AWC 環境問題についての今更ながらのまとめ   吾妻


        
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★タイトル (AGR     )  99/ 2/16  23:36  ( 56)
環境問題についての今更ながらのまとめ   吾妻
★内容
資料
環境教育を考える上で押さえておくべき事
1,地球環境の歴史
@地上は長い間死の世界だった(40億年間)
 太陽系が出来た。熱い地球が冷えて大気中の水蒸気が雨になり、海を作った。
(この時期、火星は小さく、引力が弱くて大気の大部分を失った。金星は太陽に近すぎ、水蒸気は液体にならなかった。……地球の第一の偶然・大気と海の存在)
 もう一つ大事なことは、地球が磁力を持っていたことである。磁場は太陽風のコースをねじ曲げ、そらしてくれている。(地球の第二の偶然)
 海が出来たとき、地球の大気中には酸素はなかった。最初の生命は海の中に生まれた。それは酸素を必要としない微生物だった。
 微生物は、長い間、陸上に上がれなかった。陸上は太陽からの強力な紫外線に照らされ、生物はすぐに死んでしまうからだ。陸上は荒涼とした岩山と砂あるいは雪と氷の死の世界だった。

A生命あふれる地球環境を準備したのは古代の生命である。
 約十億年たって、浅い海に光合成によって二酸化炭素から酸素を作り出す微生物が生まれた。(ストロマトライト)そして地球上に酸素が増加した。(6億年前で酸素濃度は現在の十分の一)
 酸素は大気の上層で紫外線を浴びオゾンとなった。オゾン層は太陽の紫外線を遮る働きをした。生命は自分の活動によって、陸上を自分が生きられる場所に変えたのだ。
 最初に陸上に上がったのは植物だった。植物の中には枯れた後に石炭となり、空気中の二酸化炭素から炭素を地中に封じ込め、酸素を空気中に残す働きをしたものがある。
また、海中でも、生物が石油に変化したり、石灰岩を作るなどして炭素を地中に封じ込めた。(最近になって人間がこれらの逆の働きを盛んにしている。)
 こうして酸素という呼吸効率の良い気体が海中や大気中に増加することによって、より活発な生命が発展する場が準備された。動物はこの環境の下で進化を続けた。

B人類の登場
 人類(ホモサピエンス)は地球上の新参者である。
 人類が狩猟、採集の生活をしている間は地球環境に大きな変化は起きなかった。小人数のグループが、最小限必要なだけ植物や動物を採るのは、他の動物がしていることと変わりないのである。(アイヌ等先住民の生活)
 人間が農耕を始めたとき、変化が起きた。農耕は生態系に人工的な手を加えることだった。しかし、農耕社会では、まだ地球全体に関わるような環境への影響は起きなかった。

C環境破壊が進む
 現在の環境問題には産業革命以降、特に第2治世界大戦の歴史がおおいに関係がある。
その理由は
(1)大量生産に必要なエネルギーを化石燃料に求めた。
 その結果、地下に埋もれていた炭素を二酸化炭素として大気中に放出した。また、硫黄等の不純物、不完全燃焼による有毒ガスの発生もあった。……大気汚染、酸性雨→土壌の酸性化、地球温暖化

(2)欧米が市場と原料供給地を求めて植民地経営をした。
 プランテーションは土を疲弊させた。また、植民地となったアジア、アフリカの産業発展を遅らせ、貧困の原因を作った。……砂漠化、南北問題
※,植民地独立後は民族資本家が、工業国に対する輸出用商品作物の大規模な農園を作るために住民を追い出すということもあった。追い出された人々は、やせた土地に移動して農耕、牧畜をし、あっという間に砂漠に変えた。(アフリカ)
※ブラジルではおいしい食料やスパイスを欧米日等に輸出するため、熱帯雨林を切り開き、焼き払って畑にしているが、何年もしないうちに砂漠化している。
 東南アジアでは日本に売るエビの養殖のため、マングローブの森が消えている。





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