AWC @コラム396 今が苦しくても首が回らなくなる前に ヨウジ


        
#7693/7701 連載
★タイトル (CKG     )  01/12/07  15:26  ( 42)
@コラム396 今が苦しくても首が回らなくなる前に ヨウジ
★内容
今年度の国債発行枠30兆円の内訳は
17.2兆円が元利払い、
残り12.8兆円が歳出に当てられる分です。
ところが今回2.5兆円(地方を合わせて4兆円)の
第2次補正予算を組んだため
後者が15.3兆円に膨らみました。
これにより今年度末の国債発行残高は
当初666兆円になる見込みだったのが、
670兆円に膨らんでしまいました。
それで中期的には国債発行枠30兆円を維持する方針のようですが、
それでも年々債務は膨らみ
金利負担を無視すると概算では
5年後には12.8x5=62.5兆円も債務が増加します。
しかし、年々元利払いが増加するため
実際には債務はもっと膨らみます。
それにも関わらず国債発行枠を守るということは
年々歳出に当てる分が少なくなることを意味します。
つまり、国債発行枠を同じ30兆円に維持しても
年々、財政が苦しくなることを意味します。
そしてその後はどうなるかというと
国債を30兆円発行しても全て元利払いで消え
景気対策も何もできなくなってしまうことを意味します。
そしてそうなる日はもうすぐそこまで来ています。
ならば、今が苦しくても首が回らなくなる前に
将来を見据えた努力を今すぐに始めるべきです。


                         ヨウジ
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P.S.原理原則のない場当たり的バラマキは
    既に破綻している企業を延命させ不良債権を増やすだけで
    誰の利益にもならず、構造改革を遅らせるだけです。
    今、遅すぎる不良債権処理を始めたばかりなのですから、
    倒産企業が出るのは当たり前です。
    見込みのない企業に公共事業を出して
    一体、何になるというのですか。




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