AWC @コラム287 中曽根衆議院議員への反論 ヨウジ


        
#7535/7701 連載
★タイトル (CKG     )  01/04/07  15:53  (117)
@コラム287 中曽根衆議院議員への反論 ヨウジ
★内容
 今朝の朝日新聞の「私の視点」に中曽根康弘、元首相・衆議院議員の論文が掲
載されていたので反論を行ないたい。平和主義で人権を重要視する私には、憲法
改正や国家主義を唱える政治家は許し難い存在だからだ。

> 現在の日本は戦後最大の国家的危機にある。この状況を如何に打破するか、
>混迷の中にいることは誠に憂慮に堪えない。

自民党政治の責任だ。国民の幸せより党利党略を優先してきた結果だ。

>あの時は7年間に8人の総理が変わった。岡田、広田、林、近衛、平沼、阿部
>、米内、東条の諸氏である。この時代は世界的、長期的視野を持たず、ヒトラ
>ードイツとの連携を一方に抱えつつ他方で日中戦争の処理に苦悩し、そのつど
>内閣を変え、時局の臨床的処理に翻弄した。その結果、ついに太平洋戦争に陥
>ってしまった。

自分で蒔いた種が災いとなって自分に襲いかかって来ただけだ。今日の状況に良
く似ている。国家主義では駄目だということだ。愚かであったことを反省してい
るのは良いが、また国家主義に戻そうとしているところを見ると、やはり本当に
は反省できていないのではないか。年齢から考えて意識改革は難しいのではない
か。日本のために1日も早く引退した方が良い。

>思えば今の時代は、戦後50年にわたる自民党中心の政治の金属疲労が出て、
>政治、経済、社会の3つのバブルが崩壊した時代である。政治のバブルの崩
>壊は、政策の一貫性を欠いた短命政権の連続である。

自民党は、政・官・業の癒着体質にどっぷり浸かった政党で、国民のことより
党利党略を優先するから、それは一貫性のある政策など実行できるわけがない。
利己主義には偉大な理念は宿らないからだ。

>経済のバブルの崩壊は、金融や企業を中心とする護送船団方式の欠陥露呈であ
>る。

 これが正に政・官・財・業の癒着体質であり、日本的特質の敗北だ。上から下
に押し付け、自由にものを言わせない、国家主義の敗北だ。「国旗・国歌法」を
強行採決し、国民の思想・信条の自由を侵す、これこそが悪の根源だ。
 日本では「人の振り見て我が振り直せ」とか、「出る釘は打たれる」などのこ
とわざがある。また集団や組織には「横並び」という特質がある。抑圧された長
い封建制度の時代の中で作られた国民の特質だ。こういう日本的特質がグローバ
ル経済化した時代にそぐわなくなり敗北したのだ。国家主義とは国民の幸せより
権力者の都合を優先する思想であり、民主主義とは正反対の悪の思想だ。それを
復活さようとする政党もまた悪と言わなければならない。

>社会のバブルの崩壊は、犯罪の激増、教育の崩壊に現れている。このことは
>特に戦後導入された過度な英国の功利主義、フランスの個人主義、米国の実利
>主義の氾濫により、日本固有の道徳律や社会的規範が衰退した結果である。

 それは具体性のない観念論だ。外国からの異思想の流入が原因となって人々の
意識、つまりモラルが低下したことが原因だということになるが、それが本当だ
とすれば日本的なものは全て良いということになる。また過去は良かったという
ことにもなる。権力者には都合が良かったかも知れないが、国民にとっては幸せ
ではなかった。
 環境も時代背景もまったく変わってしまった現代に、昔の道徳を押し付けても
反発を招くだけで何も変わらない。こうなってしまったのは人々の意識が変わっ
たからではなく社会環境が変わってしまったからだ。その証拠に、私や同世代の
人々は、特別な道徳教育を受けたわけではないが、ちゃんとしたモラルを持って
生きている。だから道徳教育だけ足しても何も変わらないのだ。
 この自然が失われた騒音と排気ガスだらけの過密なコンクリートジャングルや
低俗なテレビ番組や低俗な雑誌やマンガや、何でも機械化コンピュータ化されて
便利だが過当競争の社会環境が、人々にとって過度なストレスとなり、心を荒廃
させ、人間的で心にゆとりの持てる生活をでき難くさせているからだ。その一部
として教育の崩壊があるわけだ。

