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★タイトル (GSA ) 98/ 4/14 1:34 ( 20)
三宮晴樹とその友人達(4) ハロルド
★内容
晴樹に部屋から追い出された友世が、晴樹に言った。「大丈夫よ。部屋で何して
たかは絶対言わないから」
「何のこと?」廊下でその様子を見ていた皆世が尋ねた。
「大したことじゃないよ」晴樹は、どうせ後でわかることなら自分から白状してお
いた方がいいと思いながら言った。「ただ僕が部屋でピアース・ブロスナンの真似
をしてたっていうだけの話だよ」
皆世は一瞬目を丸くして晴樹を見つめたが、やがて言った。「何だ、そんなこと
か。友世! 駄目でしょう、お兄ちゃんの部屋に勝手に入っちゃ」
「いいよいいよ。そのかわりね」晴樹は人差し指を唇に当てた。
「わかってるわかってる、大丈夫」友世は太鼓判を押した。
二人の従姉妹は部屋から出ていった。晴樹は一息ついて机に向かった。やがてド
アごしに二人の声が聞こえてきた。
「ピアース・ブロスナン!?」
「しーっ、聞こえるでしょ」
やがて二人の黄色い笑い声が晴樹の室内にまで響いた。
<本当に隠す気があるのか、おまえら> 晴樹は仏頂面をしながら思った。
(98/04/07)