AWC 三宮晴樹とその友人達(5)           ハロルド


        
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★タイトル (GSA     )  98/ 4/15   0:18  ( 21)
三宮晴樹とその友人達(5)           ハロルド
★内容

 春休みがあけて、晴樹は登校途中で昨日のことを思い出していた。<あの二人ふ
ざけやがって>
「三宮、お早う」親友の内田善三が声をかけてきた。
「お早う」晴樹は気のない声で返した。善三は晴樹の表情を伺いながら話した。
「ピアース・ブロスナンが好きなんだって?」
 善三のその一言が晴樹の表情を変えさせた。しかし絶望の表情にだった。
「言わなくてもわかってるんだけど、誰に聞いた?」
「皆世ちゃん。でもこのことは他には絶対言うなって言ってた」
「もう頼むよ。耐えらんないよ」
「大丈夫。皆世ちゃんには僕から口止めしといたし、クラスで知ってるのは僕だけ
だからわかりっこないよ」
 そこへ悪友の柏原郁太郎がやってきた。
「オーッス。何話してんだよ」
「何でもないよ」
 郁太郎は、いきなり晴樹の前で歌い出した。
「ダンダダダン、ダダダ、ダンダダダン、ダダダ」それはジェームズ・ボンドのテー
マのメロディだった。
                               (98/04/08)






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