>今や日本は、この3つのバブルの崩壊の前後処理に追われている最中である。
>それは戦後の文明病の克服として指摘される。今、この文明病の克服のため、
>様々な対策が進められようとしているが、この危機を打開するために共に苦労
>を分かち合おうという国民の決意と、これを誘導できる強い政治力が誕生すれ
>ば、そう長期間を要せず突破できると信じている。そのためには現実的対処策
>を強力に推進すると共に、国民に希望と努力目標を示す21世紀の日本の設計
>図、青写真、即ち国家像を示さなければならないのである。
> その国家像は実に憲法にある。(途中略)憲法以下社会体制を日本化し、
>日清・日露の戦争に勝ったことなどは民族的同化力の発現である。私は、この
>民族的同化力から見て10年以内に憲法改正は実現すると見ている。それと共
>に、3つの国家の基軸を成す基本法の制定が必須である。
> 1つは、教育基本法の改正である。これは既に政治的日程に上がっている。
> 2は、財政構造改革基本法である。666兆円といわれる国の長期債務は国
>及び地方公共団体が国民から借りた債務であるから、利子を払って当分塩漬け
>にし、(以下略)
> 3は、国家安全保障基本法の制定である。米国のブッシュ政権の出現に伴い、
>やがて集団的自衛権行使の問題が政治課題となるであろう。(以下略)

 まず、今日の日本の危機は憲法の不備とはまったく関係がない。日本の危機は
軍事力が足りないから起こったわけではないし、集団的自衛権の規定が憲法にな
いからでもない。更に教育基本法の問題でもない。
 危機の原因は国家主義・軍国主義を復活させることを企む腐敗した自民党政治
の怠慢と失政にある。自らの非を認めず危機の原因を憲法の不備にすり替え権力
強化のため憲法を現在の民主的なものから国家主義・全体主義的なものに逆戻り
させようと企んでいるわけだ。
 米国に追随するだけの自主性の欠如こそ日本の問題だ。米国に言われたからと
何で日本が米国の子分にならなければならないのか。日本は独立国家ではないの
か。軍国主義の反省から生まれた平和憲法のもとでも国際貢献はできる。むしろ
世界は平和的貢献を必要としている。戦争の準備をするより戦争が起こらないよ
う平和的貢献をする方が重要だ。またその機会の方が圧倒的に多い。それから、
競争至上主義でこれから地球環境をどう守るのか。米国式の民主主義が限界に来
ていることが認識できないのか。これからの日本は米国に依存し過ぎた経済を是
正し、日本と地球の環境を守れる社会経済システムに変えて行かなければならな
い。その意味でも軍事的関係もむしろ強めるより弱めて行く必要がある。米国の
政治・経済が変わらない限り、日本は米国とは距離を置く必要性が出てきている。

 それから塩漬けにしておけば良いという国・地方の借金は誰が作ったのか。国
家財政が破綻するまで国の予算を私物化し政権維持に使い続けたのは誰か。「当
分塩漬け」ば良いが、その前に返せないだろう。責任を取って下野すべきだ。
それが一番政治改革になる。これまでにも何度も何度も機会があったが、結局何
も改革できなかった。国民はまったく信用していないし、時代錯誤の戦中派の国
粋主義者など何とも思っていない。国民の迷惑だから早く引退して貰いたい。


                                ヨウジ
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P.S.政治家もサラリーマンと同じ60歳定年制にすべきだ。
    老人は昔の記憶に固定しているから時代の変化に対応できない。
    これからは第二の人生を歩むべきだ。




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