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★タイトル (GSA ) 98/ 6/ 3 0:47 ( 17)
三宮晴樹とその友人達(40) ハロルド
★内容
昼休みの教室にて、晴樹のクラスメートである小原譲治が晴樹に呟いた。
「日本代表の『顔』だったカズが外されたってのは痛えよなあ」
「ベテランの抜けた穴は、中田が埋めてくれるから大丈夫だって」晴樹は言った。
「うん、中田そのものは大丈夫だと思うんだけど」譲治は言った。「中田の『顔』
がちょっと心配なんだよ」
その会話を聞いていた響子が口を挟んできた。
「大丈夫と思うわよ」響子は譲治を睨んだ。「少なくとも貴方の顔よりはマシだと
思うけど」
「いや、そういう意味じゃねえんだよ。中田の顔の皮膚病を俺は心配してんだよ」
「再発しなきゃいいけど」晴樹は言った。「日本の司令塔が病気のせいでプレーに
影響が出るなんていうのはどうもね」
「なんか縁起悪いよなあ。中田の顔の皮が剥がれ出したりしたら・・・・」
「何よ?」響子が促した。
「フランスでプレーしたら岡田ジャパンの実力の化けの皮が剥がれる、を暗示して
るみたいで」
響子は腕組みをしながら、笑う譲治を睨んだ。
(98/06/02)