AWC @コラムbV6 中庸の得 中選挙区制がベスト ヨウジ


        
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★タイトル (CKG     )  99/ 4/ 3  11:57  ( 53)
@コラムbV6 中庸の得 中選挙区制がベスト ヨウジ
★内容

現在の小選挙区比例代表並立制推進派の意見を総合すると

1.政権交代可能な選挙制度であるべだ。
2.中選挙区制では派閥政治が復活する。
3.1回や2回の選挙では良否は判断できない。

 1は二大政党制に収斂させ政権交代の起こり得る選挙制度が望ましい政治であ
るという考え方である。現状は中選挙区制時代と同じで多党制となっている。こ
れを無理やり二大政党制に収斂させれば理想の政治ができるという考え方である。
要するに多様な民意があろうがなかろうがそれはどうでも良い。安定的な強い政
権を作ることこそ最も重要という考え方である。しかし、本当にそうであろうか。
小選挙区制のアメリカの現状はどうなっているか。時が経つ程癒着が固定化し選
挙区に対立候補が出難い政治風土を生んでいる。投票率が20%台と極めて低く、
アジアの未曽有の経済危機等世界に重要案件が山積している中、国連の拠出金を
止めてまでして、国中が丸1年党派的対立で大統領の不倫疑惑に時間も予算も浪
費するという有り様である。これを本当に民主主義というのだろうか。
 それから人を蹴落とすことにだけたけた強者だけが政治家になり、対立勢力の
いなくなった国会で碌に議論もせずに議決して行なう政治が本当に国民の負託に
答えられるだろうか。民意を選挙の段階で切り捨てるのが本当に理想の民主主義
だろうか。民主主義とは国民の代表の話し合いで決めるものではないだろうか。
 2は中選挙区制にすると派閥政治が復活するということであるが、確かに選挙
制度を替えてから表面的には派閥を解消させる動きがあったが、派閥政治は続い
ていたし、最近は大っぴらに派閥を復活させ活動するようになった。本当にこれ
は選挙の回数が足りないから派閥がなくならないのだろうか。派閥とはできるの
が自然なのではないだろうか。第一、政党自体が大きな派閥なのだから。
 3は1回や2回の選挙では制度の良否は判断できないということであるが、こ
のように大政党、中でも第一党だけが圧倒的に有利で不平等な選挙制度を続けれ
ば中・小政党は潰され、二度と復活できなくなる。これはある国民層が代弁者を
国会に出せなくなることを意味している。この結果、これらの層の利益が無視さ
れるようになることを意味している。
 元々は政・官・財・業の癒着から国民の税金が不平等に使われ、また不正な政
治献金により獲得した政治勢力である。その政治勢力が都合の良いように選挙制
度を改悪した結果である。これが本当に民主主義だろうか。小選挙区制は民意が
正しく反映されない最も非民主的な選挙制度と言った方が適切である。
 政権交代可能な選挙制度を言うなら何故純粋な小選挙区制にしない。小選挙区
比例代表並立制では中途半端でいつまで経っても二大政党制には収斂しない。そ
れならば民意がより正しく反映されるリスクの少ない中選挙区制の方が余程増し
である。
 二大政党制が理想というなら何故もっと早く実現させるようにしない。民意を
無視することに対する良心の呵責があるからではないか。それを時間を掛けて誤
魔化そうというのか。小選挙区制は少ない支持率で政権が取れるから政権政党に
は都合が良いかも知れないが、同時に最も民意を無視する非民主的選挙制度であ
る。結局のところ小選挙区比例代表並立制推進派の唱える論拠は国民無視のいい
加減なものであるということだ。


                                ヨウジ

P.S.この選挙制度を続ければ続ける程投票率は下がる。
    段々庶民の利益や意見を代弁してくれる政党がなくなるから。
    この私も支持政党がなくなったから次の選挙は棄権するつもり。
    無党派層が過半数という異常な政治。




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