#4096/7701 連載
★タイトル (PFM ) 95/ 3/24 20:45 ( 51)
地球温暖化防止 −各国の利害− Mary
★内容
これもまた昨日の朝日新聞の記事からなのですが、「気候変動枠組み
条約」の各締約国にはそれぞれに利害関係があるようですね。
世界の二酸化炭素排出量の2割り以上を占める肝心なアメリカは
「我々の生活様式を否定することは、我が国家を否定することに通じる」
とガッカリすることを言っていますね。この「生活様式」とは大量生産
・大量消費・大量廃棄を意味するということです。他の先進15ヶ国で
目標を達成できそうだと昨年報告したのは僅か5ヶ国だそうです。
その中で4.8%を排出している日本は
「政府や産業界は、エネルギー利用の効率化、省エネ型機器の普及など
の努力をしている」
と言っているということですが、2000年の排出量の目標である90
年レベルより3%増えてしまうようです。
これに対して途上国側は
「まず、温室効果ガスを大量に排出してきた先進諸国が削減の約束を果
たせ。途上国が削減に乗り出すのはその後」
と言っているようです。まあ、これは当然でしょうね。
一方、産油国は各国が本気で取り組むと石油消費量が減ってしまうので
「新しい枠組み作りは時期尚早」
という立場のようです。
一番深刻な小さな島国は
「2005年までに、90年レベルよりさらに20%削減」
という案を提出をしようといているようです。これは当然ですね。日本
沈没じゃないですけど、国がなくなってしまうのですから。
まだ、小さな島国以外の国々は本当には事の深刻さが分かっていない
ようです。温暖化がもう少し進行し、洪水や渇水と言った災害、それか
ら森林や小麦等の農産物の不作等、世界的に経済や生活が無視できない
程深刻な状況に陥らないと各国政府は動かないのでしょうね。いずれに
しろ、今世紀末までにもう少し深刻な事態になるだろうと私は思ってい
ます。
Mary(マリア)
P.S. 地球人よ急げ! (^。-) (-。^) (^。-)