AWC 【地球環境】我が家のエコロジー(2)私の洗濯法   Mary


        
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★タイトル (PFM     )  95/ 7/ 4  20:49  ( 97)
【地球環境】我が家のエコロジー(2)私の洗濯法   Mary
★内容

 私の家の洗濯機はちょっと凝っています。最初から全自動は駄目と決
めて選びました。全自動は水も洗剤も余計に使うからです。洗濯という
のは最初タオルやワイシャツや下着と言った白物を洗い、次に上着やズ
ボン、そして最後に靴下等汚れの酷い物を洗うという手順でします。こ
れを全自動洗濯機でやろうとすると、3回分の洗剤と水を使うことにな
ってしまいます。色が移ったりして余り良くありませんが、これを簡略
化しても最低2回には分けなければならないのです。だから全自動は不
経済ですし、環境にも良くないのです。
 そこで選んだ洗濯機は2槽式で洗いとすすぎが同時にやれるというも
のでした。従来の洗濯機の脱水槽に当たる部分ですすぎもできるのです
。脱水槽ですすぎから脱水までが自動的にできるのです。ここのすすぎ
は節水にもなります。でも、残念ながらここのすすぎには重大な欠点が
ありました。脱水を繰り返すので洗濯物が痛むのです。下着等薄いもの
がすぐにボロボロになってしまうのです。それでここはすすぎには使わ
ず脱水にのみ使っています。「なんだ、それじゃ意味ない」とお思いで
しょうが、その通りです。「洗いとすすぎが同時できる」には意味があ
りませんでした。従来通りの洗濯機で良かったわけです。でも、マイコ
ン制御で結構便利に自動化されています。何事もやって見ないと分かり
ませんからね。
 それでこの洗濯機を使った洗濯は次のような手順で行います。

 1.お風呂の残り湯をポンプで洗濯機に移す

 2.洗剤を投入し第1便の洗いだけをする

 3.第1便を隣の脱水槽に移し脱水を開始
   (ここの脱水はすすぎに備え良く洗剤を振るい落とすためです)

 4.第2便の洗いを開始

 5.脱水の終わった第1便を篭に移す

 6.第2便を隣の脱水槽に移し脱水を開始

 7.第3便の洗いを開始

 8.脱水の終わった第2便を篭に移す

 9.第3便を隣の脱水槽に移し脱水を開始
   洗濯槽は排水する

10.洗濯槽で第1便のすすぎをする

11.第1便を隣の脱水槽に移し脱水を開始

12.洗濯槽で第2便のすすぎを開始

13.脱水の終わった第1便を篭に移し物干し場へ

14.第2便を隣の脱水槽に移し脱水を開始

15.洗濯槽で第3便のすすぎを開始

16.脱水の終わった第2便を篭に移し物干し場へ

17.第3便を隣の脱水槽に移し脱水をする

18.脱水の終わった第3便を篭に移し物干し場へ


書き出して見ると随分複雑で大変のことのようですが、これはほとんど
洗濯機がやることで、人間は洗濯物を移したりボタンを押すだけですか
ら、見た目よりは楽にできます。それより干す作業の方が手間が掛かり
ます。これは全自動洗濯機でも同じことです。昔の人がタライと洗濯板
で一枚一枚手で洗っていたことを考えれば楽なものです。

 それでここでのポイントは

 1.お風呂の残り湯(再利用して捨てる直前の)を使い汚れを落ち易
   くしている。(NO.1)

 2.洗いは1回分の残り湯と洗剤で済んでいるので、節水と環境のた
   めにもなる。

 3.すすぎは前便の最終回の水から始めるので節水になる

 4.洗いと脱水(洗いの)が並行してできるので能率的
   (NO.2〜8)

 5.すすぎと脱水(すすぎの)と干すが並行してできるので能率的
   (NO.9〜18)


となります。どうでしょうか。全自動洗濯機は水も洗剤も無駄にします
。洗濯は日本中の何千万世帯で行れることです。「内だけなら」が積も
り積もると大変なことになります。下水に2倍、3倍の洗剤を流すのと
、1回分の洗剤を流すのとでは、環境に与える影響に非常に大きな違い
が出てきます。場合によっては排水が魚貝類等生物の棲む場所に流れ込
むでしょう。いえ、いずれにしろ海へは行くでしょう。洗濯のやり方一
つで環境に良くも悪くもなるのです。この洗濯方法は経済的でもあり、
今後とも堅持して行きたいと思います。(^。-)


                       Mary(マリア)

P.S. 全自動洗濯機の普及率は昨年には55.4%に増えましたね。




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