたら、今まで自分では気づいていなかった点を発見す
ることができました。
そのことも含めて、心よりお礼を申し上げます。

さて、ご指摘いただいた長文であることにつきましてですが、これは意図したというよ
りも、わたしの文章を書く上での短所とも言うべき癖のようなものが出たのだと思いま
す。

一文が長い文章に対して憧れがある
わたしの文章・小説の書き方の性質上、一文がある程度の長さになってしまう
そもそも日本語が下手で、説明下手である

というのが長文になってしまう主な原因ではないかと今回初めて気づきました。
いえ、二番目以外は薄々気づいてはいたんですが……。
長文が人によってはとっつきにくい印象を持たれるのは重々承知しているものの、長文
でありながら読みやすい文章を、と試みつつ、未だ達成できていない未熟者です。
毎度読みにくい文章で申し訳なく思います。
しかし、原因と思われるどの点も自分にはいかんともしがたく……三番目についてはい
つか改善されないものかと切に望んでいるのですが、英日翻訳の勉強中に出した課題で
(訳以前に)「日本語として不自然」と言われてしまった身としては、その見込みがあ
るのかどうか甚だ疑問です。
英語もろくに判らないのに、母国語までおかしいと言われるとどうすれば良いやら…
…。

話がそれました。
とにもかくにも、道のりは険しそうですが、長文の読みやすさの向上については今後も
模索していきたいと思っています。

警察がした質問については、一問一答にすると長くなってしまうので一つにまとめてよ
うとした結果、あのような畳み掛けるものになりました。
警察登場後の後半部分は補足のようなもので、肝心要の部分は前半で書いてしまったも
のですから、事件の表向きの収拾と各人物の結論にあたる後半はできるだけ短くまとめ
たかったのです。
後半の各人の台詞が長いのも同様の理由によります。
分ける必要性が(少なくとも書いた当人には)感じられなかったので一つに収めまし
た。
ただ、本当は警察の台詞一つ、各登場人物の台詞一つずつとしたかったのですが、警察
と彼女のやりとりだけ例外になってしまい、それが中途半端だったのだろうと思いま
す。
きちんと一つずつに収めるべきであったと反省しております。
また、今回人外の視点による「人間観察記録」のように書いたため、その「まとめ」の
部分としてはあれくらい詰め込んでも問題なかろうと楽観視したのがテンポの悪い原因
かとも思います。
今後同じような状況を書く場合は気をつけて考えてみようと思います。

何はともあれ、自分では気づかなかったことにいろいろと注意を向けていただき、得が
たいものを得ることができたと思っております。
ありがとうございました。




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