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★タイトル (PFM ) 95/ 7/17 20:32 ( 59)
【地球環境】#953 風呂水清浄剤 >ねるめろさん Mary
★内容
ねるめろさん、RES遅くなりました。
>おいらも別に化学の専門家ではないが・・・確か、水道水に入れる塩素という
>ものは、「細菌の繁殖を抑えるために、しかたなく入れる」といった性質のも
>ものやったように思います。
>
>すなわち「有害だから入れないに越したことはないが・・ 飲用水としては、
>細菌が繁殖しないよーにせねば。しかし毒性は。しかし細菌が飲用水に・・」
>といったせめぎ合いのの元に、泣く泣く入れているものと思います。
>
>だから、飲用水として用いない場合は「そんなモノは改めて入れないに越した
>ことはない」と思います。
水道の普及により消化器系の伝染病(腸チフス、パラチフス、コレラ
、赤痢、疫痢)、トラコーマ、風土病その他の病気が著しく減りました
。乳幼児の死亡率も減りました。その他保健衛生上数々の恩恵をもたら
しました。平均寿命の伸びにも貢献しています。これはとても大事なこ
とです。水道水は汚れた河川等から取水しているのですから、現実の問
題として塩素消毒は必須です。(末端での残留塩素は何PPM以上という
基準になっています) ^^^^
>また、水道局では塩素投入は「既に濾過された水に」やっとる思ったが・・。
>有機物質をかなり除いたあとで塩素を入れる。これは、塩素と有機物との反応
>を極力抑える為の処置やと思います。
いえ、濾過により細菌は少なくなっていますが、より安全性を高める
ために塩素を使っています。
>トリハロメタンは、有機物と塩素との反応で出来るという話やから、塩素を入
>れる場合には対象物の有機物濃度を考えなければなりまへん。
>
>Maryはんの風呂の残り湯の場合、当然人体の老廃物(有機物)の濃度が高
>いでしょうから、そういう反応の確率の面からいえばちょっとやばそうです。
>
>まぁそれを投入して殺菌した「清潔な湯船に入りたい」という欲もわからない
>でもないですが、その結果発生する可能性がある余計な化学物質を下水に流す
>事がないようにした方がいいような気がします。風呂水清浄剤には、塩素だけ
>が入っているわけではないのですから・・。
有機物にも色々あり、どういう条件でトリハロメタンが生成されるの
かが不明です。風呂水清浄剤の単一成分である「ジクロロイソシアヌル
酸塩」では生成されるのかどうかということも不明です。それから生成
されるにしてもどれ程なのかということも不明です。また、排水される
先にも有機物がありますから、これだと水道水を排水すること自体が悪
くないかという話にもなってしまいます。そうすると水道の使用量が少
ない方が環境に良いという可能性もあります。結局、この話は水道水は
環境にどうかという話と同じになってしまうのではないでしょうか。
現在、世界中で異常気象が起こっています。ノルウェー、インド、中
国、北朝鮮に続き、今度はアメリカが熱波に襲われています。今年は日
本はそれとは反対に「冷夏」「洪水」の方ですから、水の心配はなさそ
うですが、またいつ去年のような猛暑・干ばつに襲われるか分かりませ
ん。この意味からも、都市に生活する人々が節水するということはとて
も大切です。毎日々々日本中の人々がすることですから、影響が非常に
大きいのです。
Mary(マリア)