AWC 確かに義務教育に問題あり   ヨウジ


        
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★タイトル (CKG     )  97/ 7/17  12:21  ( 98)
確かに義務教育に問題あり   ヨウジ
★内容

私の子供もこの春で中2と中1になった。
上が娘で下が息子。
それでこれまでに受けた印象は
「画一教育」「抑圧教育」ではないかということ。
教育委員会が発表する文書では個性を尊重する教育と書いてあったが
その中身はこれとは逆のようだ。
まず、服装がうるさく決められている。
服装は制服で買う店も指定されている。
上履きも指定のもの以外は絶対に許されない。
少し遠いが安い店があるがこれは許されない。
鞄も決められている。
鞄というより取っ手の長いスポーツバッグ状のものに決められている。
これはなかなか持ち難いようで
ある女子生徒が片方の取っ手だけを肩に掛けて
かったるそうに歩道を歩いていた。
このせいかどうかは分からないが
内の子のバッグは取っ手が破れてしまった。

バッグと言えば
娘は去年1年間、部活と称する陸上部に入っていた。
昔のクラブ活動は自由入部だったが
今のは強制でどこかに入らされる。
それで名称も変わったというわけだ。
小学校の時に足が速かったので私が勧めたのだが、
しかし、これが中途半端じゃない。
毎日練習で6時まで帰れない。
娘の言うには
時間を与えると不良化するからだと言う。
中学も隔週5日(月2回土曜休み)になっているが
この土曜も、それから日曜も駆り出される。
日曜早朝から駆り出される時には親は睡眠不足。
おまけに弁当は手作り以外認められない。
それから練習場が近くても自転車は認められない。
往き帰り高いバスと決められている。
遠い所は当然電車だが。
義務教育なのに貧困家庭にはきつい。
この結果娘の成績はガタ落ち。
一日に1時間しか机に座れる時間が取れなかったからだ。
手の運動のような宿題も出るし。
それから親子の触れ合いの時間がなくなった。
親子断絶。
家族なのに他人のような関係になった。
一番家庭が大事なはずなのに。
まるで将来陸上で喰って行くような中学生活となっていた。
だが、娘にはそこまでの才能には遠く及ばないことが分かった。
そんなことのために人生を犠牲にする理由はない。
それで我が家では陸上部は1年までで止めさせ文化部に移らせた。
クラブ活動は中学教育の学科の一部のはずだが
これでは他の肝心な勉強がまるで駄目が人間を作ってしまうことになる。

話を戻して
それから女子は髪どめの色や太さ何ミリまでもが決められている。
これには驚いたし反発さえも感じた。
それから通学路も決められている。
寄り道など絶対にできない。
檻の中の二十日鼠のように
毎日同じ道を行ったり来たりすることしか許されない。
その理由は近隣の中学との間で
喧嘩のあったことがあったというのが理由だそうだ。
しかし、通学路を替えないと
喧嘩になるような人間で良いのだろうか。
喧嘩になるなら道を替えよう的な発想で
真の教育になるだろうか。
あれは駄目、これは駄目と何もかも規制し個性を潰して
何も文句を言わない従順な良い子を作ることが本当に教育だろうか。
官僚の何もかもがんじがらめの規制で成り立っている行政のやり方が
そのまま義務教育の場に下りてきているという感じを受けた。
今日本は一応規制緩和を目差しているが
義務教育はこれとは逆の方向に進んで来たようだ。

こうした今の義務教育の抑圧された環境が
「苛め」や「登校拒否」や相次ぐ「自殺」や
それから今回の中3少年による小学生殺人首切り事件の
根本的な原因になっているのではないかと思った。
生徒を抑圧すればする程反発し不満が鬱積し
そのエネルギーが良からぬ方向へ爆発した結果だと思う。
抑圧・規制を厳しくすればする程
これに適応できない生徒が増えるのは当たり前。
それが苛めっ子になったり
仲間外れになったり
落ちこぼれ生徒を増やすことになっていると思う。

それからついでに
結果だけを見て
凶悪だからと少年の人権を奪って良いのだろうか。
本当は少年は今の義務教育の犠牲者の一人なのではないだろうか。
私が育った時代は遅番早番と分けなければならない程
生徒が何倍も多かったのに
先生は皆やさしく温かく人間味があって
「苛め」も「登校拒否」も「自殺」もなかった。
今は世の中も間違っているが
明らかに義務教育にも問題があると思う。


                       ヨウジ

P.S.テレビにも問題が多い。




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