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★タイトル (CKG ) 98/12/27 16: 2 ( 31)
@コラムbQ1 消費税還元セール景気の息切れ ヨウジ
★内容
11月初旬、イトーヨーカ堂系列が北海道で始めたのを皮切りに、消費税還元
セールはスーパー各社が競って導入し、どのスーパーも前年同月比数十パーセン
トの売上げ増しを達成しました。しかし、12月に入り息切れしてきたためスー
パー各社は値引き率を7パーセントから10パーセント引きに増やした新企画の
消費税還元セールもスタートさせ、何とか好景気を維持しようと賢明な努力が行
なわれているようです。
それで何故ここへ来て息切れして来たかを考えて見ますと、12月に入り割と
暖かい日が続いたために冬物衣料等季節商品の売上げが伸び悩んだこともありま
すが、やはり元々の大不況で消費が冷え込んでいるところへ、小売業という一業
界だけの消費税還元セールだったために、その効果も極限定的なものに留まった
ことが考えられます。値引きセールが終わればまた元の不景気に戻るのは当たり
前です。もし、本物の消費税引き下げだったならば、日本全国全業種の売り上げ
増しをもたらし、景気はとっくに底を打っていたに違いありません。そして、他
の業界の景気回復はまた小売り業界の景気回復にも繋がるという相乗効果を生み
出していたはずです。好景気が業界から業界へと波及し本格的な景気回復の軌道
に乗っていたに違いありません。
手当てが遅れれば遅れる程、景気はより低いレベルに落ち込み、回復にはより
リスクの大きい対策をしなければならなくなるのです。景気が上向き掛けていた
ところへ昨年4月の消費税率引き上げにより再び景気が下降し始め、今年夏頃か
らは下降カーブが急になり、制御不能なデフレスパイラルに突入してしまいまし
た。もし、今年初め景気悪化の原因が消費税率引き上げと解った時点ですぐに消
費税率引き下げを実施していたなら、日本はこんな惨状にはならなかったはずで
す。現政権は失政の上塗りをして大失政を行なったわけです。これらが元になり
僅か1年で国・地方を合わせた債務が500兆円から600兆円にも増加してし
まい、我が国は今未曽有の危機に直面しているのです。
ヨウジ
P.S.現実を見ないで自己の利益のみを追求してきたから。